テクニクスのアナログレコードプレーヤー「SL―1200MK6」 パナソニックは、高級音響機器ブランド「テクニクス」のアナログレコードプレーヤーの生産を今月に入って中止した。45年の歴史がある「テクニクス」製品の生産はなくなり、後継機開発の予定もない。グループ内には「パナソニック」ブランドへの統一の動きがあるため、愛好家らに長く支持されてきたブランドが消える可能性も出てきた。 テクニクスブランドのレコードプレーヤー「SL―1200MK6」のほか、DJ用オーディオミキサー、ヘッドホンなども今秋、生産を中止。CDや携帯型デジタルプレーヤーの普及で販売が減り、生産体制の維持や部品調達が難しくなったという。 テクニクスは、パナソニックの前身、松下電器産業が1965年に高級スピーカーに初めて使ったブランド。「SL―1200」シリーズは72年の発売以来、累計で約350万台を売った。同ブランドの今後