酷寒のtunnelを やっと潜り抜けた 暁の記憶が残る 刻はもう昼の傍 穏やかな日和が眩い 住宅街の狭坂に 縦横無尽に駆けて 燥ぎ回る春呼ぶ風 柔らか過ぎて掌に 気持ち良くて頬に このままずっとさ お母さんみたく ずっと優しいまま 吹き踊るままに そうtimeが止まって 仕...
酷寒のtunnelを やっと潜り抜けた 暁の記憶が残る 刻はもう昼の傍 穏やかな日和が眩い 住宅街の狭坂に 縦横無尽に駆けて 燥ぎ回る春呼ぶ風 柔らか過ぎて掌に 気持ち良くて頬に このままずっとさ お母さんみたく ずっと優しいまま 吹き踊るままに そうtimeが止まって 仕...
寒く悴む闇の中 まるで暗い海底さ 沈んじゃったみたい 深海魚のようか それとも幽霊かな ただ漂うようにも 彷徨うようにも いつもの routeに 棘出す街灯を頼り ざりがり舗装を 歩き続けるのさ 駐車場に停まる 黒い車も白く染まり 公園の砂地も凸凹に 固まってらあね 休まず...
感覚を頼りに 手繰り寄せる 遠い昔の幼き記憶 潮騒の弾ける 愉しげな響きの中に 心は浮かんで 誘われるまま 緩み解けてゆく 頑と何ものにも めげず己を貫き 信じる道を進む 自分への固い約束 そんなもの手放して 今は、今だけは 吐き出せる場所も 悩み捲れる場所も 忘れ去れる場...
破っちゃならん 怠け心に誓った 絶対的なお約束 言い訳はいらん 泣きベソ掻かず 歩き続けるんだよ だまらっしゃい やるったらやるさ 黙黙と粘り強く 日課だよ毎日だ 気力は満タン 余裕も綽綽だぜ 軽快にすたこら 爽快に風を切り ぎんぎん進むのさ ぽってりとした 三毛猫の撫で声...
降り始めるまた 眼鏡は点に濡れて 今から本番かな 見上げた街灯に 映され闇を流れる 幾千もの粉雪達 冬の幻想に包まれ 夢を彷徨うよう まだ暗い川土手 レンガ路が囲む 小さな時計塔を 2度程隣に横切り 年に数えるほど surpriseかな神様が 本当にいたらね 寒いのに毎早朝...
画面光に釘付け 網膜はカラカラ 毎度のようにね Net news 閲覧 この映像は蜃気楼か? 俺は混乱してんだ 真面な情報をくれよ 吐き出せない憂鬱 頭皮が毛穴から 滲みだす毒素で 疼いてしかたねえ bathroom に駆け込み 石鹸で shampooさ 我武者羅に掻き毟る...
明け方の手指が ぴっぴり痛むから おあ寒、寒いと ぷるぶる呟いて 毛布の洞穴に潜るんだ 瞼を閉じても 開いてみても 真っ暗なんだよね 吐息の温もりが ほあっと広がり 柔らかな鼓動が 胸の奥から聴こえる もう3度目の 列車が走り去ったよ ふうんって、そう 時に委ねてる間を す...
年末この貧しく 豊かな島国じゃ 庶民の怒りが爆発さ 政治界隈は嘘の 暴露大会が始まり 俺は相も変わらず 綺麗で珍しい石 幼い記憶の岸辺で 探し続けている どうしょうもねえ 溜まった膿全部 絞り出し切るまで 治まりっこない 冬夜の寒さに佇み 名も知れず廃れた 故郷を想うよう ...
渇き切った夜を 幾度、繰り返せば 開かれた明日は 闇色から顕れる スモッグに滲む metallicな摩天楼群 増しに増して ガードの固くなった 人造未来都市 動物らしさは 微塵も妄想出来ない きっとさ 飯は簡素で味薄な 宇宙食みたくなり どっかの惑星から 人類祖先が円盤で ...
本気だった真剣に 仮面ライダーに なりたかったあの頃 灰になっちまった 記憶の欠片が浮かぶ 薄らと写真の中に 腕組みして威張った あどけない5才の俺 今じゃあ正義でも 悪でもないヤワで 中途半端な大人擬き 睨まれてる そんな気がしてる 弱気な時に限って チラつくんだ額に し...
何だって真夜中に 目が醒めたんだろう ふらりと歩む宵淵 誰が降らせたんだ 礼を言わなきゃな 曇り眼に綺羅星が 散りばめられた藍空 山の手の下り坂で 冷たい風そよぐ 静まり返った草原に 佇んでいるみたい 無限に拡がる宇宙と 気持ちが一体になる そんな気がするんだ 自分だけの大...
