自分のガンプラが仮想世界に現れ、バトルを繰り広げる——漫画「プラモ狂四郎」やアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」のような「ガンプラバトル」が実現に近づいている。BANDAI SPIRITS(東京都台東区)は、ガンプラ総合施設「THE GUNDAM BASE TOKYO」で、3Dスキャンしたガンプラを使ってゲームをプレイする特別企画「ガンプラバトルラボラトリー」を7月21日から実施する。 独自に開発したという3Dスキャナは、3つのカメラと複数のレーザーセンサーを備えたターンテーブル型。テーブルが回転しながら赤色レーザーでガンプラを計測し、形状はもちろんカメラが捉えた色やテクスチャーも反映して3Dデータを作成する。「開発当初はスキャン後のデータ処理に1時間から2時間かかっていたが、展示システムでは約20分まで短縮できた」(開発担当者)