見出しは演出です。asahi.com:朝日新聞のニュースサイト愛国教育を推進しよう - (元)登校拒否系 君が代は実はかなりかっこいい。日本国の「伝統」とされる軍歌や演歌の旋律・和声にありがちな「うざさ」が一切なく、非常に洗練され計算され尽くしており、それでいてシンプルな秀作である。君が代はいきなり、ハ長調でいうところの「レ」からメロディが始まる。これは、教会旋法でいえば、Dドリアンであり、マイルスデイヴィスら多くのジャズジャイアンツが好んだモード奏法であると言えるだろう(例えば、「ソー・ホワット?」や「マイルストーン」)。しかし、多くのモードのジャズチューンが8小節単位で旋法が変わるのに対し、君が代の場合は、中盤、1小節単位でめまぐるしく「Dドリアン→Aエオリアン→Dドリアン」を往復する。なんと複雑な和声進行なのか!つまりだ。マイルスデイヴィス登場の実に半世紀以上も前に君が代は洗練された