今の住まいに移ってから、ちょい置き棚を活用しています。この棚は玄関を上がった脇に、または階段の上り降り口に、あるいはLDKの壁際などに設けています。サイズはまちまちですが、通路にあるのは高さ70cm奥行15cmほど、LDKのものは高さ90cm奥行30cmぐらい。薄型のキャビネットや収納ワゴンを利用しています。
↑ ピンク色が「ちょい置き棚」です
外したアクセサリーや買ってきたストックなど、後で定位置へ持っていくけれどちょっと今じゃない、という時に置いたり、トイレの前でスマホを置いたり。LDKが2階のわが家で、2階から1階へついでに持っていく物を仮置きしても忘れる心配がありません。
飾り棚ではない、実用的なコンソールテーブルという感じでしょうか。クリスマスなどには一時的に飾り棚になることもありますが、普段は天面を空けておくのを原則にして、“ちょい置き”しています。
手軽にちょい置きに使えそうな棚
左:towerコンソールテーブル / 右:ニトリさんのキャビネット
小さいものを置いてもすぐ目に入る高さ。“うっかりさん”である私にとって、家の中で「見えること」がミスを防いでくれると前に書きましたが、この棚はその手段の一つだと思っています。
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またLDKでは、目を通すべき書類や子供の月謝袋など、片付けてしまうと忘れそうなものが日々発生しますが、この棚があることで中央のテーブルが占拠されることもありません。
トイレや洗面室の中ではなく前、LDKの出入口…常に行き来する場所にあることで家の中での行動がすんなり流れていくように感じます。置きっぱなしにもすぐ気がつくので、忘れてそのままということが減ります。今50代ですが、これから年を重ねていけばさらに助けになってくれるのではないかと思います。
思えば飾りでも実用でも、これぐらい高さの家具はとても使い勝手が良いと感じます。わが家の玄関収納は高さ90cmの低いタイプで、一年中飾り棚として役立っています。また実家では足腰が比較的元気な高齢の母が、造り付け下駄箱を玄関手すりの代わりにしています。位置や高さがちょうど良い具合。別途手すりを設けなくても、しっかりした造りの家具なら物理的にもさりげなく高齢者を手助けしてくれそうです。
ちなみに下の写真はTOTOさんサイトのものですが、手すりだけでなく、実はその下の棚が便座に座るときに支えとして効果的なのだそう。
棚や家具、場合によっては人生後半の快適な住まいのヒントになるかも、と思ったりします。