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絵本作家・内田麟太郎 公式ブログ 『広告する日記』 https://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida

「ともだちや」シリーズ等の絵本・童話・児童文学作家であり詩人でもある内田麟太郎のオフィシャルブログ。

このブログは日記です。 講演会予定・近刊情報・掲示板などは、ブログとは別の公式ホームページにあります。 http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/default.htm

内田麟太郎
フォロー
住所
羽村市
出身
福岡県
ブログ村参加

2010/06/11

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  • その地平線の手前で

    https://jpen-019.peatix.com/viewお化けと海釣りの構想が、三味線に乗り浮かれ調子で浮かんできています。少年・ガザうらみをわすれるのではないうらみをこえていくのだじぶんがしあわせになるためにそのときおまえはしるだろうそんなおまえをほほえむひとのいることをそんなおまえをだきしめるあたたかいうでをそのひとたちをそのひとたちはねがっていたのだおまえがはなのなかをあるいていくことをきのしたでくちびるをかさねていることをわがこをたかくもちあげることをうらみをわすれるのではないうらみをこえていくのでもないやさしくただやさしくじぶんのこころをだきしめてほしいのだそのあたたかいうででいのちでその地平線の手前で

  • 白い花

    午後から国立市にあるビブリオギャラリーへ。西村繁男さんの『じごくのラーメンや』(文・苅田澄子)の絵本原画展を見てきました。ああ、楽しんで描いておられるなぁというのがよく伝わってきました。聞きはしませんでしたが、衣装考証などしっかりなされたようでした。入り口で田島征三さんとすれ違ったようですが、両者気づかず。女性客で賑わっていました。午前中に詩を書き、ひと眠り。午後、国立へ。こころに家族をうばわれたきみはこころに爆弾をだいているその男に投げつけるためにまだ九歳なのにまだきみは見つめるがれきのあいだに咲いている一輪の花を白い花をきみは生きていく爆弾と白い一輪の花をこころにだいて信じられなくてきみは見つめる画面いっぱいにさいている花にいろとりどりの花にはてもなく風にゆれながらきみは生きていくいろとりどりの花と爆...白い花

  • オットセイ日和

    絵本『ともだちともる』(絵・黒井健文研出版)。販促用にこしらえてくださった絵葉書です。特別のことはありません。詩を推敲したり、新作で混乱したり。気がつけば夕焼けが。おっとっとなみだですぎてみずぶそくラムネをのんでおっとっとこころをすうすうかぜがふくあんこでふさいでおっとっとまたまた0てんしょうこをかくせすすんでごみだしおっとっとへいきんだいをおっとっとオットセイのおっとおっとっとオットセイ日和

  • 明日 発売です

    ポプラ社より、明日、発売です。膝の電気ビリビリより帰り、「鬼ヶ島通信」の詩を推敲。つづけて第10少年詩集の詩稿を読み返し5篇削除。ひと眠りし「かぜにふかれて」と悪戦苦闘。なんとかまとめたけど……。かぜにふかれてかぜにふかれてれてあるいていったかぜにおされてのぼっていったよいしょ。よいしょ。かぜのことばをききながらさんちょうにもかぜはふいていたこんにちは。こんにちは。かぜとかぜとはあいさつしたとおくのやまでもかぜはふいていたくもがゆっくりうごいていたおかえりなさい。さるすべりのはながちいさくゆれたただいま。ぼくはかぜのことばでいっていたこころがゆらゆらゆれている明日発売です

  • 菫の花咲くころ

    午前11時30分まで眼科。帰宅し「カクテル」を仕上げ、あったかい素麺を頂き昼寝。起きて詩誌を読みながら礼状を。それから詩「となりの人」初案を。『鬼ヶ島通信』の作品で、課題は「SF」。これから推敲になります。菫の花咲くころ

  • あこがれの堀内誠一展

    まさか自分が絵本界の住人になるとは夢にも思わない頃、長女が園から『ぐるんぱのようちえん』をもらってきました。おしゃれ!その絵も、文章のレイアウトも、とびきりでした。1日、その「堀内誠一展」をムジナ観てきました。立川市にあるPLAY!MUSEUMです。その多才な才能、イラストレーターとしての繊細にして大胆な描写力。時代を作っていく感性。天才だなぁと思いました。きっと北斎も歌麿もこんな風に一世風靡した人なのでしょう。2日。マンションの大規模修繕工事も終わり、依頼された工事会社への感想文を書いていました。ひと眠りして、また管理組合のミニポスアターを一枚。ぼんやり春のカクテルが浮かんでいます。あこがれの堀内誠一展

  • 楓さんの絵

    文芸社の企画絵本『かおりちゃん』をご一緒している楓真知子さんの絵です。いいでしょ。一昨日から体に力が入らなくて、ただボー。(これは、なんなんだ)。やや不安。それでも詩を書いたり、マンション管理組合の広報を作り、全戸配布。そのあたり(推定午後4時頃)でハッと気がつきました。咳止めの薬のせいだ!あんぽんたん。ぽぽたんぽぽたんぽぽたんたんぽぽがうたっているぽぽたんぽぽたんたんぽぽがはねているぽぽたんぽぽたんたんぽぽがかけていくぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽたんぽぽはわらっている楓さんの絵

  • ともだちのブログ

    ともだちのブログに「つれづれなりままに」というのがあります。そこから生まれたことば遊びです。咳の薬が効いてきたのでしょうか、少し楽になってきました。一昨日は咳で一日の半分のエネルギーを奪われた感じでしたが。来週にはニッポンの夜明けが来るでしょう。ともだちのブログ

  • 赤彦の童謡

    珍しい本を読みました。自分の不勉強をさらすようですが赤彦の童謡は初めて読みました。赤彦のそれがあまり知られていなかったのは、曲の付くのを好まなかったからのようです。著者は赤彦と伯父・姪の間柄の藤田郁子。版元はSINJUSHA。初版・千九九六年十二月十七日。病院とマンション管理組合で全エネルギーを消耗。楓真知子さんと絵本をご一緒します。タイトルは「かおりちゃん」。文芸社の企画出版です。赤彦の童謡

  • 鳥啼き魚の目に泪

    なんだか面白いメールの多い日でした。べつに出版が決まったり,重版の知らせがあったわけではないのですが、「へ~」と驚いています。鳥啼き魚の目に泪

  • 遊芸稼業

    故郷大牟田は雪になりそうです。もしかしたら羽村もちょっぴりと。というわけで?今日もことばで遊んでいました。こういうのを遊芸人というのでしょうか。遊芸稼業

  • すすき野

    頼まれてもいないのに、絵本化進行中「わらうことば・あそぶことば」の、第二巻用の作品制作を開始しました。むろん徒労に終わらせないつもりで。昨日25日は心臓の定期診断へ。同じ薬を頂きました。私はいくらでも眠れる人で、また眠ってもいるのですが、絵本館のブログを読んでいたら高畠純さんもいくらでも眠れる人とありうれしくなりました。眠いときに眠らないと筆を持つ手に力が入らず、またアイデアも。ああ、同志高畠純。我らはナマ・ケモノなのだ。すすき野

  • あそぶことば

    今日は、うれしい知らせが四つありました。三つは絵本テキストに関する返事で、すでにひとつは画家さんの元へテキストが送られていました。ひとつは、まだ秘密で書けません。絵本テキストの肩の荷が下りたので、また、わらうことば・あそぶことばを再開したく思っています。あそぶことば

  • おおきな うんち

    絵本テキストひとつ。うれしいご返事を頂きました。今日は、うんちの絵本テキストを書いていました。品があること。スケールの大きなユーモアがあること。ロングセラーの資格をもっこと。この三つを叶えるようなものと考えながら書いていました。おおきなうんち

  • 絵本「はるが もぞもぞ」 もうすぐ発売です

    「はるがもぞもぞ」銅版画・南塚直子文・内田麟太郞ポプラ社1500円+税発売・2月5日きれいですかわいいですはるのえほんです。本日の散歩は4500歩でした。郵便物四つと、子ども愛樹祭入選作の感想を書き、絵本の素を書いていました。東京は晴れ、富士山が真っ白です。絵本「はるがもぞもぞ」もうすぐ発売です

