http://d.hatena.ne.jp/kaien/20080829/p1 海燕さんがついにじすさんの小説に手を付けられました。よいことです。 ただし「最高傑作級」という言葉の意味するところを知っている人から見ると、海燕さんが手放しで誉めてるとはとても思えません。「次回作が楽しみの作家がまたひとり登場しました」とか、なんかもう余裕で営業モードじゃないですか! まだです。まだまだ、海燕さんを唸らせるには足りないのです。 実際問題として、『エレGY』一作から泉和良さんの作風はほとんどうかがい知れません。たしかに『エレGY』の表現力は相当なものですけれど、こういった作風は泉さんにとってむしろ特殊です。海燕さんの記事では「全男子必読の恋愛小説」なんてキャッチーな紹介がなされてますけど、これが泉さんの表現のほんの一側面であることを私は伝えておかなければなりません。 泉さんは、SFの人です。SF要