山口市の市立小学校で、5年生の男子児童1人に対する「意見」を、担任の40歳代の女性教諭がクラス全員に書かせ、その内容を本人に手渡していたことがわかった。両親は不信感を募らせ、男子児童を市内の別の学校に転校させた。市教委は7月、この教諭を文書訓告処分とした。 同校によると、6月上旬、ホームルームで「男子児童がうまく班になじんでいない」といった意見が児童から出たため、教諭が「(男子児童について)思っていることを書きなさい」と、意見を紙に書いて出させた。 教諭は、結果を「きたないことやめて」「話し方に気を付けて」「授業中まじめに」など9種類に分けてまとめ、3日後に本人と1対1で面談。紙を児童に手渡して説明したという。 これを知った両親は、男子児童と妹を転校させる手続きをとった。取材に対し父親(41)は「『悪口アンケート』と言えるもので異常。クラスの全員から悪いところを書かれ、誰も信用できな