アルマ望遠鏡を使った観測により、若い星うみへび座TW星を取り巻く円盤に有機分子メタノール(メチルアルコール)が検出されました。惑星の誕生現場であるこうした円盤にメタノールが発見されたのは、今回が初めてのことです。今回の発見は、惑星誕生過程における化学反応や、最終的に生命の誕生にもつながるような化学反応の理解を助けるものといえます。 うみへび座TW星は地球から約170光年の距離にあり、惑星が誕生する円盤(原始惑星系円盤)を持つ星としては最も地球に近い星です。このため、原始惑星系円盤の研究ではよく観測されます(注)。この星は、40億年以上前の太陽系とよく似ているだろうと天文学者は考えています。 オランダ・ライデン大学ライデン天文台のキャサリン・ウォルシュ氏が率いる研究チームは、アルマ望遠鏡による観測から、この星のまわりの原始惑星系円盤で気体状態のメタノールからの電波を検出しました。メタノールは
地上で何度も 宙返をしたり体をグルグル回転 させると、めまいや吐き気がしますよね。私も子供の頃はそれが面白くて何度も試しました。しかし、それを 宇宙(微重力下)でやったらどうなる のでしょう? そんな子供時代の疑問を解決するために、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在している 宇宙飛行士が体を張って実験 してくれました。 今回の実験を行なったのは、イギリスの ティモシー・ピーク宇宙飛行士 。彼はISSですでに6ヶ月近くを過ごしているので、すでに無重力環境での生活には慣れきっています。そして彼は 無重力下で宙返りをした後にめまいが起きないかどうか を試すために、同僚のティモシー・コプラ宇宙飛行士に体を回してもらいます。 動画を見ると、かなり高速で宙返りをした後でもピーク宇宙飛行士は「 全然普通だよ 」と 余裕の表情 です。本人も「アメージング!」と若干驚いていますが、いったいピーク宇宙飛
系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測により、これまで連星系に発見された中では最大のものとなる系外惑星「ケプラー1647b」が見つかった。1100日以上をかけて2つの太陽の周りを回っている。 【2016年6月15日 NASA】 ケプラー1647は、はくちょう座の方向約3700光年の距離に位置する、太陽より少し大きい星と少し小さい星からなる連星系だ。この連星系の周りに見つかった系外惑星ケプラー1647bは木星と同じくらいの質量と半径を持っており、惑星が主星の前を通り過ぎる現象(トランジット)を起こしている「周連星惑星」としては、これまで発見されているうちでは最大のものとなる。年齢は約44億歳で、約46億歳の地球とほぼ同じだ。 これまでに探査衛星「ケプラー」が発見した周連星惑星の大きさの比較(提供:Lynette Cook) ケプラー1647bは、これまでにトランジット法で確認されている系外惑星の
宇宙空間にできた「ゆがみ」が波となって伝わる現象、いわゆる「重力波」の2回目の観測に成功したと、アメリカを中心とした国際研究チームが発表し、今後のさらなる観測に期待が高まっています。 「重力波」は、ブラックホールなどの天体によって生み出された宇宙空間の「ゆがみ」が波となって伝わる現象で、アインシュタインが100年前に存在を予測し、LIGOが、初めて観測に成功したと、ことし2月に発表しました。 研究チームは今回、2つのブラックホールが合体するときに出た14億年前の重力波を新たに観測したということです。初めて重力波が観測されたのは去年9月で、2回目にあたる今回の観測はその3か月後でした。相次いで、重力波が観測されたことで、これまでの観測手段では見つからなかったブラックホールの分布や、今後の重力波の観測の頻度などを予想するのに役立つとしています。 研究チームによりますと、さらにまた、重力波が観測
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