ミャンマー国軍は1日午前、「軍が国家の権力を掌握した」と宣言した。与党・国民民主連盟(NLD)によると軍はこれに先立ち同日朝、同党を率いるアウンサンスーチー国家顧問(75)らを拘束した。ミャンマーでは昨年11月の総選挙結果をめぐり、与党と国軍の緊張が高まっていた。 ミャンマー国軍は、ミンアウンフライン国軍総司令官が政府トップになると発表した。軍はさらに、今後1年間にわたる国家非常事態を宣言したと明らかにした。 これに対してアウンサンスーチー氏は、拘束に先駆けて用意した書簡で、国軍の行動はミャンマーを独裁国家に戻すものだと批判。支持者に対して、この事態を「受け入れず」、「クーデターに抗議」するよう呼びかけた。
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