[CEDEC 2011]ゲームとコミュニケーションの関係を語るパネルディスカッションが開催。数々の取り組みによって探られる,ゲームとコミュニケーションの本質的な関係 ライター:徳岡正肇 CEDEC 2011の初日,ゲームとコミュニケーションの関係を語るパネルディスカッションが開かれた。女流プロ棋士,将棋AI「あから2010」の制作に携わった研究者,ソーシャルゲーム開発者などが並んだ異色の企画をお伝えしたい。 「どうぶつしょうぎ」の普及 北尾まどか氏 最初は日本将棋連盟のプロ棋士,北尾まどか氏の将棋についての話。氏は高校時代に将棋の魅力にとりつかれ,プロへの道を目指すことになったが,とはいえ「将棋は認知度が低かった」と語る。 今でこそ羽生名人のようなマスコミ露出度の高いスタープレイヤーがいたり,将棋をテーマにした漫画がヒットしたりと,知名度は上がっているが,「少し前には将棋にプロがいることす
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