Solaris 11 Expressから利用可能となったCOMSTARの使い方を解説します。 COMSTARはアクセス制御、ターゲットとLUのマッピングなど、非常に柔軟な設定が可能になっている反面、従来のiSCSI Target機構よりも登場するオブジェクトが多く少々複雑です。なのでCOMSTARを操るにあたってはまず登場オブジェクトの一覧とそれらの相関関係を理解しておくことが望ましいでしょう。 以下では最もシンプルな構成と応用的な構成の2つの例を挙げ、各オブジェクトの相関関係を図解しつつ設定方法を掲載しています。 最もシンプルな構成 接続先となるTargetを作成します。 [root@~]# itadm create-target -n iqn.2011-06.oracle:db Target iqn.2011-06.oracle:db successfully created zvol
