発起人の一人である東海林毅さんは、ネット上の匿名投稿だけでなく、社会的地位のある人によるトランスジェンダーへの攻撃が目立つとして、「今こそ性的マイノリティへの差別に反対する態度と連帯を明確に表明することが必要と感じた」と語った。 国際トランスジェンダー追悼の日の11月20日、小説家や映画監督の有志たちが、LGBTQ+への差別に反対する声明を発表した。 小説家たちによる声明は、山内マリコさん、柚木麻子さん、李琴峰さんの3人が文責を負い、賛同者は51人に上る。 声明では、LGBTQ+、特にトランスジェンダーの人たちを標的にした差別言説が氾濫していると指摘。「文芸・出版業界にも、LGBTQ+当事者の方がいることは言うまでもなく、我々にとって他人事ではありません」とつづり、LGBTQ+に対する差別反対と、当事者への連帯・支持を表明した。 映画監督有志による声明は、小説家たちの声明に呼応する形で同日