ゾンビメークで映画に出演しませんか-。大阪府門真市で映画を通して地域の活性化に取り組むNPO法人門真フィルムコミッションが、ゾンビ映画の製作に乗り出した。映画タイトルは「門真市ゾンビ人材センター」。同市のシルバー人材センターが今年で40周年を迎えたことを記念した映画で、出演者は公募した市民やセンターに登録している高齢者たちだ。「まさかゾンビ映画とは」と関係者も驚きを隠さないが、出演者からは「別人になれた気分」と人気は上々のようだ。(小泉一敏) ゾンビ化教室 「これ、痛そうに見えるかな」「もっと流血させた方がいいんじゃない」 7月26日、門真市民文化会館の会議室で行われたゾンビメーク教室では、こんな会話がかわされていた。集まったのは、映画に出演する8歳~70代の男女24人。笑顔でメーク指導を受けながら、顔や腕に痛々しい「傷」をつけていく。 例えば、血のりは水で溶かして食紅で着色したでんぷんを