その技とは「身内に対して丁寧にしゃべる」こと、そして外部の人間に対しては相手が年下であろうとも敬語を使い、「さん付け」をするということだ。 これらを励行するだけで、どれだけトクをするか! 自身のステップアップのために、と分厚いビジネス書を読みあさったり、受験者数のやたらと多い資格を取ったりするより、はるかにお手軽で、即効性も高い。日本で仕事をしつづけるのであれば、「敬語」「さん付け」だけで、想像以上に他のビジネスマンと差別化ができる。 人間の感情は相対評価 私はビジネス書なんて自発的に読んだこともなければ、資格取得の勉強をすることもなければ、営業をすることもないまま、フリーランスとしての仕事を順調に獲得しつづけてきた。なぜ、そうしたラッキーな状況にあるのかといえば、基本的には「あの人には仕事を頼みやすい」と周囲に思ってもらえているからだろう。その基礎にあるのが「敬語」と「さん付け」なのだ。