どうしようもなく 沈んだ気持ちに 時々は見舞われるけど シラばっくれだ 胸の奥に積もった 成れなかったものへの 後悔じゃないよ でへへ間よくば 濡れ手に粟な 大枚が転がり込む夢 見続けていたいだけ まただ嗚呼糞 妄想が膨らんじまう 暇人になると ろくな事しか考えねえ 何故か...
冷たい真夜中の 物憂げな自部屋 頭上からは気持ち程 淡く項垂れた candleみたいな灯り 気が狂いそうになる 途切れない闇と 底無しの孤独に 焦り、衝動、興奮が ごた混ぜになり沸騰 最大限に膨張 破裂してしまいそう 深呼吸する 頭から追い出せ やましい考えを 眩い陽差がま...
窓辺のcurtainを 剛風が踊らせる 喉元が痛いんだ 外は嵐の夜更け 日頃の鬱憤を ヤケクソ気味で 喚き散らした 訳でもないのに また流行の病が 移っちまったか 隠れ月の裏側へ 逃避行できる passportが欲しい どこに居ようが 四の五の聞かされ 溜息を飲み込み 始終...
お勤めも返上し one mance 忙しい世間と ズレちまった 後ろめたさ軽く pocketを触る 都会の駅前は 雑踏と喧騒に溢れ 繰り返す klaxon 遠い響き 想い出したり 小さな写真に収まった 色褪せない 魅力的な君 数え切れないほど Rush hour 人々の群...
浮かんではまた 消えて解けるように 暗宙へ昇ってしまう 何処に行ったんだろ 言葉はいつも気紛れ 束の間の自由は 夏の終わりに肌寒く やけに冷え始めた 夜更けの静寂が 虫の音に混じり合う 転がっていくのさ そればかりだな俺は 留まる場所も未だ 見付からないまま ここにいるのに...
気が付けば 夏の匂いも薄らいで 気が付けば 半ばを過ぎた人生も 遠く朧げな 暑き彼方に 揺らいで見えるのは 時を経てもなお 木霊する蝉時雨 土手の並木道 陽陰の長椅子 汗拭き涼みながら 紫煙を薫らせ 河川敷で燥ぐ 子供らを眺める 和かな眼差し いつまでも あの頃を懐かしみ ...
いかんともし難い 夏の温度は急上昇 頭蓋内はグツ煮え 判断力もそ急低下 どこ見渡しても 蜃気楼のような 茹だる猛暑の景色 思考を曖昧にする 鳴り止まない 騒音の渦に揉まれ 蕩けた意識で factory city ゾンビのように 幻の泉を求め妄想 来る日も来る日も 軒並み暑い...
熱ぃな畜生 全身が火照ってる 焼けるように このまま俺は 燃え上がってしまうのか この場で俺は 燃え滓になっちまうのか それとも俺は 路面に溶けてしまうのか 炎天下の道宙に 陽炎が揺れる 時間の経たない安時計 真っ昼間から 夕暮れに思い馳せ 冷たく吹き抜ける 次の涼風を待ち...
纏わり付くよな 夏熱に絆され記憶も 飛び捲る昼越え 漸く抜けた生地獄 喉元を過ぎれば 深夜の shopping time 目眩く net広告に 踊らされ今宵も 夢の世界へ run away ええぃいったれと 何とかなるさと 根拠のない勢い任せ ポチりと一発 clickさ C...
今時どこ探しても 有りゃしないけど perfect なもの何て この世の中には けど崇高なものに より確かなものに 近づきたいんだよ ガタつき始めた オンボロの身体でも 宵闇に響く rain sound ギラつく街を走る 雨空の向こうを望めば 優しい月明かりが 何だか湿っぽ...
真夜中の雨滴を showerみたく浴びる 戯れ言に塗れた 上っ面と一緒に 浚われていくのさ しょうもない 世間の柵みと一緒に 取り返しの つかない昨日も やがては何事も 無かったかのように チャラになるんだ 一切合切、全てが 泡のように弾けたら また最初っから やり直しゃい...
恋する気持ち失せ したくない事だらけ 夢みた記憶に溺れ 誇れる skill もなく 寄っ掛かれもしない 不安定な社会に生き 囲まれて四面の壁に 遠い海へ思い馳せる この国の行く末に 悲観し迸る焦燥感 宇宙の最果てまで 逃げ出したい気分 半 neat みたいな やる気ねえ生様...
