「1億円あげます」偽告知で誘導 サイト詐欺、被害2千人か インターネット上に「宝くじで当たった1億円をあげます」などと書き込んで有料サイトに誘い、現金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は18日までに、詐欺の疑いで東京都新宿区の会社員の男(27)ら2人を逮捕した。 サイバー犯罪対策課によると、男らは勤務していたIT関連会社のアルバイト従業員に対し、動画投稿サイトなどに「宝くじで当たった」「余命が短く、身内もいないので1億円をあげます」と書き込むよう指示。 書き込みを見た人が添付されたアドレスをたどると、有料の会員制交流サイトに入会するよう誘導される仕組みで、1億円の受け渡しなどについてやりとりさせることで、サイト利用料をだまし取っていたとみられる。 同課によると、2010~12年に全国の約2千人から約1億9千万円をだまし取ったとみられる。中にはメッセージのやりとりを1年以