  • カフェ・スノードム 石井睦美・文 アリス館

    5篇の短編で構成された短編連作です。その始まりの一篇を読んだとき、私は次の作品を読むのをやめました。これは続けて読んではいけないのだと感じたからです。それほどおいしいお茶とケーキを頂いていました。毎晩、一篇ずつ丁寧に読んでいきました。その文章のふくよかさと隠喩をご馳走になりながら。その家の名はカフェ・スノードーム。主は、とても太ったひとのタマルさん。といってもカフェではありません。また訪ねていってもどこにもありません。探し物をしている自分のこころだけが出会うカフェですから。いいえ、自分は何も探してなかったつもりでも、こころが探していたところです。ただ一度だけ、タマルさんが自分から呼んだことはありましたが。少女は、少年は、自分が探していた大切なものに出会います。その答は少女にも少年にも明示されません。感じる...カフェ・スノードム石井睦美・文アリス館

  • 絵本編集者が選んだ2024年のベストスリー

    『イラストレーション』2025年3月号「絵本編集者が選ぶ2024年この絵本」で五人の編集者のうち三人の方が『ひとのなみだ』(絵・nakaban童心社)を挙げてくださいました。三回も出てくる絵本は、この本だけでした。選んでくださった編集者は、木村真、筒井大介、村松茂さんです。感謝しています。午前中に絵本の素をひとつ仕上げ、午後から新作絵本のテキストをひとつ書きました。「おもしろ~い」と気に入っています。明日はこのテキストの推敲をしましょう。絵本編集者が選んだ2024年のベストスリー

  • 横着者賛歌

    日曜なので、こんなものひとつ書いてごろごろしていました。宿題(絵本テキスト)が三本あるので、明日からぼんやり考えはじめます。人様から見たら暇人の横着に見えるんでしょうね。このぼんやりが一番大切なんですが。ザ・キャビンカンパニーさん。故郷の大分(OpAm大分県立美術館)で大絵本美術展・堂々賛歌がはじまります。2月7日からです。横着者賛歌

  • 奥州市水沢の人

    岩手日報(12月12日)です。絵本『ともだちのなまえ』(彫刻・はしもとみお教育画劇)の感想文を書いてくれた沼倉充輝さんが最優秀賞に選ばれました。お目出度うございます。水沢は亡き詩友阿部圭司(慶司)の故郷です。もしかしたら同じ小学校かなぁと空想しています。絵本『あのねあのね』(絵・山﨑おしるこ303BOOKS)の最終色校が届きました。私はOK。印刷・製本が始まります。これから愚夫の会に行ってきます。愚か者ばかりの会です。詩と言うよりも、ことば遊びを書きためています。そのひとつです。ゆきちがいゆきおとこあいたくてあいたくてゆきおんなのいえへいそいだゆきおんなあいたくてあいたくてゆきおとこのいえへいそいだゆきふるまちをゆきふるまちをタクシーがゆきちがう奥州市水沢の人

  • たかが鷹狩り

    東京・国立市ビブリオギャラリー2月6日(木)~2月16日(日)西村繁男絵本原画展『じごくのラ-メンや』(←詳細はこちらより)西村さんの在廊予定はは、6/9/16日の午後になっています。こんなものを書いただけで、あとはごろごろしていました。朝に散歩と膝の電気ビリビリには行きましたが。たかが鷹狩り

  • 情報解禁

    吉本のお笑い芸人山﨑おしるこさんとのコラボ絵本。情報が解禁になりました。こちらから、どうぞ。LPhttps://303books.jp/anone/PRTIMEShttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000053892.html昨日、東京上野で、第34回世界子ども愛樹祭コンクール応募作品の最終審査がありました。審査委員は安部龍太郎(小説家)、黒木瞳(女優)、長野ヒデ子(絵本作家)、ジャンヌ・マリー(大倉デザイナー)のみなさん、と私でした。家を出たのが午前十時。帰宅が午後十時。これからマッサージと鍼に行ってきます。情報解禁

  • 情報解禁

    吉本のお笑い芸人山﨑おしるこさんとのコラボ絵本。情報が解禁になりました。こちらから、どうぞ。LPhttps://303books.jp/anone/PRTIMEShttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000053892.html昨日、東京上野で、第34回世界子ども愛樹祭コンクール応募作品の最終審査がありました。審査委員は安部龍太郎(小説家)、黒木瞳(女優)、長野ヒデ子(絵本作家)、ジャンヌ・マリーのみなさん、と私でした。家を出たのが午前十時。帰宅が午後十時。これからマッサージと鍼に行ってきます。情報解禁

  • もうすぐ情報公開

    明日は都内へ出張ということもあり、のんびり昼寝をしていました。当然、八十三歳翁はへとへとになりご帰宅されますので、明後日は朝一で鍼チクチクのメンテナンスを入れてあります。老人の仕事にはメンテナンス量も加算し仕事は依頼しましょう。ちなみに私は五千円です。(^_^)そのメンテナンス日(15日)には、絵本をコラボした吉本の芸人さんがどなたで、どんな絵本かの情報も公開されます。また3月2日に神保町ブックカフェーで、二人によるサイン絵本お渡し会も。発売数日前のサービスですが、取次もPRとして認めてくださっているのでしょう。3月2日は神田へどうぞ。もうすぐ情報公開

  • 本多劇場で「りぼん」を観た

    昨年11月。私の住む羽村市で、伝統文化交流事業としてアイヌの伝統芸集団ニンチュプの公演がありました。羽村市生まれの作曲家・ピアニスト矢部優子さんとのコラボで。その時に、わたしの詩を矢部さんの作曲演奏で、アイヌの歌姫豊川容子さんとお嬢さんが歌ってくださいました。そんなご縁で11日、アイヌ出身の宇梶剛士さんも出ておられる「りぼん」を、本多劇場で楽しんできました。もちろん矢部さんと交流事業の応援をしてくださった市会議員石居尚郎さんも。下北沢では、豊川さんのお連れ合いの川上将史さん、息子さん、お嬢さんと楽しい食事を。川上さんはウポポイ(北海道・白老町)でアイヌの伝統文化を伝える仕事をしておられます。伝統芸集団ニンチュプの仲間としても。芝居「りぼん」に、人目がなかったら私はきっと泣いていたでしょう。作・演出の渡辺え...本多劇場で「りぼん」を観た

  • 足らないの

    編集・発行/日本児童文学者協会発売/小峰書店定価1100円林木林、はたちよしこさんら6人の詩が掲載されています。はらまさかずさんの絵本時評に、絵本『ひとのなみだ』(絵・nakaban童心社)が取り上げられていました。nakabanさんの絵にも的確な視点が。感謝しています。小手鞠るいさんがエッセイ「児童文学作家を目指すあなたへ」で、作家になりたければ電子書籍で読んじゃ駄目。それは言語道断、愚の骨頂だと断言されています。読めばその理由に、作家を目指すあなたは頷けることでしょう。次号は「詩がおもしろい」。10年ぶりの詩の特集だそうです。私もエッセイ「詩のことば絵本のことば」を書いています。遊ぶ詩で、終日あれこれやってましたが、いずれももう一つ。足らないんですねえ。足らないの

  • なみのなみだ

    あそぶことばを4篇書きました。これ以上書くと脳がヒートするので休みましょう。小公園をいつも三周していますが、今日はうっかり四周してしまったようです。お風呂での秘密ストレッチが効いたのかな。絵本「おばけの花見」(絵・山本孝岩崎書店)15刷が届きました。この季節になると必ず重版してくれます。山本さんと編集者島岡さんへの感謝は当然ですが、みなさん、ありがとうございました。なみのなみだ

  • 試供品かしら

    朝一で散髪に。帰宅して詩を書こうとしたら某社より不思議な依頼が。絵本なんでしょうが私の視覚詩「の」を見てのご注文です。詩と言うよりもユーモア絵本なんでしょう。というわけで、試作品「か」を。試供品かしら

