備後人の私が福山市内の店で広島のお好み焼きを注文することはない。広島県南東部の福山(備後地方の中心と言ってよかろう)では「混ぜ焼き」が主流である。僅か1年半だが、広島市中区の下宿に居た頃は向こうの「重ね焼き」をしこたま食べたものだが、ソウルフードにはならなかった。広島県というざっくりした範囲で食文化を語ることは実に難しい。私は「重ね焼き」よりも美味しいと思う「混ぜ焼き」をずっと自ら作り続けている。さて話を元に戻そう。「混ぜ焼き」のメニューでよく注文するのは豚玉だが、めちゃくちゃ腹が減っている日には100円増しの「モダン焼き(そば)」にしている(広島でそばを入れないのは金欠の時だけだったな→懐が温かければ必ずいか天を入れた)。モダン焼きの語源(盛りだくさんなお好み焼きの略)は最近知った。発祥の店として大阪の...関西のモダン焼き