【サブタイトル「光る宇宙」】 『ガンダム』の原点のひとつである『無敵超人ザンボット3』衝撃の最終回が「燃える宇宙」である。ガンダムのクライマックスが本エピソードだという一種の「覚悟」のようなものが、サブタイトルからひしひしと伝わってくる。 【ギレンの秘書】 「技術顧問のアサクラ大佐からです」とギレン総帥を呼ぶ女の声。台本上は役名がないが、小説版と劇場版に登場するギレンの秘書セシリア・アイリーンだと思われる。 【手の震えの謎】 キシリアに謁見するシャア。作戦の話の前に「お前の打倒ザビ家の行動が変わったのはなぜだ?」と、キシリアはズバリ切り出す。シャアは自分の正体が知られた恐怖を「手の震えが止まりません」と表現するが、画面上では震えているように見えない。シャアは猿芝居を打っているのである。「胸中懐に飛び込めば……」という言葉のごとく自分をわざと弱い立場に見せれば、交渉を優位に運べると思っている