  • ご尊顔~。

    父のご尊顔です。最右列の下から二番目。本の発行日からすると四十一~四十二歳でしょう。額が最上一平さんをしています。この遺伝子は五男と六男に伝わっています。創元文庫『日本詩人全集』第七巻昭和篇(2)昭和二十七年十二月十五日初版わが愛読書でした。一冊目は故郷の雪隠に落とし、二冊目は引っ越しで紛失、三冊目のこれは三十代の始め、杉並の古本屋で求めました。まだ日本の古本屋(ネットショップ)などない時代です。木山捷平、小熊秀雄、金子光晴、B丸のK、新井徹などの作品が読めます。ことばタンポポはだれもよばなかったはずなのにこどもたちがかけてくるむくちなきみのこころにもメロディーはながれているだれもいないとくちずさんでいるうたのよんでいなくてもよんでいるこころがあるよばれなくてもよばれたひとがいるきみのおもいにことばよりも...ご尊顔~。

  • 2024年の絵本

    聖教新聞2024/12/10号童心社の西尾薫様より絵本『ひとのなみだ』(絵・nakaban)の掲載紙誌が送られてきました。掲載誌は月刊「MOE」です。もう一誌は発売前情報なので、残念ながらここまでということで。いずれもこの一年を振り返り選ばれた絵本でした。世界子ども愛樹祭コンクール応募作品(詩・作文)を読んでいました。2024年の絵本

  • 清水ひさし詩集 生きものたち

    清水ひさし詩集生きものたち画家・徳升寛子コーシン出版定価・1320円低学年から高学年までを読者にした詩が、それぞれに章立てしてあります。高学年の詩には、悔しい昭和の男の自己表現を感じましたが、少年詩はそんな「自己表現」を越え、ただ創造であってほしいという願いが、近年の私にはあります。でないと、いつまでも少年詩が少年時代の思い出詩という引力圏を脱出できないからです。そんなわたしがすきになった、美しい詩です。つゆくさのはなそらのいちばんふかいところでそまったようなつゆくさのはなのいろですうちゅうのたびのとちゅうちきゅうへおりたちはねをやすめるしじみちょうのようなつゆくさのはなのかたちですどこかへながれつづけるそらのどこからかきてこごえたはねをおひさまにあたためてもらっているようなつゆくさのはなのふるえです雑用...清水ひさし詩集生きものたち

  • 人類を救う

    そりゃあ、淡路島は大騒ぎさ。もちろん奈良や和歌山からも、貸し切りバスで来るんだろうな。今日は子どもたちの作文(世界子ども愛樹祭コンクール)を読む日でしたが、賀状に追われ予定がガタガタに。賀状をくださる方のお気持ちはうれしいのですが、来年からはお控え頂けると助かります。あなたの非情が人類(私のこと)を救う。(^_^)人類を救う

  • のあそび

    本年の書き初めでしょうか。大牟田市ともだちや絵本美術館は、初日からにぎわっているようです。ありがとうございました。画像は昨年暮れに子どもたちが描いたヘビです。クロネコ便が届くというので、初詣は明日にして、ごろごろしていました。のあそび

  • まずは遊びから

    詩の推敲と削除で、作品を書くのは休んでいたら詩の書き方を忘れていました。駄詩でも書いていなければいけないのだと改めてわかりました。(少年詩を、真面目な作品で出発するのはいやだなあ)と、まずは遊びから。例のごとく例のように、年頭の挨拶も賀状も休ませて頂きます、「おめでたい加齢ね」とおゆるしください。よい年をまずは遊びから

  • アーサー・ビナードさん

    解放出版社の綱美恵様より、うれしいメールがとどきました。非戦絵本『ひとにむかって』(絵・ひぐちともこ)の英文翻訳を、詩人のアーサー・ビナードさんが引き受けてくださいました、と。ビナードさん、ありがとうございます。英語圏で出る絵本ではなく、日本語版の絵本にビナードさんの英文が併記されます。むろん英語圏でも出ればと願っています。691枚あった詩稿?を「駄作!駄作!」と97枚まで削除できました。はじめは「とても無理だ」と思えましたが、今日は迷うことなく67枚分棄てられました。理由は駄作にあふれる厚い詩集を読まされる身を考えたら、申し訳なくなってきました。こちらも大事なことなのですが、厚い詩集はそれだけお金も掛かります。あと数編削除したら終わりにしましょう。光がほのかに見えてきました。アーサー・ビナードさん

  • この本だいすきの会

    後列左より後藤仁、内田、長野ヒデ子、浜田桂子、木村研さんと会員の方(4名)昨日26日は千葉の市川市で、この本だいすきの会暮れの集会でした。例のごとく三人のアンポンタン(通称3ポンタン・高橋秀雄・最上一平・わたし)で参加してきました。写真は一平さんの後ろ姿です。二平さんといたずらしたのは高橋さんだそうですが、三と加筆された方はどなたでしょう。今年は、石津ちひろさん、林木林さんと詩人の参加が目立ちました。吉本の芸人さんとのコラボ絵本、表紙のデザインも届き校正が終了しました。情報解禁は1月15日(予定)。二人の対談も企画されています。今日は昨日の市川疲れで、はろひろへ~。詩9篇削除して横になっていました。この三年ほどで書きためた900枚ページほどの詩稿を「駄作、駄作!」と削除しています。現在75%を削除、80%...この本だいすきの会

  • 少年銀河

    「子どもの本棚」1月号日本子どもの本研究会定価500円特集子供たちとユーモア絵本・ナンセンス絵本を楽しむ「すーっ」とはいってくる長新太のナンセンス/土井章史小さい子供たちが教えてくれたこと/石津由美みんなが大好きな絵本/清水アイン「キャベツくん」をよんで/大橋優依ナンセンス絵本考初心者入門編/米田久美江私のナンセンス絵本論/内田麟太郞雑用をしながら詩集用の詩の推敲と選択をしていました。作業開始から今日まで、75%強を駄作として削除していました。目指せ!80%削除!削除が、やや快感になってきました。詩集の題は「少年銀河」です。(^_^)少年銀河

  • 聖教新聞電子版に

    嬉しいものがありましたので。〈読書〉2024年印象に残る3冊㊤吉岡忍氏吉田太郎『シン・オーガニック』ハン・ガン『別れを告げない』田中大介『電車で怒られた!』児玉ひろ美氏きくちちき作『あらしかみなり』内田麟太郎文・nakaban絵『ひとのなみだ』え=大石可久也『あさいち』#聖教電子版seikyoonline.com/article/5C3012shogitoworld!ボンクラ将棋ファンだけど@shogi_to_world2詩稿の第三回目の推敲・選択をしていました。作業しながら半分ほどは捨てたでしょうか。第一回の作業に比べて捨てるのに思い切りがよくなっているような気がします。第四回の推敲・選択を終えたUSBメモリーをムジナに預けておけば、なにがあっても一安心です。心にも体にもいいにちがいありません。ほいほい...聖教新聞電子版に

  • 詩友の絆

    詩稿推敲の第一次作業が終わりました。その三分の二を駄作として捨てました。これから第二次作業に入りますが、また、半分ほどは捨てることになるでしょう。自分にあきれると言うこともありますが、どんな作品が駄目だったのかと、いい勉強にもなりました。敗戦間際に菊池川のほとりに疎開していました。三家族総勢十一人の家族を迎えてくれた方はどんな方だったんだろう。今日、親戚へ問い合わせていた手紙の返事が届きました。父の詩友、またはその詩友の友だちだったそうです。詩友か。頷けました。ふゆごもりくまはまるくなってねむるじぶんをだきしめながらゆきはふっているしずかにつもりながらくまはまるくなってねむるゆめをみながらぬくぬくぬく~ん。かあさんにだきしめられながら詩友の絆

  • 絵本「がいとうの ひっこし」

    山中彩央里ぶん山田和明えイマジネイション・プラス1700円+税パリの空の下セーヌは流れぬ──というのでしょうか懐かしい短編映画を見ているような味わいのある絵本です。カット割りがそうなのかもしれません。描かれている町がそうなのかもしれません。幾層にも重ねこしらえられた下地が、色は地味なのですが、そこからちちらともれる下地の色に宝石がこぼれているような美しさがあります。お話は古くて無用になった街灯が、迷惑がられながらも、必要とする人たちに出会う物語です。それはどこでしょうか。淋しさを知る人には浮かんでくる場所です。303PのOさんより、吉本の芸人さんとのコラボ絵本デザイン・レイアウト版が届きました。週明けには印刷所に渡されるそうです。今日のお昼は、ムジナとお食事会に招かれ、おいしい天麩羅を頂いてきました。両親...絵本「がいとうのひっこし」

