西オーストラリア、パース近郊のロッキンガム市にある中・高一貫校「Kolbe Catholic College」(以下、コルベ)取材レポートの最終回だ。これまで、同校のDirector of Innovation、萩原伸郎氏へのインタビューを中心にお届けしてきたが、今回は実際に学校内を見学させてもらいながら見つけた、学舎の姿について紹介する。 教室と校内の姿が変わった コルベのキャンパスは日本の学校の姿とは異なる。1,100人を数える生徒は、時間割ごとに、緑あふれる中庭を取り囲むように配置された教科ごとの建物を回遊しながら日々の授業を受ける。数学や理科、英語、さらには演劇や音楽の授業を行うステージの建物などもある。 この中で、図書館のスペースを訪ねてみた。 萩原氏は、生徒のiPad化に伴って、図書館の本を電子貸本サービスへ移行し、オープンスペースを拡げたと説明する。生徒はiPadからいつでも
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