みんなの党は両院議員総会を開き、党の路線を巡る党内の意見の隔たりが大きく、衆議院選挙に向けて一致した行動を取るのは難しいとして、解党することを決めました。 みんなの党は、民主党との合流も視野に入れる執行部と、与党との関係を重視する渡辺前代表や、ほかの野党との連携を目指す議員らとの間で対立が激しくなっていました。 これを受けて、みんなの党は19日、解党の是非を議論するため、国会内で両院議員総会を開き、対応を協議した結果、党の路線を巡る党内の意見の隔たりは大きく、衆議院選挙に向けて一致した行動を取るのは難しいとして、解党することを決めました。 浅尾代表は両院議員総会のあと記者団に対し、「多数決の結果、13対6で解党が決まった」と述べました。 平成21年に結成され、自民党でも民主党でもない、いわゆる「第三極」として活動してきたみんなの党は、結成から5年で解党することになりました。
6日に成立した特定秘密保護法は、自民、公明両党に日本維新の会、みんなの党が加わった4党の修正で完成した。ところが最後は、自公だけで成立させる異例の展開に。維新、みんなは「与党の補完勢力」との批判を受けて立ち位置がぶれ続ける一方、自公は成立を急ぐあまりに野党を取り込めなかった。結局、いずれの党もダメージを受ける結果に終わった。 衆院では賛成、参院では退席――。最も対応がぶれたのはみんなだった。 「我々は修正案に賛成し、衆院を通した。しかし参院に行ってから、実に無謀な国会対応が行われた」。渡辺喜美代表は6日夜の会見で強調した。 渡辺氏は、衆院で賛成したときは「主張が受け入れられた」と胸を張っていたが、この日は一転、特定秘密保護法を「国民が大変不安に思っている。自由や民主主義が侵害される不安につながる」と批判。こうした揺れが一部の衆参議員の採決造反につながり、分裂の火種が残った。 維新でも、与党
渡辺代表も江田幹事長も退場!みんなの党両院議員総会 総会冒頭であいさつする渡辺代表(左)。この後、江田幹事長(右)とともに退席を命じられた(中央は江口総会長) みんなの党は25日、国会内で参院選後の両院議員総会を開いた。だが、野党再編などをめぐり対立する渡辺喜美代表(61)と江田憲司幹事長(57)に江口克彦総会長(73)が退席を命じるという、まさかの展開に。代表、幹事長の“2トップ”を欠いたまま、非公開で約1時間半にわたって議論が行われた。参院選で惨敗した民主党に続き、またも野党内での対立過熱が浮き彫りとなった。 総会が始まり数分後、突然、江田幹事長が席を立たされた。「いや~、びっくりした。私は解任? それとも新党でも作るのかな…」と戸惑いながら、足早に去った。続いて、渡辺代表も驚いた表情で会場を後に。「『退出してください』って突然、言われたんだもん。ハトが豆鉄砲を食らった、っていうのはこ
■渡辺喜美・みんなの党代表 日本の農業政策は統制経済。統制経済でうまく行った国はありません。ソ連も崩壊、相変わらず統制経済をしている北朝鮮はあの体たらく。日本はみずほの国だと安倍さんは言うが、水田農業、じり貧じゃありませんか。減反政策で高い値段でお米を買って、守ろうとしているのは誰か。農協ですよ。農協の既得権益を守ろうとしているから、農業全体がじり貧になるというとんでもない悪循環が行われている。 みんなの党は減反政策はやめさせる。やる気のある農家には直接支払いをすればいい。その方が税金の使い方としてはまともで、より少ないお金で農業を成長産業にすることができる。自民も公明も民主もしがらみだらけの政党。こういう人たちが日本をだめにしてきた。(熊本市内の街頭演説で) 関連記事「民主党とは違い、約束したことは守る」自民・石破氏6/30「組む相手、争点ごとに変える」 みんな・渡辺代表6/29みん
■渡辺喜美・みんなの党代表 わが国の持続可能な経済成長のためには女性のさらなる活用、社会進出が不可欠だ。ところが、自民党の女性政策は育児休業3年間に象徴されるように、女性の現場復帰をかえって難しくし、女性を社会から遠ざけることになりかねない危うさをはらんでいる。働きながら生み育てることのできる環境整備が重要だ。 みんなの党は出産、子育て、社会進出の側面から女性政策を考えていく。例えば、仕事と子育ての両立の受け皿として、保育の質を維持しながら、株式会社を含めた保育所の設置基準を緩和する準保育士の導入や、保育士要件の規制緩和。多様な働き方の選択肢として、短時間雇用の正規雇用制度や育休中にIT活用した在宅ワーク推進など、介護子育てを両立できる環境整備を目指す。少子化対策・子育て政策は中央集権的なやり方でなく、地域の実情に合ったものとなるよう、地方自治体の裁量を広げ、柔軟に対応する仕組みがある