  • ちんぴら神社

    岩崎書店19刷になりました。みなさん、ありがとうございます。詩を書いたり、いびきをかいたり、手紙を書いたりしていました。ちんぴらごぼうきんぴらごぼうといえなくてちんぴらごぼうといっていたちんぴらごぼうのあのころはばったもうみをおよいでたちんぴらごぼうのあのころはくじらもやまをあるいてたきんぴらごぼうといえてからばったはただただとぶばかりきんぴらごぼうといえてからくじらはうみにいるばかりちんぴらごぼうのあのころはぼくもそらにうかんでたちんぴらごぼうのあのころはつきやわにともはなしてたちんぴらごぼうなにぬねのちんぴらごぼうぱぴぷぺぽおしゃべりかばさんこんにちは。ちんぴら神社

  • おぼろうた

    午後、ムジナと昭島にあるユニクロに行きました。都心では初雪が舞ったようです。南国のわが故郷大牟田にも。つきよたんぽぽとはとがはなをしていたきんぎょのはなしもぽぽぽぽぽそらのはなしもぽぽぽぽぽ(きいていたのはだれかしら)とかげがねごとをいってますぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽつきのおぼろなはるのよいおにもひとさしまいましたおにもひとさしまいましたおぼろうた

  • がつんと冒険

    朝の公園午前中はポプラ社から届いた絵本『はるがもぞもぞ』(版画南塚直子)の表紙三校への返事や詩の推敲を。午後は立川で某社の編集者と新刊絵本の打ち合わせを。画家の好みがよくて思わず「もっと安全パイの画家がよくないですか」と、こちらが心配するくらいでした。で、がつんと冒険してくださる画家にお願いすることになりました。面白い編集者さんだなあ。がつんと冒険

  • 絵本 『クマダさんのどんぐりコーヒー』

    はやしますみアリス館1500円+税いい絵だなぁと何度も思いながら読んでいきました。絵には上手い絵といい絵があるように思います。上手い絵は「うまいもんだなあ」と感心はするけど、感動はしない絵なのかもしれません。よくもこんな構図で押し通していくものだと、はやしさんの絵本の絵観の信念に拍手させられます。蜜蜂のハチさんや、クマダさんか淡い恋心を抱いているハルコさん(人)の表現も、上手い絵には出来ない自由な精神の遊び(冒険!)を感じます。クレパス(たぶん)でぐいぐい描かれた世界の懐かしさと温かさからは、この絵本が書きたいというはやしさんの熱い思いが伝わってきました。穴に閉じこもっていたクマのクマダさんは、自分のために点てたどんぐりコーヒーの匂いに、喫茶店と思い違いしてきた来客者たちに「ちがいます!」と大きな声で言え...絵本『クマダさんのどんぐりコーヒー』

  • ひなたぼっこ

    陽のあたる石木蔭なのにそこだけに陽があたっていました。ただ、それだけのことだったのですが。よしたけしんすけさんが久留島武彦賞を受賞されました。おめでとうございます。少年にも陽があたりますように。ぼくのこたえぼくはいつもぼんやりかんがえているうちゅうじんのことやだんごむしのことやおならエネルギーのことなどするとせんせいがとつぜんいう──9+9は、いくつですか?ぼくはぼんやりかんがえはじめる9+9のすんでいるところを9+9のたべものをぼんやりすんでいるところがみえはじめるちょっとまぶしいかんじせんせいがいらいらしたこえでいう──こたえは、18です。ぼくはこたえをいえないままいえへかえる──9+9は、さばくにすんでいます。ひなたぼっこ

  • 国民に銃は向けられない

    冬を越す彼岸花韓国では、軍が国民に銃を向けるのをやめました。60年安保の時、岸信介首相が自衛隊の治安出動を要請しましたが、赤城宗徳防衛庁長官は「自衛隊が国民の敵になる」と、これを拒みました。この一事でこの方はわたしの記憶に残っています。しょうがっこうしまえなががえだでおしくらまんじゅうをしているひだりはしのしまえながはひだりのかたがすこしさむそうみぎはしのしまえながはみぎのかたがすこしさむそうしまえながのこえがきこえる──きょうのとうばんはひだりはしはしまさん。みぎはしはえなさん。そうなんだおしくらまんじゅうおっせおせ国民に銃は向けられない

  • こんな日

    膝の電気ビリビリと散髪屋。絵本テキストを推敲し、某社へ。昼寝から起き、礼状を書いていました。ほぼ、こんな日でした。こんな日

  • 中国簡体字版「ワニぼう」

    甘粛少年儿童出版社訳・柳漾誙絵本『ワニぼう』シリーズ絵・高畠純文溪堂)全四巻の中国簡体字版が届きました。音声でも聞ける電子ペンが付いていました。故郷大牟田市で小学生の作文に与えられる賞に内田麟太郞賞があります。その受賞プレゼント絵本にサインし、宅急便で大牟田市教育委員会へ。最上一平さんの授賞式会場で、初めての出版社より絵本テキストを依頼されました。本日、刊行の連絡を頂きました。タイトルは「かおりちゃん」です。ということで、かおりちゃんの詩を。「か」あかりひかりぴかりよぞらにぴかぴかあちこちちかちかかがやくあかりまぶしいひかりかわいいかおりちゃん。中国簡体字版「ワニぼう」

  • 「鬼ヶ島通信」が届きました

    『鬼ヶ島通信』80+3が届きました。連載は、石井睦美・柏葉幸子・片川優子・兼森理恵・那須田淳・ひこ・田中・みうらかれん・山本悦子さん。野上暁さんの「未明童話の深層」は第十六回に。わたしも詩を掲載していただいております。午前中は詩の推敲と、作品を捨てる作業を。失敗作(散文)は「わかる」ように説明しています。「わかる」はむろん詩の宝である「感じる」を消しています。削る。それが「わかる」から「感じる」詩へのいちばんの作業でしょうか。午後は、ムジナと電車に乗り、昭島のユニクロへ。「鬼ヶ島通信」が届きました

  • チガヤ

    住んでいるマンションは、年々、年金生活者が増えているのに。近隣に類のない高額なマンション積立金を、平常に戻すために昨夜からあちこちにメールを。たまった詩の推敲と破棄の作業をしていました。画像は散歩道の茅です。疎開先でまだ鞘につつまれた穂を食べていました。ほのかに甘みがありおいしいものでしたが、数年前に食べるとこれが……。いまは甘いものにあふれた時代なんですね。チガヤ

  • 少年詩を書く人たち

    2400円+税今年も銀の鈴社より少年詩のアンソロジーが出ました。掲載作品117篇。あらためて少年詩の書き手って多いんだなあと認識させられました。中堅の方の作品も多数掲載されていますが、新人の挑戦作品も掲載されています。詩の推敲をしながら、失敗作をホイホイ捨てていました。惜しくもなんともない作品です。こちらは今日の作品ですが、一年後には……。あや、あや。ふりかえればかなしくてうつむきながらあるいていたらねそべっていたくろいいぬがひょいとたちあがりいった──それは、タマネギです。ぼくはすこしわらったいぬもわらったふりかえるといぬはみおくってくれていた少年詩を書く人たち

  • それは

    大牟田市諏訪公園には、大牟田近代文芸家顕彰会が建ててくださった父内田博の詩碑があります。6日に絵本と児童文学で大牟田を元気にする会のみなさんが、その詩碑まわりを整備し、カタバミとオキザリスを植えてくださいました。息子としては、ただただ感謝するばかりです。ありがとうございました。それはたまねぎです。びんびんをさかさまにしてもドロップスはおちてこなかったけどからっぽがおちてきたそのままてのひらにのせていたらこころがかるくなってきたたいこふえラッパからっぽからはうつくしいおとがうまれてくるあきびんにはセミのぬけがらをしまったみみをあてるとなつのうたがきこえてくるそれは