鮮明な街景色が 浮かび上がる静寂 雑居ビルの片隅で 陽の覗きだす空の citrus blueに 何を求めて 振り撒かれてゆく 澄んだ宙を泳ぎ回る 小鳥達の瞬きは 闇に煌めく無数の 星屑を脳裏に灯す 内なる囁き Are you happy? 誰かが耳元で そっと呟...
真っ黒い絵の具 粉団に混ざり込んだ 妙に艶めかし過ぎな ソフトクリームを 溢して破茶滅茶に 塗りたくられた空の下 正気を取り戻した 見慣れる緑の景色 いつか途切れたままの 白昼夢の情景と リンクして不自然な 鮮やかさを帯びる 少しだけ先の未来に 踏み出し歩く感覚 頭ではくっ...
海月のように 日和に揺られ 過ごし流される又 緩んじまった 頭のネジまで ふらふわする季節 おっとりとした 陽気と涼風に 抱かれどこへやら 俺の空っ穴な心は みるみると暈け 際限なく薄まる 重い着包み抜けて 夢宙に漂うんだ 稀に見る気持ちよさ ふっと運ばれほら なにやら時折...
ちるはら ふっと顕れる眼前に ひらちら 宙で瞬くように翻し するいら 浮き廻り漂いそっと 紛れ込む 斑点模様の絨毯なか 零れ静かに 降りてゆく花片達 傍えだけの桜並樹 柵に沿い林道の半ば 踏み留まり眺め その儚く麗しい姿を 辺りに立ち込める 甘い香りと 幻景が誘う束の間 夢...
漸く訪れた春に 咽び泣く空の下 物憂げに満ちない桜も 艶やかな滴を 弾けそうな無数の蕾に 抱えてはまた零す 灰霧に滲む森 薄暗さ纏う並木道 悲雨に打たれるまま 虚ろな足を運び どこかで逸れた 追憶の欠片にすがる 取り戻せるものは 何にもありはしないけど 気を落とす両肩に ま...
Even if it's covered in darkness
閑散とする街並みに 聳える唯一の旅宿 橙の灯りを落とした 取っ散らかった一室 真白な部屋が真っ黒な 陰で気味悪く染まる 明るみ始めたばかり 狭いひとつ窓を見詰め その優しい空の向こう 飛び立ちたいと淡く望み そうまた 行き止まりのない 苦悩の坂道を転げ落ちる 静寂に囚われた...
ああな、まるで 魂を切り売りして 生き延びているみたいだ 誰のどんな役に 立っているとも知れず 俺は自分自身を綴る この減点方式の評価社会 どうにも遣る瀬なく 覆しようも無い real に打ちのめされる度 有りっ丈の思いを 腹から湧きだす渾身の力で 破格の紙切れに注ぎ込む ...
立て続けに起こる 職場での不測の事態 careless mistake やってらんねえな くだらない記憶夢に 柔頬をつねられ 起き抜けの重い瞼擦る めちゃんこ寒い未明 引っ込んだ空きっ腹で 齧り付く菓子パン 淹れたて熱々の緑茶 パンチの効いた渋みで覚醒 分かってんだよ 俺の...
何ーにも plan通りに 運びゃしない そんな塩っぺえ時が 歩む背中に積もる日々 後味の悪い昼間の 気疲れ癒そと Free Tube ずらり並ぶお勧め動画 たらたら眺めても 毎晩お約束の タイトルばっか pick up うんざりし過ぎ click して観る気もしねえ 重い溜...
It's not that I don't like it, but
noiseに占拠された すかすか髑髏の頭ん中 今、俺はいねぇな 草臥れてもないのに 何の考えも湧きゃあしない 高台にどっしりと鎮座する 洋城のような完璧なビル群 その周りに配置された 振動する金属boxの臓器 格子状に登り繋ぐ 亜鉛色の夥しい組鉄骨 血管みたく枝分け走る 重...
まるで世紀末のよう 有り得ねえ年明け 地震に火災に殺傷事件 とうの昔に 過ぎ去った筈なのにさ 世界の最期が 近付いてそな嫌な予感 どこまで走って 逃げてゆこうが実際 地球は丸いんだ また同じ居場所に 舞い戻って来るかな だからって 何もしない訳にも 行かねえだろうから いよ...
そりゃ仕方がねえよ 不遇な生い立ち呪っても どうにもなりゃしねえ その場限りの鬱憤晴らし 気分はすっきりだけど 現状が覆る訳でもねえ 塞ぎ込んでも荒れても ぶつくさ文句たれても 不満だらけの時間が 悪夢じみた辛い記憶を 過去に残して進んでく ああ、そうだよな 分かるぜ 言い...
