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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

春はまだ遠い

2014年12月18日 | 世の中

              

 十二月半ばに春は遠いとはとぼけたことをと思われるかも知れない。しかし忘年会で町に出て感ずるのは妙な淋しさだ。この印象には冷たく寒々とした印象を与える青色発光ダイオードや師走選挙で出足の悪かった夜の客足の影響もあるだろう。

 しかし根本的には財布の紐を締めて、不安定な明日に備えようとする庶民の動きを反映していると見る。お約束のアベノミクス効果と女性活用がどこまで実現されるか、国民は半信半疑否三信七疑なのだ。取り敢えず、備えておこうという気持ちが働いていると感ずる。 

 女性活用と言われるが公共の場での若い女性の問題点が目に付いてしまう。電車の中で仲間同士で傍若無人に大声でおしゃべりしている。降りようとしている客を待たずに乗り込んで来る。二十一二才にもなって、風邪で母親が付いてくるような頼りない男も困るが、付いてくるのも如何なものかと思う。

 どうも底上げがまだまだ不十分だと感じる。有体に言えば、大丈夫で期待できる人はきちんと居るのだが、そうでない人も多い。こっちの水は甘いよではなく、それではいけませんよと範を垂れる姿勢も必要と高齢者は考える。時代錯誤の説教爺さんと言われるかも知れん。尤も、実際に説教することは極めて希だ。

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印象派は好みだけれども

2014年12月17日 | 小考

           

 マネもいいがモネが好みで、印象派を愛でてきた。どうもこの印象という言葉がこの一群の絵画に相応しいかどうか難しいところだ。意味のある言葉に落としてしまうとそれに引っ張られてしまうので、場所や時代あるいは代表的な作者の名前を組み合わせた呼称の方がいいかもしれない。

 確かに印象派という言葉は納まりがいいとは思う。

 この印象と言うのは恐ろしいもので、アギーレ氏の八百長疑惑、どうもそうしたことをやりかねないご面相といっては失礼だが、ザックだったらまさかという気がしたと思う。尤もこれには、予断が混じっているかも知れない。

 公人だから引き合いに出しても良いと思うが、政治家の外見印象の意味はあまりにも大きい。小沢さんなんだか怖そう、石破さんなんだかぶっそう、海江田さんなんだか頼りなさそう。話し方も流暢ではなく、心地よさに欠ける。声も小沢さんはまずまずだが石破さんはもう一つ、海江田さんはよくない。引退した石原さんは今こそ瞬き爺さんだが、若い時はハンサムでそれだけで集票力抜群だった、今でも、安陪さん前原さん橋下さんなどは顔声話し方で、ずいぶん得をしていると思う。岡田さんも次期民主党の党首の候補のようだが、陰気な印象が抜けきれず、申し訳ないが不利だと申し上げなければならない。

 中身が大切、中身で印象も変わるとしても、なかなか其処まで届かない。マスコミには隠れた意図があることも多い。

 石破さんなどはちゃんと聞けば内容のあることを話しているのだが、少し回りくどいところがあり、ちゃんと聞いてくれる人は少なそうだ。石破さん野田さんは随分まともだと思うけれど、肝腎要の決断で間違えてしまった。日本の進路に影響があったという意味で責任は大きい。悪影響だったとすれば罪は深い。 

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責任は国民に

2014年12月16日 | 小考

             

 寒い日が続き、寒さが身に凍みるが口から出そうなのは、言うまいと思えど冬の寒さかなではなく政の危うさかなだ。フライングスタートで逃げ切り、後出しじゃんけんで白紙委任を持ち出してくる。アベノミクスを問うたはずで信任を得たのはアベノミクスだけ、だけんねと椎名さんも声を上げるだろう。

 志位さんは勿論、山口さんも権力の麻酔に痺れることなくブレーキになって戴きたい。谷垣さんも殿を諫めるのが真骨頂だったはず、暴走を食い止めていただきたい。

 結局、白紙委任していないと言ってももう遅く、これから起こることには国民が責任を負うことになる。

 毎日忙しい。たかだか25%増しの患者数なのだが、正直ぎりぎりのところだ。内科診療は会話が欠かせないので早く診るといっても限界がある。、俺は午前中百人診れると豪語する皮膚科のA先生のようにはいかない。それでも看護師と協力して六十人くらいまでなら診ることが出来る。要するに着替えとか移動に掛かる時間を介助して短縮させるのだ。いつまでこうした芸当が出来るか、いつか冬の繁忙期に引退を決意することになるだろう。尤も、完全に引退ではなく午前の二時間で七、八人の患者さんを診て、今日はお終いという理想の診療を夢見てはいる。

 

 

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小さいけれども、変化はあった

2014年12月15日 | 町医者診言

                 

 今朝は気持ちの良い朝だが、そうでない政治家も多いと思われる。

 国民の選挙への関心は薄く、代わるべき政党が見当たらなかったか、変化を選ばなかった。唯一、真の野党を自任する共産党が議席を増やした。これは国民の声を反映したものだと思う。選択されたアベノミクスがどうなるか、国民にも大きな責任が生じた。

 前閣僚留任のようだが、何のための選挙だったのかという疑問は今も残っている。

 解散宣言時に今回の結果を予想した政治評論家は居ないようだ。評論家は結果を解説するだけでなく、たかだか20日後のことぐらい正確に予想して戴きたい。

 どこかの国が与党が勝ったのではない、野党が弱すぎたのだと論評している。誠にその通り、議員数を減らした野党党首は全て辞任すべきだ。

 最高裁国民審査は有名無実、やり方を変えた方がいいと思う。

 自分は変わらず精一杯仕事をしてゆきたい。

 

 

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寒い朝、水面に映る影

2014年12月14日 | 政治経済
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 寒い朝、覆されたゴミ箱の脇に佇む黒いカラス。近づく足音に漸く飛び去る。雀が減り、カラスはしぶとく生き延びているようだ。

 盛り上がらない選挙はそのまま投票日を迎えた。唯一の発言の機会が、忘れられている気配がある。国民には投票以外に発言の機会はない。

 水面に映るのが否応の無い選択ということになる。

 アベノミクスを選んだということになるのだろうか。自分と家族を守ることを考えねばならないと感じている。

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