記念すべき20回目となるM-1グランプリが行われた今年2024年。東京都現代美術館で定期的に行われているグループ展、“MOTアニュアル”も今年、同じく20回目…
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1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。 芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。 現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。 著書に『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』、『東京のレトロ美術館』など。
今年2024年は、埴輪の最高傑作と名高い、《埴輪 挂甲の武人》が国宝に指定されてから、ちょうど50年目。 それを記念して、トーハクこと東京国立博物館では、約…
この秋、渋谷区立松濤美術館で開催されているのは、“空の発見”という展覧会。日本美術における空の表現の変化に着目したユニークな展覧会です。 (注:展示室内の写真…
~前回までのあらすじ~「国宝なんとなく見ているようじゃ無理か。国宝はね、ハンティングしないと。」もし、新メンバーオーディションがあったら、そんな発言をするであ…
現在、笠間日動美術館で開催されているのは、“フォーヴ・ショック フランス そして日本へ”という展覧会。若い画家たちによる激しい色彩表現が特徴的な、20世紀初頭…
現在、岩手県立博物館で開催されているのは、「高橋君に聞いてみないとネ」でお馴染みの鳥博士、高橋雅雄君による2年ぶり2度目となる展覧会です。 その名も、“捕…
現在、SOMPO美術館で開催されているのは、“カナレットとヴェネツィアの輝き”という展覧会。18世紀ヴェネツィアの画家ジョヴァンニ・アントニオ・カナル、通称、…
~前回までのあらすじ~日本の国宝をすべて目にするには、一体どれくらいの労力がかかるのだろうか。そんな疑問に自ら答えを出すべく、2011年より、国宝を求めて日本…
注:本日の記事は内容が内容だけに、 お食事中の方には不快な思いをさせるかもしれません。 あらかじめどうぞご容赦くださいませ。 21_21 DESIGN …
六本木ヒルズにある大きな蜘蛛の立体作品《ママン》。 その作者であるフランス人女性アーティスト、ルイーズ・ブルジョワ(1911~2010)にスポットを当てた…
現在、東京都渋谷公園通りギャラリーでは“アール・ブリュット2024巡回展 抽象のラビリンス―夢みる色と形―”が開催中です。 正規の美術教育を受けていない人…
先日9月6日。みどりとイノベーションが融合し、新しい価値を共創する未来都市、その名も、「グラングリーン大阪」の一部が先行してオープンしました。 その敷地内…
今年2024年の大本命展覧会“モネ 睡蓮のとき”が、いよいよ上野の国立西洋美術館で開幕いたしました! (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。…
NTTインターコミュニケーション・センター、通称ICCでは、年に1度、6ヶ月間の長期展示“ICCアニュアル”が開催されています。今年2024年は、“ICCアニ…
東京都庭園美術館の1年に1度のお楽しみ。“建物公開”がいよいよ開幕しました!“建物公開”とは、本館である朝香宮邸そのものに焦点を当てた展覧会。普段は作品保護の…
『抜き打ち!芸術家の名前 漢字書き取りテスト』突然ですが、「かつ飾北斎」の「かつ」って漢字で書けますか?もしくは、「竹内せい鳳」の「せい」って漢字で書けます…
現在、岡本太郎記念館で開催されているのは、“ヤノベケンジ:太郎と猫と太陽と”という展覧会。2011年の“ヤノベケンジ:太陽の子・太郎の子”以来、同館では12年…
今年開館25周年を迎えたミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション。その記念展の第2弾として現在開催されているのが、“黒の中の色彩―カラーメゾチントを探る”という展覧…
Fukuzawa Re:birth 福沢一郎×平川恒太・ユアサエボシ・江上越
国宝で世界遺産の富岡製糸場で有名な群馬県富岡市に、1995年に開館した富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(←館名長っ!)。近現代美術における重要な作家や郷…
フジテレビの伝説のバラエティ番組『トリビアの泉』。もし、あの番組がまだ存続していたなら投稿したかった、思わず「へぇ」と言いたくなる美術トリビアの数々を、今回も…
先日まで、原美術館ARCで開催されていたのが、“日本のまんなかでアートをさけんでみる”という名の展覧会。そして、この秋から開幕するのが、“心のまんなかでアート…
群馬県高崎市の群馬の森公園に行ってきました。群馬県立歴史博物館で開催される展覧会ポスターのインパクトが強く。気になって気になって仕方なかったのですが(笑)。 …