■江田憲司・みんなの党幹事長 みんなの党は、議席を多少増やしてキャスチングボートを握ればいいという政党であってはいけない。参院選の後は、自民党に代わりうる一方の雄にならないといけない。政権交代可能な一角を占めるのが使命だ。みんなの党と日本維新の会が連携することに批判的な人もいるだろう。しかし「好きだ、嫌いだ」というのではなく、基本的な政策が8割9割、目指す方向が一緒であれば、対自民党で連携していく選択肢しかあり得ない(熊本市内での党の会合で) 関連記事みんな・江田氏、自民を批判 「自衛権の範囲、議論を」(5/11)「うちの米は市価の3倍」みんな・渡辺代表、田植え披露(5/11)公務員改革なき憲法改正はない みんな・渡辺代表(5/11)みんなの水野氏、川口氏に11年越しの恨み節(5/9)憲法96条改正へ各党が意見表明 衆院憲法審査会(5/9)
憲法改正をめぐる主な政党のスタンス 【石松恒】「選挙で審判を受けた後に、国民会議を設ける必要があるでしょう。もちろん国民会議は、96条改正賛成派で固めます」 トピックス・憲法特集 日本維新の会の橋下徹共同代表は4月23日、同党の国会議員らにこんなメールを送った。維新は、国会での改憲の発議要件を定めた憲法96条改正を実現しようと、有識者による「国民会議」の設置を提唱。夏の参院選で改憲勢力が3分の2以上集まれば、国民会議で結論を出し、一気に96条改正に進みたいと意気込む。 その2週間前の同9日には安倍晋三首相と首相官邸で会談し、96条改正を目指す考えで一致。数日後、自身のツイッターで「96条改正賛成派は国民を信じる。反対派は憲法が悪い方向に進むと懸念し、国民投票を避ける」とつぶやき、早速反対派を牽制(けんせい)した。 96条改正では昨年12月の衆院選で議席を倍増させたみんなの党も足並み
みんなの党の渡辺喜美代表は21日の記者会見で、来年夏の参院選への対応について「政策の一致が前提だが、選挙区のバッティングを回避するよう働きかける」と語り、野党間で候補者の調整を進める考えを示した。 渡辺氏は「非自民のすみ分けが絶対に必要だ。(そうしなければ)定数1人区や2人区はすべて自民党にとられる」と指摘。衆院選で選挙協力した日本維新の会だけでなく、民主党との連携にも言及。「民主党代表が誰になるかに着目したい。政策の一致する範囲で一緒にやっていく」と語った。 関連記事マヤ暦は5千年「日本政治は3〜4年」 みんな・渡辺氏(12/21)「維新に邪魔された」みんな・渡辺喜美代表(12/19)「憲法改正より公務員制度改革が優先」渡辺・みんな代表(12/18)「自民に漁夫の利与えてしまった」 みんな・渡辺代表(12/17)みんな・渡辺代表「維新の公約、苦心の跡表れている」(11/29)
■渡辺喜美・みんなの党代表 (衆院選では日本維新の会に)邪魔された。私たちの方が先に、2年も前から(選挙準備を)やっていた候補がいたから。選挙区によっては、みんなの党と維新の会を足せば自民党の上に行く、という選挙区はいくつもあった。本当におろかだった。完璧な漁夫の利だ。 少なくとも、すみ分けはきちんとやろうというのが、最初の合意だった。維新が太陽の党とくっついて、競い合って(候補者を)出してきた。コントロール不能な状況だった。(テレビ朝日の番組で) 関連記事自民4、みんな1 民主議席失う 栃木(12/17)みんなの党大幅増、影響力を確保 政策実現に意欲(12/17)渡辺喜美・みんな代表が当選 栃木3区(12/16)みんな・渡辺代表「維新の公約、苦心の跡表れている」(11/29)「維新候補、みんなの選に漏れた方々も」 渡辺喜美氏(11/27)〈乱流総選挙 各党に聞く〉「誰と」より「何を」
日本維新の会(維新)の、ギクシャクぶりが目立ってきた。16日の衆院投開票日に選挙結果を見守る開票センターについて、東京と大阪で別々に設置するというのだ。東京には石原慎太郎代表、大阪には橋下徹代表代行(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)が詰める。「石原氏ら、旧太陽の党と決別しろ」と求める、みんなの党との連携強化を進める動きもあり、選挙後に“協議離婚”する可能性が出てきた。 「僕らも次の日から仕事がある」 松井氏は11日、府庁内で記者団にこう語った。橋下氏ら「大阪組」は公務優先のため、投開票日に上京できないという。石原氏ら「東京組」は都内で開票結果を待つことになる。 1つの政党が開票センターを2カ所設けるのは超異例。石原、橋下両氏が個別に記者会見をすれば、「既設の原発は2030年代までにフェードアウト(消失)する」とした衆院選公約など、これまで問題視されていた発言内容の食い違いが再
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