虚無に支配された 覇気のない胸にぽっかり 口開けた洞穴は深く だんまりを決め込む 寒風に色褪せた景色は 静かに乾き だだっ広い峠路の外れに 留まって佇むばかり 表情をなくした顔で 半分気持ちは笑ったまま 誰の為の何ものでもない 上っ面のしがない自分 振り返り見詰めている だ...
高く木立の向こう 鈍曇の切れ目に 覗く陽 絡む内の網枝を照らし 麓に急き走る北風が 見渡す情景に染まりゆく 森の樹々を騒がせる 家々で犇めくばかり 人影少ない寡黙な狭道 潜り抜け登った辺地 散る葉ら宙に踊り そしてふらり落ち かさり鳴って舞い転び 路壁の隅へ打ち留まり また...
when to stand up ━想い描く彼方に辿り着けるまで━
いつから孤独に 慣れてしまったんだろう 記憶すら霞んで 信頼できる友たち 遠く何処へ 繋がりを断って久しい 振りかえり 気がつけば 長い長い歳月が過ぎ去った 一体どこに 向かって進んでいるのか、 今俺は寒空のなか 矛盾が入り乱れる 思考を頭に抱えたまま 枯れ藪に包まれた道程...
待っているのかも知れない あの日からずっと 遠く夕陽が照らす 東の暮れ空を見詰めながら 待っているのかも知れない 記憶の中でずっと 薄闇に染まる峠の池畔 冷たい風吹くベンチに佇み 震える手の平を擦りながら 待っているのかも知れない 何もかも無茶苦茶に ぶち壊してしまいたい衝...
名無し草 ─At the foot of the usual road─
西空へ夜はぐれ星残し 明るみ始めた 仄暗い早朝の幹線道で 排煙の苦臭いトラック 疎らな車達がすっ飛ばす 俺は俺でいつものよう 気忙しく心拍数を上げ 原チャを唸らせて 小賢しく、ぶっ飛ばす 山裾のバイパスを潜る 脇道へと左折する 道なりに進んでいけば 痩せ川の橋路に繋がる 高...
きっと 逃避願望なんだろうな 冷んやりとする山気 狭い登坂路に被さる木陰 久々のんびりとした ブロッコリー型の雑林 入口付近に届き集まる 極めて密やかな囀り 何気に胸撫で下ろし 兎にも角にも落ち着く 山裾のありふれた場所 無心でゆるり と歩みながら 寒気に移ろう樹々や落ち葉...
ゴォンロゴロゥリリー グヮォンダウダララー 二日間もお休みもらいの 薄暗い部屋に日がな一日 ぐでぇっと寝そべり お前何してんのかって? 捻ってんのさぁ スッカラカンな頭ん中で なんかわかんないけど、 いいアイデア湧いて 出て来ねえかなって 気張ってもいるんだぜ う゛~ん ブ...
angel of literature ─液晶パネルの向こう側に─
君のなかに俺からは 早朝の湖を臨むみたく 取り乱すものが微塵も見えない 透明なそよ風にそっと 送られてくるような手紙 受け取るだけだからかな 一体どこにいるんだい? とても柔らかに澄んだ 仄か柑橘の香りが浮かぶ 目映いほどに真っ白で Gも二の足を踏み 後退るような崇高潔癖な...
曇りがちな日々に移ろう 猛暑を脱した 乾いた晴天 緑の高台 吹き下ろす風は踊りながら 煩わしい作業着の 皺くちゃな長袖シャツん中を 心地よく潜るんだ 別に変わったこと何か 全然ありゃしねえけど ただ煮え滾る真夏の監獄から 漸く抜け出せた感が すっきりとくっきりと頭上に だだ...
どっかに開いた針先程の 小穴から空気の抜けていく 萎んだ浮き輪に掴まって 自棄くそでバタつき 疲れて足着きゃ浅瀬に独り 遠い海原はまるで蜃気楼 一向に近づく気配なし おぅ、見詰める両の目は 涙の滲む虚しさの双眼鏡 俺ぁここ数年 無我夢中って程じゃないけど 懸命にぼちぼちとぼ...
With my dizzy head ー抜け出してクラつく頭でー
膨れた熱を孕んだ空気 だらしなく脱力した 昼間の部屋を記憶に浮かべ 寡黙さだけが躰を素通り 浅い溜息が唇から漏れ 静かこめかみに意識は滲む 僅かばかり開けといた 少々破れた障子戸と 格子柄カーテン越しの窓から 涼風の仄かな柔かさが 瞳を閉じた横顔に触れる その感覚は寄る辺な...
what is the new policy ー何が新しい政策なんだ?ー
ゲリラ的豪雨はstrike 怪しげな鈍雲集うなか 虎視眈々、俺達の動きを 見詰めつつ付け狙い 気が緩んだ隙を突き 意気なし猛烈な水傾れ 一気に打ち撒ける まるで国家包みの陰謀説 とんでもなく厄介で 狡猾な強か者だが この蒸し暑い季節には 嬉しいサプライズ 災害も恐いが案外 ...
