鉄道・運輸機構は4月22日、西九州新幹線・武雄温泉~長崎間の車両走行試験を5月10日から始めると正式に発表した。開業まで残り5カ月、同新幹線の営業車両として製造されたN700S「かもめ」が初めて本線走行を行う。 試験期間は5月10日~6月16日の1カ月強。土木構造物・軌道・電車線・信号設備の機能確認を目的に、営業主体のJR九州と共同で実施する。 まず5月10日、新大村・諫早・長崎の各駅に初めて入線し、翌5月11日には武雄温泉・嬉野温泉の両駅に初入線する計画。期間中、実際に列車が走るのはのべ15日程度で1日1~3往復。走行速度は30~260km/hで、低速度から開始して段階的に速度を上げ、各種設備が機能するかどうかの確認を行う。