「孔雀グモ(写真はMaratus volans)」のオスは、メスとつがうために命がけで奮闘しなければならない。(PHOTOGRAPH BY JURGEN OTTO) 「スケルトラス(骸骨風)」や「スパークルマフィン(きらきらマフィン)」などの芸名をもらった「ピーコックスパイダー(孔雀グモ)」のオスたちは、動物界で並ぶものがないほど華やかな歌とダンスのショーで知られる。だが新たな研究により、彼らのショーの主な聴衆(つまり彼らが求愛するメス)は、そう簡単には努力を認めてくれないことが明らかになった。(参考記事:「クジャクみたいに派手なクモの新種、3種を発見」) 12月1日に科学誌「英国王立協会紀要B」に発表されたこの研究は、動物界のオスたちが1匹のメスの愛を勝ち取るためにどんなに必死に競い合うかを端的に示すものだ。 現在、さまざまな動物の求愛行動が知られているが、最近発見されたピーコックスパイ
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