  • ふりしきる

    岩崎書店公園は風が吹く度に枯れ葉が舞っていました。キラキラと朝日に光りながら。ふりしきるおちばをさびしいといったのはだれだろうふりしきるおちばをあびながらぼくはおちばのうたをきいているにぎやかなうたたのしそうなこえわらいながらみえてくるゆきのなかのまるはだかのきぎたちまるはだかでたちつくすきぎたちゆきはふりつづけるいっせいにめぶくもりひかるわかばのこだまはながさきひながかえるおちばをさびしいとうたっていたのはぼくだろうかはるをわすれてはるをおもえずふりしきる

  • ふりしきる

    ふりしきるおちばをさびしいといったのはだれだろうふりしきるおちばをあびながらぼくはおちばのうたをきいているにぎやかなうたたのしそうなこえわらいながらみえてくるゆきのなかのまるはだかのきぎたちまるはだかでたちつくすきぎたちゆきはふりつづけるいっせいにめぶくもりひかるわかばのこだまはながさきひながかえるおちばをさびしいとうたっていたのはぼくだろうかはるをわすれてはるをおもわずふりしきる

  • 落ち葉降る公園で

    ポプラ社より絵本『はるがもぞもぞ』(版画・南塚直子)の再校が届きました。二月発売です。昨日、公園で落ち葉を浴びながら感じたことを、パソコンに打ち込んでおきました。(いま、ひとと足りないんだなあ)。今日の公園で結びの二行を得ました。詩を書いた後はマンション管理組合の広報を作り、全戸に配布。おちばおちているのではありませんかえっているのですうまれたところへいのちをもらったところへあたらしいのちをてつだうためにおいしいつちになるためにうれしくてうれしくてうたいながらかえっているのですうれしくてうれしくておどりながらかえっているのですはやくいいつちになりたくてもうつちいろになりながら落ち葉降る公園で

  • あんぱん

    偕成社より『ごめんねともだち』70刷、『ともだちごっこ』13刷が届きました。みなさん、ありがとうございます。膝の電気ビリビリの後は、枯れ葉降る小公園へ。落ち葉はうれしそうに土へ帰っていました。午後から二時間ほど、マンション管理組合の理事会。メンテナンス工事の立ち会いがあり、平日昼間の会議が続いています。昨日難儀していた馬の詩がなんとか仕上がりました。昨夜、読んでいた本にとてもいい言葉がありました。「終生未熟」。岡倉天心が亡き菱田春草を評した言葉です。最大の褒め言葉でしょう。私は春草を近代日本画家のなかで一番好きです。とてもうまはうまくいかなかったなにもかもしかもしかにまえをかけられたかけるしかのあとあしにつちぼこりをふんをかけられた(しかめ!)しかししかをぬけなかったぬけないどころかあなにはまったもうだめ...あんぱん

  • 今日は

    書くほどのことは何もありませんでした。おまけJA新潟の干し柿を食べました。インフルエンザワクチンを打ちました。駅の階段を4回上りました。馬の詩を書いていましたが、うまくいきませんでした。今日は

  • さらさ~て?

    岩崎書店ありがとうございます。お陰様で19刷になりました。「さら」で遊んでいたらTさんよりお手紙が。新しいジャンルを描いた絵本テキスト。会議にかけてくださることになりました。「ぜひ、絵本にしたい」というTさんが頑張ってくださることでしょう。さらさらさらさらさらさらひかりがこぼれるさらさらさらこなゆきがふるさらさらさらすながながれるさらさらさらさらやのさらにさらにさらさらさらまっさらなさらがさらさらさらさらさ~て?

  • 「十二支のおはなし」

    岩崎書店あれから22年。山本孝さんの大ヒット作。まだ十二支絵本の先頭集団を走っています。昨日は、心臓の定期検診に。血圧が150になったらお薬を変えましょう。ということでした。今日も膝の調子がいいので小公園を三周してきました。いままでは二周でした。十時間眠る人。将棋の藤井さん、野球の大谷さん。そして水木しげるさん。めっきりはとがからすにはなをしている──すずめがいちわいてね。(すずめがいちわ!)みつをすっていたすずめがはあわててないた──ぴょぴょぴー。あれからからすはめっきりしらががふえた「十二支のおはなし」

  • ことばの妖詩 三編

    日販名古屋支店のFさんたちが、紀伊國屋書店名古屋空港店で、絵本「ともだちや」を読んでくださいました。若い女性の「いい話ね」という感想に、まだ伸びしろがあるみたいだと喜んでいます。一昨夜、マンションの火災報知器の「火事です、火事です」の誤作動放送の対応で、ややへたばり、ごろんんごろんしながらこんなものを書いていました。機械は中継器の交換で一件落着しそうです。せいぎのみかたひっこしたかおりちゃんへはがきをかいたらいしゅうのどようび、おばあちゃんのいえへいくので、よらせてください。なくなったおばあちゃんが「よし、よし」とわらっているほんとうたぬきからはがきがとどいたたぬきはうそつきだとうそをつくんじゃないたぬきどうぶつえんのたぬきにみせたら──うそ。とそっぽをむかれたせんせい。たぬきはにんげんのことばがはなせま...ことばの妖詩三編

  • 韓流時代劇 善徳女王

    ひこ・田中さんへのインタビューをとても面白く読みました。私などはるか遠くに置いてけぼりをくらっている昭和のおじさんなのがわかりました。そこが痛快です。昨日で韓流時代劇「善徳女王」が終わり、朝の時間がさびしくなりました。終わりを見ながらこの監督は親に棄てられた子の悲しみをよく知っておられるなあ。もしかしたらご自身が、と考えていました。ピダムの悲しみが残りました。森のひとひそひそごえがするはっぱゆらしついてくるはなしかけたいようにあそびたいようにぼくはかんじるぼくをみつめているめをまっていためをぼくもみつめるみえないひとたちをはなしかけたいこころをことばのかべにたちつくさせてこわばっていたせなかをおしてくれたのはだれだろうそよかぜ?ことりのさえずり?ぼくはとつぜんうたいはじめるいみをリズムにしてリズムをメロデ...韓流時代劇善徳女王

  • 一平さんの涙

    最上一平氏感涙の女人像膝の電気ビリビリをして小公園を散歩。解放出版社の綱美恵さまよりメール。非戦絵本『ひとにむかって』の英文併記が正式に決まりました。これから翻訳をお願いすることになります。ごろごろの合間に、こんなものを。おひるねねこがすやすやすや~んはともすやすやすや~んめざましどけいもすやすやすや~んゆうくんのねごともすやすやすや~んとおくでうみもすやすやすや~ん一平さんの涙

  • もっちーん

    Gakken定価1320円聞かせ屋。けいたろうさんとaccototoさんの絵本です。餅つきの季節になったんですねえ。ムジナとマイナンバーカードの更新に市役所へ。五年後の更新時には写真も変えるのだとか。そりゃあそうでしょう。十年経てば別人でしょう。6000余歩、歩いていました。こんなものを。はなふんころがしはどこまでもふんをころがしていったふんふんふんはるののはらをどこまでもはなうたうたってころがしていったふんふんふんはるのうたをはなうたではなのうたをはなうたでもっちーん

  • 中野真典展 花のこころ

    中野真典展花のこえ12月11日→12月25日16/17日休みギャラリーヴィエー神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5Ftel078-332-5808詩を書いたり、生前のお礼状案を書いていました。私は家族葬なので、亡くなるのがもし松の内であれば、十五日日過ぎにFBで。生前のお礼は葉書にてのんびり後日にと思っています。むろん皆様の暮れのお忙しいときであれば、なおさらこちらも松の内が明けてからと。その節は非礼をお許しください。ぽっかりつきのさばくをはるばるとロボット犬がひょいひょいひょいつきのさばくをはるばるとでぶっちょヒグマがひょいひょいひょいつきのさばくをはるばるとキングギドラがひょいひょいひょいつきのさばくをはるばるとたびのラクダがゆきましたうまにまたがりゆきましたそらにはつきがでてましたじけ...中野真典展花のこころ

  • 新境地?

