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団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

ステレオタイプの高齢男性像

2020年08月31日 | 老後の生き方

女性は主婦業や子育てを通し近所の友達をつくる機会が多いけれ

ど男性の場合、リタイヤ後は職場とも地域とも切り離されたまま

独に陥りがち、そして独居老人や近隣のコミュニティと疎遠な

人をすべて寂しい人、しい人と決めつける風潮が目立ち始めて

いる。

 

確かに孤立、孤独死と孤独にはあまりよくないイメージがつきま

う、しかし多くの人に囲まれてる人が幸せなんだろうか?多く

の人と交流してる人が精神的に満たされているとは限らない。

 

一人暮らしでも日々の生活に喜びを見出し充実して生きている高

も多いはずである、それなりに自分の居場所を確保してるの

にメディアは孤独にたいしては否定的な論調が多い、いわゆるス

テレオタイプの高齢男性像を作り上げてる。

 

実際寂しさを紛らわすために無理して人との関わりを持つことも

ないそれよりも自分の内面に向き合う時間を作るほうが大切、

さらにいえば自分と向き合うための必須条件こそ孤独であること

も確かなことである。


人との出会いは不思議なもの

2020年08月30日 | 人間関係

人間は生まれてから死ぬまで多くの人と出会う、血縁関係、近所、

小学校から高校そして大学、知り合う人はどんどん増えていく、

楽しい思い出、つらい思い出、若い時はやたらと友人が増え仲間

が増えていくものである。

 

 

学校を卒業して就職し、どの部署に配属されどんな人と知り合い

になるかは会社側の問題で本人の選択で決まることは少ない、転

勤も自分の意志で決まるわけではない、そこで知り合う仕事仲間、

人と人との偶然のかかわり、これが縁なのだと思うことがある、

もし会社の都合で全く別の部署に配属になってたら、まったく違

サラリーマン人生だったかもしれない。

 

 

そう考えると結婚だってそうだ、この世界に何億という男と女が

いるのになぜ私は妻と知りあったのだろう、妻も同じように思っ

ているだろう、ほかにもっといい相手がいたかもしれない、また

逆に他の相手でなくて幸せだったかもしれない、こればっかりは、

わからない、振り返ってみると人と人との出会いは不思議なもの

で、その出会いを縁として大切にすることが人生なのかもしれな

い。


劣等感は自分のバネになる!?

2020年08月28日 | 生き方

劣等感というのは誰でも持つ感情で劣等感を持ってる人のほうが

たない人より、はるかに多いことは確かである、容姿、貧困、

歴、職業など、あるゆる現象が劣等感の暗い穴で私たちを引き

りこもうとしている。

 

本当はこんなものないほうがいい、どちらかというと自分に責任

のないことで苦しめられることが多い、経済的貧困や肉体的条件

がそうだ、ただ劣等感というものは個人差の大きい心の働きの問

題でもある、例えば若い頃は劣等感で悩んでたことが齢を重ねる

にしたがって気にならないということがあるものだ。

 

例えば何かの点で人より劣ってて、自分は駄目だと感じたときは、

まず人と比較するのをやめたほうがいい、要は自分に自信が持て

ないから悩むわけだが、その基準はどこにもない、他人と比べる

のをやめると楽な気持ちになる時がある、劣等感は心の働きの問

題、自分だけに都合のいい人生などあるはずがない、逆に劣等感

をバネとして生きることこそ大切なのかもしれない。


人間生きることが全部である

2020年08月27日 | 生き方

「人間は生きることが全部である、死ねばなくなる、生きること

だけが大事である、生きるか死ぬか二つしかない、いつでも死ね

る、そんなつまらんことをやるな、いつでも出来ることなんか

やるもんじゃないよ」

 

これは明治時代の作家、坂口安吾「不良少年とキリスト」の

の一節である、この言葉に強い影響を受けた若い作家がいる、

ずきるりか、中学2年でデビュー、「さよなら田中さん」は10

万部のベストセラーになった、現在16歳高校1年生である、

ラリと光る言葉、そして小説家に必要な想像力と描写力が秀逸

ある、その彼女が坂口安吾の言葉に影響受けたように「さよな

田中さん」で素敵な言葉を投げかけている。

 

「悲しい時、腹が減っていると余計に悲しくなる、つらくなる、

そんなときはメシを食え、もし死にたいくらい悲しいことがあ

ら、とりあえずメシを食え、そして一食食ったらその一食

分だけ生きてみろ、それでまた腹が減ったら、一食食べてその

一食分だけ生きるんだ、そうやってなんとかでもしのいで命を

つないでいくんだよ」


安楽死について思うこと

2020年08月21日 | 

難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者に頼まれて殺害し

として医師2人が今月嘱託殺人罪で起訴された、女性は病気に

みSNSに安楽死を望む書き込みをしてたいうが日本では安楽

(積極的安楽死)は認められてない。

 