現在、東京都美術館で開催されているのは、この秋大本命展覧会の一つ、“田中一村展 奄美の光 魂の絵画”です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いており…
《自由の女神像》フレデリク・バルトルディ設計。NYのリバティ島にある像。正式名称は「世界を照らす自由」。女神の頭を飾るティアラにある7つの突起は、7つの…
この秋、静嘉堂@丸の内では、世田谷の地から丸の内に移転して初となる、茶道具にフォーカスした展覧会が開催されています。その名も、“眼福―大名家旧蔵、静嘉堂茶道具…
今年2024年は、異色の経歴を持つ江戸の絵師、英一蝶(はなぶさ いっちょう)の没後300年に当たる節目の年。それを記念して現在、サントリー美術館では、英一蝶の…
例のニュースが報じられて以来、はじめてDIC川村記念美術館を訪れました。“休館後はどうなってしまうのだろうか?”と、美術関係者や美術ファンの間では、連日ざわざ…
続・無料で観れる美術百選《寺田倉庫T33ビル(東京都品川区)》
アートな街・・・というか、アートな島、天王洲。その街中(島中?)には、至るところにアート作品があります。そういった、いわゆるパブリックアートが多いエリア自体は…
千葉県でも屈指のヤンキーの多い街、松戸市。(注:僕が千葉に住んでいた頃の個人のイメージです)そんな松戸市にある松戸市立博物館に行ってきました。 現在、こち…
平安時代の貴族社会を舞台にした初の大河ドラマ、『光る君へ』の人気に伴い、平安文化に注目が集まっています。実は、江戸時代にも、平安文化が注目されていたたようで、…
この秋、金沢の国立工芸館では、“心象工芸展”という展覧会が開催されています。 絵画や彫刻といったジャンルと比べて、“どう楽しんだらいいんだろう・・・?”と…
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 アートテラーのとに~氏が準レギュラーを務める、TBSラジオの平日午後14時からのワイド番組『こねくと…
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記念すべき20回目となるM-1グランプリが行われた今年2024年。東京都現代美術館で定期的に行われているグループ展、“MOTアニュアル”も今年、同じく20回目…
2023年3月に惜しまれつつ、この世を去った「世界のサカモト」こと坂本龍一さん。そんな彼の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、日本では初となる最大規…
1973年の創業以来、50年にわたって、埋もれていた芸術家を発掘、紹介し続けてきた知る人ぞ知る京都の画廊。それが、星野画廊です。例えば、2017年に東京ステー…
先日、多摩美術大学の八王子キャンパスに行ってきました。 訪れた日は、ちょうど卒展の開催日。 未来の美術界を背負って立つ・・・かもしれない。そんなツギク…
先日、初めて茨城県立歴史館に行ってきました。 敷地内には、茨城県の有形文化財に指定される旧水海道小学校本館もあり。 昨年2024年に開館50周年を迎え…
久しぶりに茨城県陶芸美術館に行ってきました。 こちらで現在開催されているのが、“THE HEADLINERS 2024”という展覧会。サブタイトルは、「陶…
いわさきちひろが亡くなって、ちょうど50年目となる2024年。ちひろ美術館・東京では、1年を通じ、3つのテーマで、“こどものみなさまへ”という展覧会が開催され…
先日発売された『芸術新潮』1月号は、お手に取って頂けましたでしょうか?先日もお伝えした通り、ヴェネツィアを訪れ、ヴェネツィア・ビエンナーレを中心に取材しまして…
京都市文化博物館での開幕を皮切りに、福岡市美術館、横須賀美術館、高松市美術館を巡回した展覧会、“日本の巨大ロボット群像”が現在、サンシャインシティで開催されて…
2023年の朝ドラの主人公のモデルにもなった植物学者・牧野富太郎博士。その邸宅の跡地として、昭和33年より、一般公開されているのが、練馬区立牧野記念庭園です。…
神奈川県民ホールに行ってきました。 現在、こちらのギャラリーで開催されているのは、“眠れよい子よ よい子の眠る/ところ”という展覧会。2022年度の“ドリ…
《嵐(テンペスタ)》盛期ルネサンスの画家ジョルジョーネの数少ない真作。西洋美術史上初の風景画にして、西洋美術史上最も謎めいた作品。多くの研究者によって多…
ポーラ美術館で現在開催中の展覧会、“カラーズ―色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ”に行ってきました。 展覧会は入り口からすでに始まっています。いつも…
本日ご紹介するのは、新春に相応しいおめでたい展覧会。山種美術館で開催中の特別展“HAPPYな日本美術”です。 本展は全2章構成。「福をよぶ―吉祥のかたち」…
朝起きて『新春!爆笑ヒットパレード』を観て、夜は『芸能人格付けチェック』からの『相棒』スペシャルを観て。例年と同じような元日を過ごした翌日は、例年と同じく東京…