    15時50分昨日は休日でしたが絵本テキストを仕上げ、某社に送らせて頂きました。これまでナンセンス、お化け、友情、母、いのち、狂言などなど、いくつかのテーマ?(スタイル?)で書いてきましたが、はじめてのテーマでした。それだけに喜んでいます。ワンテーマ・ワンスタイルが苦手なんですねえ。名人じゃあるまいし。今日は、こんなものを。あかりちらちらちらちらこころにちらちらときどきちらちらとおくでちらちらちいさなちらちらこころにちらちらこころでちらちらわすれていてもときおりちらちらわすれていてもきえずにちらちらあなたののこしたいのちがちらちらあなたのくれたあかりがちらちらとおくでちらちらいつでもちらちら新境地?

  • ネオダダ

    自画像:Reflections11/27~12/27日曜休廊ギャラリー58中央区銀座4-4-13琉映ビル4F赤瀬川源平秋山祐徳大使石内都篠原有司男田中信太郎中西夏之中村宏吉野辰海詩を書いたり、絵本テキストを書いていました。つきとバッタバッタばったりバッタにあったバッタどちらもはったりいった──これからつきへいくところよ。ひとつきふたつきつきはとおいかぜのうわさじゃハタガヤあたりばったりたおれむしのいきいきもたえだえいうことにゃバッタにあったらつたえておくれ──つきのちかくでひとやすみ。どちらのバッタがいったのかどちらのバッタもいったのかバッハながれるハタガヤあたりつきなみのつきのつきのついたちネオダダ

  • こみちの詩

    三好愛ミシマ社2000円+税詩を感じているわたしがいました。これは今年の傑作だとつぶやいている、わたしがいました。詩情のある絵本が好きです。長新太さんの絵本に、荒井良二さんの絵本に、詩を感じます。この絵本も詩を感じる絵本でした。詩のある絵本でしょうか。絵がいいのです。実にいいのです。ゆめを描くとしたら、この形、この色しかないと感じられます。そしてことばが、またいいのです。みじかく「ゆめがきました」と繰り返されていきます。詩のリフレーンのように。むろん絵本ですから詩集ではありませんが。「ねているひとたちみんなのところにゆめはきます」。帯のことばです。編集者は筒井大介さん。詩をひとつ書いた後は、昼寝をしたり、詩誌を読みながら礼状を書いていました。こみちはなをうたってはならないさざなみをうたってはならないわかば...こみちの詩

  • ああ マドンナ

    マドンナさんに、ふられました。この生物は苦手です。どうしても描けません。その生物が主人公でした。わが友THさんも大嫌いな生物です。やはりマドンナさんはマドンナさんでした。おれって堂面川育ちだからなぁ。で、ふられたらオホーツク海に身を投げるつもりでしたが、そこは転んでもただでは起きないリンタロウさんです。ただちに、次の行動を起こしました。(^_^)乞うご期待。そのあとは、こんなものを。ひとりたびほしはながれるしゃらしゃらしゃらほしはながれるぷかぷかぷかほしはながれるさらさらさらいいえほしはながれていくおともなくひとりひかっておともなくああマドンナ

  • 山本純子句集 「オノマトペ」

    株式会社シンラ象の森書房1200円+税詩人の山本純子さんより句集を頂きました。秋風を飼うだぶだぶのシャツだからサンダルの指あと湧き水にぞっこん干し草へ背面ダイブ雲も来て春の雷応答せよと古代からセーターを干してアリスはテナガザルひかりのくにのMさんより絵本『オオカミのひみつのひみつ』の絵本原画(プリント版)が届きました。絵は飯野和好さんです。いいですよ~。本日は、こんなものを書いたり、あんなことをしていました。つえこころがころころころがっていくころころわらいながらころころわらいあいながらこころからたのしくてこころからうれしくてころころころころこころはころがっていく気のむくままにいいえ木のむくままにはるのこみちをはなのこみちを山本純子句集「オノマトペ」

  • ぬんわら ぬんわら

    ♪山茶花の宿~14日。最上一平さんの授賞式で頂いた絵本テキストを、ぬんわらぬんわらと書いていました。マドンナさんに求められたものです。こんなとき私の脳はぬんわらぬんわらと発光します。西村さんとの『がたごとがたと』を書いたときも。メール添付で送らせて頂いたら、編集者より「おもしろくて、ほろっとしていいですね」と返事を頂きました。あとはマドンナさんが喜んでくださるかどうか。ご返事によっては、多摩川に消沈。ちと寒そうです。某社より嬉しそうな電話が。二年先に出来る予定だった絵本原画が届いたそうです。さすがに初めてのことでした。Iさん、ありがとうございます。ぬんわらぬんわら

  • nincupu(ニンチュプ)に酔った日

    ムジナとイタチの三人で、アイヌ文化公演・ラマチウケシコロを楽しんできました。会場は羽村市ゆとろぎホール。わが友でピアニスト・作曲家の矢部優子さんが、YouTubeで見たアイヌの歌姫豊川容子さんの歌に衝撃を受け、北海道へ。この人たちの歌を羽村でと交渉。町を動かし国の援助も受け、大ホールを満席にする快挙をなしとげました。アイヌの皆さんもこれまでは300人規模だったが、今日は800人もと喜ばれていました。おっちょこちょいでなければ大事業は成せずとは我が師濱田先生の口癖でしたが。矢部優子、あんたはエライ!矢部優子作詞・ピアノで歌姫豊川容子さんが私の詩「風紋」「ともだち」を歌ってくださいました。豊川さん、矢部さん、ありがとうございました。会場には詩人のあわのゆうこさんのお顔も。nincupu(ニンチュプ)に酔った日

  • 沢田としきさんとルソーさん

    部分沢田節子さんより、沢田としきさんのカレンダーを頂きました。めくっていきながら「ルソーさん」とつぶやいていました。アンリルソーの空、アンリルソーの雲、丘陵、樹……。それは当然のことだったのでしょうけど(沢田さんも、ルソーさんを)。嬉しい日でした。かならずしも幸せとはいえなかった画家ルソーさんですが、いま、ルソーさんの時代が来ようとしています。沢田さんもそうでしたよと、ルソーさんに話したい気持ちです。膝を痛めてから何年になるでしょうか。今朝は一番快調な散歩でした。頑張りましょう。凡才のしっこさが私の身上ですから。ポプラ社から絵本『はるがもぞもぞ』(版画・南塚直子)の初校が届きました。昨日から、マドンナさんを思いながら秘密の作業を始めました。沢田としきさんとルソーさん

  • 小学館児童出版文化賞授賞式

    芥川沙織「古事記より」昨日は国立近代美術館で、「ハニワと土偶の近代」展を観て如水会館へ。展覧会ではハニワと土偶から触発された画家・彫刻家たちの作品にわくわくさせられました。如水会館では小学館児童出版文化賞の授賞式が。受賞者は最上一平さん、ザ・キャビンカンパニーの二人組。授賞式はいいものですね。にこにこの最上さん、にこにこのカンパニーさん。こちらまで嬉しくなり気持ちがぽわ~んと発光しました。われも、がんばるぞ。会場には山本省三さん、村上しいこさん、加藤純子さん、高橋秀雄さん、上野暁さんなどのお顔がありました。会場ではチョー嬉し事が二つありました。ひとつは浅丘ルリ子さんにプロポーズされました。もう一つは尊敬する画家が帰る私をわざわざ追っかけきて「「ひとのなみだ」とてもよかった。nakabanさんの絵がいい。う...小学館児童出版文化賞授賞式

  • 善徳女王の国で

    文研出版より絵童話『ねこの手かします』第二巻の韓国版データが届きました。発売は来年早々でしょうか。句集を読んだり、詩誌を読みながら、礼状を書いていました。明日は、最上一平さんの小学館児童出版文化賞の授賞式なので、ブログはお休みします。山本孝さんのFBに、私との絵本作りのヒミツが公開されています。善徳女王の国で

  • こどもども

    ポプラ社より二月発売です。『たちつてと』以降の詩の整理と推敲をしていますが、あまりの多さにあきれています。どんどん棄てていかないと(棄てるに惜しくない作品の、なんと多いこと)、とんでもなく厚い詩集になります。つまり金もかかります。なのに、今日もまたひとつ。アンポンタン。大牟田の馬場真帆さんが、ひかりのくにから絵本を出されるみたいです。おめでとうございます。のこどもどもがきどもやくたたずものはなたれこぞうどもおやのすねかじりどもじゃまものばかものども!のこもどおおとかげどもこどもども

