道白堂(どうはくどう)。場所:静岡市葵区北沼上。県道201号線(平山草薙停車場線、通称:竜爪街道)を北上、「平山火の見やぐら公園」のところで左折(西へ)して、則沢(そくさわ)方面へ。則沢林道を約2km登る。駐車場なし。この「道白堂」がある辺りを「道白平」というが、天文(1532~1555年)の頃、道白笑山(どうはくしょうざん)という曹洞宗の僧が修業・説法していた。高徳の道白禅師の名は広く知れ渡り、後に武田勝頼の二十四将の一人である土屋豊前守貞綱(当時、清水港宰領)の招請により「補陀山楞厳院(ほださんりょうごんいん)」(現・静岡市清水区有泉)の開山となったという。道白禅師には不思議な話が多く、例えば、来客があると、どこからか小法師たちが大勢現れて、客をもてなした。道白禅師は山神や天狗を使役するといわれたとい...ふるさとの龍爪山に神宿る