10月14日、安倍政権は2020年ごろまでに名目GDPを600兆円に押し上げる目標を掲げているが、潜在成長率を高めないまま強引に達成しようとすると、債務が急膨張するリスクも。ニューヨークで9月撮影(2016年 ロイター/MIKE SEGAR) [東京 14日 ロイター] - 安倍晋三政権は2020年ごろまでに名目国内総生産(GDP)を600兆円に押し上げる目標を掲げているが、潜在成長率を高めないまま、強引に600兆円を達成しようとすると、債務残高が急膨張するリスクも高まる。現在は0.3%程度まで低下した潜在成長率を当面、1%まで引き上げることを政策目標に掲げるべきだ。そのためには生産性の引き上げが必須項目であり、必要な政策課題を早急に詰めることを提案したい。