  • ぴよ ぴよ

    今朝は膝の調子がいいなあと、ひょこひょこ?歩いて散歩から帰ってきたら、午後4時と思い込んでいた眼科の予約が午前10時と判明。慌てて家を飛び出しました。早足でなんとかセーフ。膝さん、ありがとう。40行ほどあった尻尾の詩を、削って削っていったら、まったくちがうものに。ま、いいか。ああおぞらうれしくてうれしくてライオンのしっぽはおもわずないていたぴよぴよぴよぴよライオンもうれしくてうれしくておもわずスミレをつんでいたニシキヘビはこわくておもわずゆびをかんだぴよぴよ

  • 柳丸さん

    青梅せんべい屋さんの彫刻看板。本日も詩の推敲と削除を。それからマンション管理組合の用件であれこれ。絵本『ひとにむかって』の英訳は、詩のようなことばで書いてあるから詩の翻訳をされた方がいいなあと言う話になっています。「この方がいいよ」「私がやりたい」という方はご連絡をください。これまでの翻訳作品があれば、ぜひ一緒に。柳丸さん

  • 沈ボツ!

    非戦絵本『ひとのなみだ』(解放出版社)の絵本原画データが送られてきました。絵は、ひぐちともこさん。編集者は綱美恵さん。その色感に見とれています。絵はかなり様式化と象徴化されています。背景の壁紙にウイリアム・モリスを思い出される方も多いでしょう。マンション管理組合の古い書類を探し出し、PDFに変換し三人の方へ。詩の推敲と削除をしていました。ボツ!削除。ボツ!削除。ほひぃ~です。沈ボツ!

  • ああ それなのに

    漢字が不得手なので、ひらがなで漢詩を読んでいます。どちらかといえば武部利男さんの『白楽天詩集』の訳が私の好みです。画像がないので、こんなもので、もにょもにょと。詩?が貯まってきたので整理をしていました。三分の二ほど捨てました。(ひどいもんだなあ)。わかってはいましたが、自分のいい加減さにあきれています。最終的には四分の一残ってくれればと願っています。ああ、それなのに、それなのに。今日もこんなものを書いていました。かぜもひとがすれちがうときかげもすれちがうひとがすれちがうときかぜもすれちがうすれちがいながらくりかえしているさびしさそんなあるひふたりはどちらからともなくこえをかけた──おはよう。すれちがいながらふりかえったふたりすれちがいながらほほえんだふたりかげもかぜもああそれなのに

  • おどまぼんじん凡人 あんひとたちゃよかしゅ~

    凡人の手相『ざわざわ』の誌代を振り込みに行ったり、『ざわざわ』を大牟田方面に送ったり。絵本のテキストに手を入れたり、こんな詩を書いたり。画像がないのでオノレの手を撮ったり、行き当たりバッタリ。きょうはゆうくんはかおりちゃんがすきかおりちゃんもゆうくんがすきぼくもかおりちゃんがすきゆうくんはぼくのいちばんのともだちややこしいからきょうはせんせいのかおをみているおどまぼんじん凡人あんひとたちゃよかしゅ~

  • ごろん

    ごろんと寝転がったまま撮した桜です。きのう。昨日届いたラフスケッチを眺めながら、文章の推敲や、こんなものを書いていました。ゆうやけゆきはせみをしらないせみもゆきをしらないしらないものはゆめにみられないしらないものはゆめにもみられないでもキングサウルスはさっちゃんのゆめをみているきのうふたりのゆめがすれちがったからおなじゆうやけをみつめながらおなじゆうやけにだきしめられながらごろん

  • ちょっぴりだけ

    秋の空に誘われムジナと国立昭和記念公園(立川市)へ。コスモスは終わっていましたが、快晴の空と爽やかな秋風がご馳走でした。吉本の芸人さんと絵本をコラボしています。版元は303BOOKS。そのラフスケッチが届きました。可愛い虫たちと、やわらかい春の風。原画が楽しみです。そのほんの一部を、ちょっぴりだだけ。ちょっぴりだけ

  • たなかさん

    平塚、足利と巡り、いよいよ千葉です。2月には故郷大分での大展覧会となります。詩を書いたり、マンション管理組合の広報を作り配布したり、昼寝をしたりしていました。303BOOKSで進行中の芸人さんとの絵本のラフスケッチが版元に届いたそうです。早ければ土曜日にもコピーが届くでしょう。わくわくしています。『鬼ヶ島通信』掲載詩のゲラが届きました。直して頂くところはありませんでした。すきななまえたぬきのなまえはきつねだったきつねのなまえはたぬきだったいかのなまえはたこだったたこのなまえはいかだったぞうのなまえはうさぎだったうさぎのなまえはごりらだったそれぞれすきななまえだったきむらさんがかみさまをよんでいる──たなかさーん。──はーい。たなかさん

  • 絵本「緑の葉っぱのパン」

    新日本出版社1600円+税最上一平さんの非戦絵本です。町が爆撃され破壊された橋。おぼつかない作りのその仮渡る渡る娘と妻。町を守ると残るお父さん。橋は州境に架かっています。お父さんはパン屋さんでした。娘はそのパンが大好きでした。橋の向こうへ渡り終えた妻と娘。手を振りながら見送る橋の向こうとこちら側。でも……。このあとを書くのは控えましょう。北見葉胡さんの線と色がとても綺麗です。ことにそのグレー色の美しさには感心させられました。詩を書いたり、依頼されたメッセージを書いたりしていました。こえひとにはきこえないこえがあるこうもりにはきこえていてもみみのきこえないひとがもりのうたをきいているせせらぎのピアノをたにまにこだますドラムをいわのふきならすトランペットをかぜのふくくさぶえをからだでひとはきこえないこえをきく...絵本「緑の葉っぱのパン」

  • 多良間島から

    ときどき舐めていますあることをはじめたら、膝の痛みがよくなってきました。まだ、始めて数日なのと、だれにでも効果がありますとはいえないので、ここまでです。公園は茸がいっせいに姿を現しました。ちと不気味な色です。手紙やこんなのを書いては、ごろごろしていました。かなしみとまとはとまとだからかなしかったたかはたかだからかなしかったぞうはぞうだからかなしかったひとはひとだからかなしかったかなしいからよくわらったかみさまはこっそりないていつもほほえんでいたいわはなくこともわらうこともできないかなしみにいつもないていたねながいたびだったらくだはとなりのらくだにいったらくだよ。ふたりはながながとねそべったらくだ・ね多良間島から

  • 石垣 五日市

    ひねもす手紙を書いていました。おわり。石垣五日市

  • 夏の絵本と 秋の五日市

    文石井睦美絵布川愛子ブロンズ新社うさぎのさきちゃんは、りすのすりちゃんと仲良しです。朝顔で色水をこしらえたり、ひまわり畑でかくれんぼをしていたら、いぬの郵便屋さんが「さきちゃん、おばあちゃんからのおとどけものです」と小包を渡してくれました。布でした。仲の良いふたりは、おそろいの服を作ることにしました。それならきつねのミコさんです。きぶんもぴったりの服を仕立ててくれます。ミコさんの仕立ててくれる服は、うれしいときはだれかと話したくなるような、かなしいときは、大好きな誰かに会いたくなるような服です。気分もぴったりの……。この先はナイショです。出来上がる服をお楽しみに。そういえば、おしゃれな絵も物語の気分にぴったりです。今日は最上一平さんの小学館児童出版文化賞受賞を祝い、地元の仲間四人(ピアニストの矢部優子さん...夏の絵本と秋の五日市

