荻上チキ「ケータイ小説批評の批評だょ」 2011年02月23日21:30 担当者より:『社会的な身体』(講談社現代新書)などの著書で知られる批評家・荻上チキさんが、2008年に当時多数刊行されたケータイ小説を論じた書籍についてレビューした原稿です。当時のブームを改めて振り返ることができる内容ですので、ご一読のほど。 配信日:2008/07/16 2007年のケータイ小説ブームを受け、今年には「ケータイ小説批評」言説が多く出揃っている。トーハンの売り上げランキングを見る限り、さすがに昨年ほどの勢いはケータイ小説には見受けられないのだが、その一方で既に「あのブームはなんだったのか」という分析が始まっている模様。 今年発売したケータイ小説に関する書籍だけでも、次のようなものが並んでいる。 (1)本田透『なぜケータイ小説は売れるのか』(ソフトバンク新書、2008/2) (2)吉田悟美一『