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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

忙しくて今朝は僅かな時間が作れなかった

2013年09月25日 | 小験

              

 とても忙しいといっても本業よりも障害審査の勉強の方なのだ(本業も少しづつ忙しくなってきている)。障害者には身体だけでなく知的あるいは精神障害の方も多い。この人達の判定が、今までの調査法と判定ソフトでは低く見積もられる傾向があったとのことで、新しく知的あるいは精神障害者を適正に評価する判定ソフトが開発された。

 そのお試し版を使い、狙い通りに判定が出るかどうかを、試しにやってみようということになったらしい。日頃の心がけが良かったせいか、それではお宅の市の第一合議体(私が所属する)で使ってみて下さいと白帆の矢が立った。

 このマニュアルは細かい字で126ページもある。これはホトゴウ(殆ど拷問)で、朝五時に起きて読ませていただいた。お陰でブログを書き損ねた。まあしかし、今度の判定マニュアルにはコペルニクス的転回があり、障害程度区分が障害支援区分に変わっている。これが中々よくできた味噌で、了解可能な変更である。どの程度の障害が存在するかよりもどの程度の支援を必要とする障害があるかと視点が変わっているのだ。これによって、知的および精神的障害者の支援必要時間をより的確に把握しようというわけだ。

 新方式で知的精神的障害者の判定がより的確迅速に出来るようになれば、結構なことだが、微に入り細にわたる力作に、何と言ってよいのか、成る程と思いながら、何か優先順位が違うではないかとも感じた。こうした優れたマニュアルを福島浜通り向けに作る必要がある。

 尤も、痛いところを突くと、よく言ったと褒めては貰えても、最果て関連会社に出向させられるかも知れない。

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トンカツ名の由来

2013年09月24日 | 旨い物

                    

 肉の好みは地域によって違うようだ。関西では肉と言えば牛のことで、関東では豚を指すことが多いと聞く。味覚の好みは幼い時の食生活と年齢によって大きく影響を受ける。所詮は好みの問題なので、何が一番とは決められないのだが、自分は最近牛が一番旨いと思うようになった。

 肉そのものの味ではやはり牛(和牛)が一番ではないか。牛の薄切りをさっと炒め、僅かな砂糖と醤油で微かに味付けたものは飯にも良く合い、秘かに一番旨いと思っている。

 その流れを組むすき焼きを賞味していた明治大正の日本人は豚鶏は二番三番と思っていただろう。そこですき焼きを出せない洋食屋の親父が智慧を絞って考え出したのが、豚カツではないかと想像する。肉そのものでは負けるが調理次第で牛に負けない味と、試行錯誤の結果生み出したのが豚カツで、しめたやっとこれで豚が勝ったと膝を叩いたのが豚カツなのだ。巷ではポークカットレットから転じて豚カツになったという説が定着しているようだが、豚カツを生み出した親父が豚勝つと快哉を叫んで豚カツになったという思いつき、本当の可能性が少しはある?。

 生姜焼きとトンカツは世界に誇れる日本の調理法というのは本当だと思う。

 

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リニア新幹線、マジ?

2013年09月23日 | 小考

                        

 リニア新幹線が実現に向けて動き始める。建設費は7兆円とも9兆円とも気の遠くなる金額で、半分以上がトンネルとなるらしい。夢の超特急の現実は本当に理解されているのだろうか?

 一体誰が乗るのだろうか?料金は幾らになるのか?その料金で採算は取れるのか?本当に磁力線は安全なんだろうか?どうしてあたかも当然決まりのように報道されるのだろうか?

 決定はリニア建設で懐が潤わない、欲と道連れでない人達で決めて貰いたい。十五年先には生きていない人達あるいは呆けている人達は一歩下がって、三十代四十代の人達が中心になるといい。

 人間の中には目標を設定すると実現のために反対する人をなぎ倒して遮二無二走り出す人達が居るから恐ろしい。

 北海道、東北、北陸、中国、四国、九州に住む人は試しにと乗りに来られるのだろうか。一県一停車駅のようだが、どれだけの乗降客が予想されるのだろう。岐阜羽島駅の五十年は参考になっただろうか。 

 省エネの時代に大電力を使って、そんなに急いで何をする。私には使うことよりも作ることが目的のように思える。

 リニア停電で浮力失い、摩擦熱でトンネ内で大火災、百二十人が亡くなる。想定外の落雷や直下型地震だったなどと言われてもなあ。

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マスコミ情報は一瞥で

2013年09月22日 | 小考

                   

「 堺雅人不満」と題して、堺雅人が多彩な人物を演じる俳優のブライバシーを暴いてキャラクターを前面に出されては俳優の仕事の支障になると怒っているように報道されている。ここにはマスコミの実像が図らずも出ている。不満と客観的のようでいて棘のある評価を含んだ表現には、ブライバシーを暴く報道のどこが悪い、人気が出たからと偉そうなことを言っていいのか、という鎧が透けて見える。

 他人の不幸は蜜の味は人間の持つ性と認めても、それを称揚はできない。芸能人は所詮ブライバシーを売っているんだろうというのは不正確で、そういう側面があり、それを売りにしている人も居るというのが正確な把握だと思う。 溢れる興味本位の情報は表題を流し読むだけで十分。

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自然災害とは違う放射能災害

2013年09月21日 | 政治経済

                     

 豪雨による水害であれば、菜っ葉服に長靴で視察して、これ見よがしに復旧作業を指示することもできよう。防災計画立案指示と見舞金で復旧の遅れを糊塗することもできよう。

 しかし放射能汚染は安倍首相がどんなに能弁でも、言い繕うことは難しい。なぜなら、自然災害と放射能災害とは全く異質だからだ。わかりやすく言えば焼夷弾と原子爆弾の違いがある。放射能は中和することが出来ず、煮ても焼いても減らない。何十年も何百年も何千年も祟る。徐染と言うのは言葉のまやかしで移染(単に移動集積)というのが正しい。

 安倍首相は放射能という物を分かっていて知らない振りをしているのだろうか。不都合な真実は知りたくないと、簡単な物理の講義を拒否しているとしたら、これほど恐ろしいことはない。放射能汚染水を完全にブロックなどできっこない。海に漏れ出た放射能をどうやってブロックするのか。言葉で誤魔化すのは止めて欲しい。そうして目を逸らせば逸らすほど、傷口は大きくなってゆくからだ。

 言葉を弄ぶのは容易い。ブロックするというのは八割方という意味、100%なんて言っていない。しかも私の任期中のことであとは次政権が考えることだなどと言い出すのではないでしょうね。日本のマスコミは言いくるめられても、外国のメディアは黙っていないだろう。

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