これを書いているのは2014年3月11日。 3年前のあの日、あなたはどこで何をしていましたか? 僕はあの日、自宅の2階の小さな仕事部屋で原稿を書いていた。午後2時46分ごろ(これは後で知った時間だったが)、大きな揺れが来た。しばらく机の端を両手でつかんで耐えていたが、揺れがおさまらない。恐怖から、机の下に潜り込もうとした。でも、「あ、これは少しみっともないな…」と思って、潜り込むのは我慢した。 揺れがおさまってからよく考えてみたら、部屋の中には僕ひとり。誰も見ていない。いったい、誰に対して「みっともない」なんて思ったんだろう。よく分からない心の動きだった。つまり、それほど気が動転していたのだ。 家の中を見て回ったが、被害はない。あんなに揺れたのに、本棚の本が数冊崩れ落ちていただけだった。 カミさんは小さな会合とかで外出していた。ま、同じ市内だし、自転車で出かけたのだから何とかなるだろう。
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