# Common Lispの多値とその実装達 ---------------------- [言語処理系勉強会 Vol.1 - connpass](https://connpass.com/event/104863/) === # About Me --------- ![κeenのアイコン](/images/kappa.png) * κeen * [@blackenedgold](https://twitter.com/blackenedgold) * Github: [KeenS](https://github.com/KeenS) * [Idein Inc.](https://idein.jp/)のエンジニア * Lisp, ML, Rust, Shell Scriptあたりを書きます === # 今日話すこと -------------- * 多値のこと * Common Lisp
先日のエントリの反応として、多値の批判をしているように受け取られた方がいました。 実際には、多値の批判をしているのではなく、Go言語の「多値とそう見えるけど違うものがある」という仕様を批判したものでした。 また、タプルにこだわっているという受け取り方をした方もいました。 このエントリでは、「タプルにこだわっているのではない、多値にこだわっているのだ」ということを説明しようと思います。 このエントリで出てくるコードは言及がない限り妄想上のもので、実際の言語のコードではありません。 長いから3行で。 スタックマシンと多値は仲良し。継続と多値も仲良し。 多値は多値、タプルはタプル、みんなちがってみんないい。 多値とは、カンマで区切られた単なる複数の値だよ。妄想だけどね。 これで満足して仕事に戻っていただいて構いません。以下オマケ。 多値とタプルの違い まず、多値とタプルの意味的な違いについてをは
Goの多値についての記事が人気のようで、この数日Twitterで多値の話題が賑わっています。 多値について本気で考えてみた 多値が話題になることなど、そうそうないですが、多値といえばやっぱりCommon Lispでしょう!、ということでLispと多値について書いてみます。 Lispと多値の歴史 多値といえばCommon Lispですが、最初の仕様のCommon Lisp(1984)でも標準の言語機能になっています。 Common Lispの人達は、普段から普通に便利に使っていますが、多値周りはシンプルなデザインなので使い方で混乱する、ということも特にないでしょう。 典型的な使われ方には下記のようなものがあります。 逆引きCommon Lisp: 多値 しかし、その多値機能ですが、Common Lispで初導入という訳ではなく、直接の祖先であるLisp Machine Lispにから輸入した
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