「はぁ…」 トレーナーに貰ったぬいぐるみを見つめながらため息を漏らした。ウオッカが海外遠征に行ってから約一ヶ月経った。その時間は、トレセン学園に入学してからずっと一緒に過ごしていたダイワスカーレットにとってとても長いものだった。「いつ帰ってくるのよ、ばか…」 そう呟いた時、突然部屋の扉が開いた。「ただいまー!」「ウオッカ!?アンタなんでここに!?」「なんでって…帰ってきたからに決まってんだろ。あれ?言ってなかったか?」 そう言うと、ウオッカは彼女のベッドに置いてある自分のぬいぐるみが目に入った。「お、オマエなんだよそれ!?もしかして…寂しかったのか~?」 ニヤニヤしながら詰め寄られて、思わず頬を赤く染めるスカーレット。「べ、べつにアンタなんかいなくても寂しくなんてなかったんだから!!」(とか、浅ェことおもってンだろうなァ)だが彼女はペースを崩さずかえって加速し、嘆息をどよめきに変えていく。