  • 二分法の貧しさを越える

    内藤いづみ風来社定価1650円この国でのホスピスケアの草分けといっていい内藤いづみさんより、本とDVDが送られてきました。余命半年だろうか三ヶ月だろうかという有元さんを、あなたのための大切な会議だからと、医者と家族の会議の中心に座っていただいた話し合いが終わったときに、有元さんが言われたことばが本のタイトルになっています。「ありがとう。いいあんべえでおねげえしやす」。白か黒かの二分法ではなく「いいあんべえ」という曖昧なことばの豊穣さが、いのちが感じられます。DVDは内藤さんの講演でしたが、シンガーソングライター・チャンティさんが私の絵本『いのちは』絵・たかすかずみWEVE出版)を歌っておられました。詩のようなことばで書いていたからでしょうか。自分のことばなのに、しみじみと聴いていました。いわつきのひかりを...二分法の貧しさを越える

  • かなしみ

    版画高部晴市午前中は詩をひとつ。午後はマンション管理組合の理事会。某社より教科書が届きました。たしか5~6冊の教科書に作品が採用されているはずなのですが、新規なのか、私が忘れているだけなのか、へーと眺めています。こばこかなしみをこえてかなしみをこえてかなしみをこえてよめたふるいてがみかなしみをこえてほほえみにちよかなしみ

  • はなのまち

    山田和明新刊絵本&カレンダー原画展11月4日~11月9日PinpointGallery渋谷区神宮前5-49-5Rハウスpinpoint@@pinpointgallery.com秋だから美しい花の町の詩を書いたり、手紙を書いたり。はなのまちはなのまちではなのまちでうつくしいはなのまちでヒトゴロシガアッタはんにんはしんでいたしんではいたがおどっていたしんではいたがおってきたしんではいたがおらんでいたおとこはおそわれたおとこはおそわれたおとこはさいごのこえをふりしぼりふりしぼりさけんだ──しにんにくちなし!しにんはたおれたのっぺらはたおれたはなのまちにはなのまちにくちなしのはながちっていますはなのまち

  • 澄んだ絵本

    服部千春さくこがしわかおりえ岩崎書店定価1400円+税文も絵もつつましく澄んだ絵本です。そのことがとても美しく感じられます。(この時代には)。幼い娘をひざにだっこし絵本を読んであげるお母さん。今日は海へ旅したいという娘。今日はキョウリュウの世界がいいという娘。おひざをゆらしながら海の絵本を読んでくれるお母さん。お母さんのお腹には赤ちゃんが。おひざの上はしばらくお預けです。わたし赤ちゃんに絵本を読んであげると練習する娘。でも……。お父さんがお母さんの代わり絵本を読んでくれます。赤ちゃんを産んだお母さんが久しぶりに「こんどは、おかあさんが、モモによもうか?」「うんっ!」。この見開きは光に満ちています。やさしく、しずかに、あたたかく。少年詩をひとつ書き、エッセイをひとつ仕上げ某社へ。ねんねあきはさびしくありませ...澄んだ絵本

  • ごろごろさん

    膝の電気ビリビリをして散歩。公園の柿は熟れて椋鳥でいっぱいでした。帰宅しエッセイ「ひらがな詩」を書き推敲。少年詩を二つ。あとはごろごろすやすやしていましたゆらゆらゆらゆらゆらはるのかげろうゆらゆらゆらはるはみんなゆらゆらゆらうしもなのはなもゆらゆらゆらカキクケコもタチツテトもゆらゆらゆらカモネケタタノツテナごろごろさん

  • ドットマーク

    ある日。ラーメン餃子。「鬼ヶ島」の詩を仕上げメールで送稿。途端にドット疲れが出て横に。そのまま眠っていました。某誌のエッセイを仕上げ、やはりドット横に。ドットの時代だなあ、じいさまよ。それなのに、それなのに、エッセイに不満が。別テーマで書き直すことにしました。♪ドットドットドット荒海越えて~ドットマーク

  • 品切れの予感が ざわざわ

    「ざわざわ」9四季の森社定価1320円トップは少年詩を書く女性による座談会です。〈少年詩・ここだけの話〉出席者は、秋元里文、石津ちひろ・いとうゆうこ、津川みゆき、名嘉実貴、林木林。(菊永謙)。いまの時代に少年詩を書く詩人たちの悩みと、状況を越えようとする元気が伝わってきます。私へのインタビュー「アニミズムとはなにか」。ワタシにもようわからんのよ、という迷走ぶりが動的感興をそそる、珍インタビューです。少年詩の果実と課題を菊永謙さん、童謡詩のそれを矢崎節夫さんが書いておられます。いつも品切れになる雑誌です。お早い注文をすすめます。西日本新聞(10/19)に絵本『ひとのなみだ』(絵・nakaban童心社)が紹介されたみたいです。品切れの予感がざわざわ

  • うどんは腰にあらず

    六人兄弟の末弟の墓参りに帰郷していました。私は長男。弟とは十一歳離れていました。大牟田に生まれ大牟田で生涯を終えた弟。バスからわが町を眺めながらなぜか安らかなものを感じていました。大牟田市ともだちや絵本美術館へ。沢田としきさんの『さびしがりやのサンタさん』(岩崎書店)絵本原画に会ってきました。(いいなあ、いいなあ、沢田さんはいいなあ)。なんどもなんども沢田さんに感謝しながらゆっくりと。休憩室で挨拶を交わしたご婦人と雑談を。お孫さんとご一緒のこの方は、大野城市で読み聞かせをなさっており、春日市、太宰府市などでも私の講演を聴いてくださっていました。セブンのアイスクリームを旅館で舐めていたら、メールが。「今日はうちの子どもと母が」。大牟田の若い友人からでした。悪いことは出来ません。それにしてもうれしい出会いでし...うどんは腰にあらず

  • ブログ しばらく休みます

    韓国では、すでに発売されていました。ソウルに遊びに行っている次女から送られてきました。日本語版『ねこの手かします』(絵・川端理絵/文研出版)の韓国版『無敵のねこの手』です。「子どもの本棚」(特集・ナンセンス絵本)のエッセイを仕上げ、メール添付で。OKだったようです。エッセイのタイトルは「私のナンセンス絵本」です。明日よりしばらくブログを休みます。FBも。ブログしばらく休みます

  • はるがもぞもぞ

    昨日11日は目黒にあるSANMABLDGのポプラ社へ。絵本『はるはもぞもぞ』の原画(銅版画)を見せて頂きました。版画は南塚直子さんです。編集者の小堺加奈子さんと三人でごにょごにょ。美しくかわいい絵本は来年二月に出ます。装丁はタカハシデザイン室。梅酒をちょっと飲んで眠るつもりでしたがその前に眠っていました。はるがもぞもぞ

  • なくなく

    詩ひとつ書き、エッセイの推敲を。それからせっせと雑用をしていました。本日も雨です。なくなく

  • ねこの手 元気です

    画像は文研出版より出して頂いた「ねこの手かします」の韓国版PR用冊子部分です。絵童話は、11月に第一巻発売(全5巻)。冊子は各巻3万部(計15万部)を作りPRしてくださるそうです。感謝。絵本テキストの手入れや、エッセイの推敲をしていました。ねこの手元気です

  • キツネさん

    雨。散髪屋さんに寄り、左膝のリハビリに。子ども九条の会のゲラが、ばんひろこさんより。手を入れて戻す。『子どもの本棚』のエッセイを書く。未完。絵本『ひとのなみだ』のラジオ放送(大阪)。承諾。『不思議の森のヤーヤー』公演料、振り込みのお知らせ。ありがたし。メール、ひとつ。キツネさん

  • ようかいと妖怪

    ようかいばあちゃんと子ようかいすみれちゃん最上一平・作種村有希子・絵新日本出版社ようかいシリーズも6冊になりました。あどろおどろした妖怪が出てくるわけではありません。子供が大好きな恐怖ドラマが展開するわけでもありません。それどころか、すみれちゃんとおばあちゃんの、ゆったりとした時間がのどかに流れていくだけです。妖怪ともいえないおばあちゃんが、町の子すみれちゃんには、ようかいおばあちゃんなのです。今回のすみれちゃんは、おばあちゃんに頼まれ、今年八十八歳になったおああさんに、筆と硯を届けにいきます。八十八は米。米寿です。村人はおああさんが書いてくれた「八十八」のお札を待っています。一生米に苦労しないという力があるからです。農民というよりも、蕪村や一茶のいう百姓の願いでしょう。おああさんが、ちょっと可愛い妖怪に...ようかいと妖怪

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