皆さま、あけましておめでとうございます。昨年も大変お世話になりました。おかげさまで、12月31日まで、休むことなく、毎日記事をお届けすることができました。「観…
いろいろあった2024年も間もなく終わろうとしています。そんな辰年の今年最後に紹介する展覧会が開催されているのは、大田区立龍子記念館。 「近代日本画の異端…
本年も残すところあとわずか。ほとんどの美術館が昨日で年内最後の営業を終えました。当然、僕も美術館巡り納めまして、何気なく今年の記事を見返していたところ、7月2…
メトロ文化財団が運営する地下鉄博物館に、10数年ぶりに行ってきました。 場所は、東京メトロ東西線葛西駅の高架下。地下でこそないものの、地下鉄の駅よりも、下…
2007年より世田谷美術館で不定期に開催されている「企業と美術シリーズ」。過去には資生堂、髙島屋、東宝スタジオ、竹中工務店と、日本を代表する企業とコラボレーシ…
(注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)「 現在、泉屋博古館東京で開催されているのは、“うるしとともに―くらしのなかの漆芸美”という展覧会。…
現在、東京オペラシティ アートギャラリーで開催されているのは、“ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家”という展覧会。「Glass Table…
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 アートテラーのとに~氏が監修を務めた本、『ねこの名画案内』が、本日1月19日より発売が開始されました…
現在、千葉市美術館では、“サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展”が絶賛開催中ですが。それにちなんだ小企画展“武士と絵画”も同時開催されています。 (注:展…
現在、千葉市美術館では、日本初となる・・・いや、世界初となる鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)の大規模回顧展が開催中!その名も、“サムライ、浮世絵師になる!鳥…
寺田倉庫株式会社が主催する現代アートのアウォード、それが、TERRADA ART AWARDです。応募条件は、「18歳以上45歳未満」 であること。日本語でコ…
WHAT MUSEUMに、WHAT CAFEに、TERRADA ART COMPLEXに。アートの島として進化し続けている天王洲アイル。以前、そんな天王洲アイ…
現在、表参道のジャイル・ギャラリーで開催されているのは、“アニッシュ・カプーア_ 奪われた自由への眼差し_ 監視社会の未来”という展覧会。インドに生まれ、現在…
東京都現代美術館で開催中の展覧会、“豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表”に行ってきました。 1990年より30年以上にわたって活動を続けている現代美術家、…
昨年度に開催された“ドリーム/ランド”に続き、今年も神奈川県民ホールにて、展覧会が開催されています。その名も、“味/処”。 味のある空間で 味のある作家の…
アートの知識とダジャレ力が必要なクイズ。それが、芸術家の名前穴埋めダジャレクイズ。 『芸術家の名前穴埋めダジャレクイズ!』 本日、皆様に挑んでいただくのは、芸…
1920年代、パリをはじめ、ヨーロッパの各地では、第一次世界大戦からの復興により、工業化が進んだことで、「機械時代(マシン・エイジ)」と呼ばれる華やかでダイナ…
『孤独のグルメ』スペシャルに、芸能人格付けチェックに、箱根駅伝に。年始年末の風物詩は数多くありますが、美術界における年始年末の風物詩といえば、やはり、三井記念…
現在、三鷹市美術ギャラリーで開催されているのは、“HAIBARA Art & Design 和紙がおりなす日本の美”という展覧会。日本橋に店舗を構える和紙舗「…
「クラシックアートを見つけよう。」をコンセプトに、著作権が切れてパブリックドメインとなった絵画やイラストなどを、インターネットで集め、それを公開しているコレク…
現在、山種美術館で開催されているのは、“癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―”。「癒し」をテーマにした日本美術展です。 (注:館内の写真撮影は、特…
現在、ワタリウム美術館で開催されているのは、“梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ”という展覧会…
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。元日早々から能登で大地震が発生し、なんだか心の落ち着かない年明けとなりましたね。被災され…
2023年も残すところ、あとわずかとなりました。皆さまはどんな一年をお過ごしになりましたか? 自分的には、昨年、吉岡里帆さんの番組に、ゲスト出演させてもらった…
日本全体がバブルに沸いていた1991年に、56歳という若さで突然亡くなったインテリアデザイナー、倉俣史朗。没後30年を超えた今なお、その人気は衰えず。2021…