この事件に関しては「もし安楽死が合法だったら私も書類にサイ

していたかもしれない」「生きて苦しむか、死んで苦しみから

解放されるかの二者択一に陥り思いつめたのではないか、病を抱

えながら充実した生活を送る第三の選択肢、患者同士の交流があ

ば結末は違ったのではないか」という同じ病を抱えてる二人の

体験談が掲載された記事が印象に残ってる。

 

10年前に亡くなった私の父は晩年、気管切開をして人口呼吸器

につながれ、手にはミントがはめられた状態、痰がつまらないよ

う数時間ごとに痰を吸引、最後に対面したときは苦悶の表情の父、

さぞかし苦しかったのではと今でも延命治療を選択したことを後

悔してる、私自身72年も生きてると多くの死を見てきた、安ら

かな旅立ちが理想だけれど、私の経験ではそういう人は極めて少

なかった、賛否両論あるかと思う、しかし最期に苦しみから逃れ

る選択があってもいいのではないかと私自身は思っている。

 

 


実家に帰省したくない娘たち

2020年08月18日 | 子供

婦人公論の特集「女と実家」もう帰省をやめた娘たち、昔みたい

に居心地がいいわけではない、近頃足が遠のく理由がそれぞれあ

り、なるほどと思う内容である。

 

■2年前に母が足を悪くしたため大変だろうと兄夫婦が同居、し

かし義理の姉は家事が不得手、そのため家中雑然、台所、トイレ

お風呂、洗面所すべて汚く実家は義理の姉に汚染されてしまった

(自営業51歳)

 

■母は高齢になり以前の様に活動的でない、2階は物置状態でカ

の臭い、実家に行ってもリビングのせまいスペースに合宿所の

ように布団をしきつめて寝なければならない、もう帰りたくない

(53歳会社員)

 

■実家の部屋の片づけを押し付ける弟の嫁の作戦にへきへき

(会社員56歳)

 

事例を見ると親の高齢化もあるが他人が入り従来の実家のルール

が変わり居心地が悪くなることが足が遠のくなる要因のような気

する。


平均寿命は伸びているけれど

2020年08月17日 | 健康

平均寿命は伸びている、男性81.41歳、女性87.45歳、人生

50年といわれた昭和22年当時より30年も延びている、平均寿

命が延びたのは医療のおかげである、ただあと何年生きるという保

証はない、平均寿命や平均余命はあくまでも平均、その人の寿命は

末期がんでもない限り誰にももちろん本人にもわからない。

 

実際死は常に思いがけないかたちで襲いかかってくる、いつどんな

形でやってくるかわかったものではない、病気の問屋と言われた人

が90歳になってもかくしゃくとしてたり、スポーツマンで何一つ

病気をしたことがない人が突然病いで倒れ60歳そこそこで亡くな

ったりする場合がある。

 

だから本当にわからないものだ、それでも平均寿命にこだわり長く

生きることが人間の幸せだと思っている人が多いことも確かである、

しかし人間は必ず死ぬ、生きている限り必ず死ぬ、本当の人生は人

は必ず死ぬという事実をしっかり受け止めて今を生きていくのが人

生なのかもしれない。


言葉を引き出す相槌の難しさ

2020年08月13日 | 言葉

人間は言葉で理解しあうもの、それではどんな言葉が大切かという

と「言葉を引き出す相槌」 である、よく私たちは相手の話を聞き、

「わかった」とうなずく、その時相手は本当にこの人、わかったん

だろうか、口先だけの言葉ではないだろうか?と思ったりすること

はよくあることである。

 

それでは「わかった、わかった」と強めに二度いうのはどうか?と

いうとこれは逆にあまり信用されないという、一番は「わかるよう

な気がします」と言うと相手は言葉を多くし、コミュニケーション

としては効果があるという。

 

しかしこの答では相手にとって物足りないのではと思ったりする、

私としては「それは〇〇ということですね」といったほうが効果が

あるような気がする、それは相手のいったことに対して最低限の情

報と知識が必要になるけれど効果は期待できると思う、ただ言葉を

引き出す相槌は難しいことは確かである。


自己満足こそ生きる力になる

2020年08月07日 | 生き方

自分で自分を楽しませる、特に齢を重ねると日々の生活で大切だ

と痛感する、一瞬でも一日でも、ああ楽しかったと思えることが

あったらそれでいい、そのためには自分で工夫するしかない。

 

人生をふりかえってみると他人との競争の勝ち負けなど一瞬のこ

とほとんどの時間はひとりで走っている、人間誰でもひとりなの

だ、だから自分の評価を信じ、自分が満足すること、こんな素敵

なことはないし自己満足こそ生きる力になるといっても過言では

ない。

 

それは音楽、美術、映画、写真、旅行、スポーツ、野菜を作るこ

と、そしてブログ、なんでもいいはずだ、なければこれから見つ

ければいい、社会の価値観でなく自分の価値観を信じ、自分が楽

しみ、そして満足する、これこそ価値があると思って生きていき

たい。