七夕祭りの幟が 河原の土手道にずらり並ぶ 当日にはムレムレの 人混みで溢れてごった返し 打ち上げ花火なんかドンパン 沢山あがっちゃって 綺麗だねそうだね愉しいね 皆んな笑顔で頷き合い 酷朱夏の檻サウナで 茹であがったど頭に 超絶濃辛チリソース 打っ掛けられたみたく ドギツい...
必然唖然暑さのお釣 すかすかの心空 何処に行っちまったい 何事も省みない 天をも貫く勢いで吼えたてる 猛烈な激情 超然不屈の魂 今ではもう 抜け殻以上の脱ぎ捨て殻 残り滓以下の絞りカス 冷茶の飲み過ぎで たぷついた腹もついでに 掻っ浚ってくれよ ああ、 頗る気怠い蒸し風呂...
全くラチがあかねぇ 鬱屈の出所も行方知れず 得体の知れない 虚無に喘ぐ腹の内 俺は、 短い割り箸の先っぽで コッテリべとつく 黄金の水飴の塊に 運悪く捕まっちまった小羽虫 二進も三進もいかず 居たたまれない自分に 中途半端な青の一時が 白々しく注ぐ明け方 やわ風すら凪いだ...
腰低く優しさせびり 他人の親切 ちょいと拝借 貰うだけ貰って知らん振り 雷型に血走る 黄ばんだギョロ眼で 銭金の嫉妬 不幸をほのめかすように 嫌味を浴びせ高笑い なんか悪い女の霊に 夜な夜な精気を 吸い取られているような 年々痩せ細っていく 老いゆく躰が 皆は気がかりなだけ...
気力も尽きそな だらしなく緩んだ躰で 心も闇の中 人気のない 繁華街の路地裏を 仕事で ほっつき歩いてんだ ぽつぽつ 頼りないネオンの 薄光んなか すっとまた一片が てぃらら、ぴぃらら と 漂い踊りながら 時に前髪を掠め 胸元辺りの 少し先を横切り 不意を突き 足許に 不...
Very bad, late-night complaints
ふっ飛んでしまえば 地球なんて 不謹慎なことを考えてしまう この、忙しい時期に ろくでもねぇな こん畜生め 夜更けの闇に囚われて 長閑な風と 月明かりの寂静 断崖絶壁に弛み立ち 有り得やしない ぶち当たる先の見えない フリーフォール ひと思いにこのまま ダイブしてやりてぇ ...
毛布に包まる 枕元の闇に ノイズの洪水 突然、怒涛の如く傾れこみ 浅い眠りを打ち砕く 瞬く薄目から じわり次第 その高鳴る音嵐に 瞼は完全に剥かれ 快晴続きの 好記録 二週間余り 地に足つかず夢心地 突発的豪雨に破られた ほのぼのした 暖かな早春の日々が 一区切り ...
雑樹山に囲まれた 隠れ里 細く縫い走る県道 暗に目醒めた猛獣たち 地の奥底で 唸り声を上げ 次々と アスファルトに 這い出し その重く分厚い響きは とっぷり闇色に暮れる 野放図の静寂に 頑強な釣鐘を 打ち鳴らすよう轟く 遠くから徐々に 近づき 頭蓋に潜り 電動ハンマで穿るよ...
外気に晒された 柔肌を 引き裂くよう 辛い痛みを浴びせては 酷しい寒さは また 何も告げず退いて 霧に霞む昼下り 隣で しれっと 丸めた背中向け 寝そべる 不機嫌に口を噤む 恋人のような 垂れ籠める天上と 窓越しの宙空に揺れ散る 細やかな 惑い雨のなかに いつかしら 胸に焼...
氷点下の激波が 山間部を襲う ぴりり骨まで麻痺る 指先を振っては 擦り合わせ 無駄踏みを繰り返し じんじんと 冷たさののたくる 足裏を宥めた そんな馴染めない 苛酷な日々が 続く、容赦なしに 陽漏れさえ 覗かぬ未明を へべれけの 轍も硬直する、 険しい道筋 スローペースで長...
白黒縞の 小鳥が 無邪気な鳴き声を 砕石塗れの トラックヤードに転がして 番で 戯れ合う 帆布小屋の 短い桁幕へ 初陽に溶かされた霜が 光る雫を 拵えて ゆっくり落ちる その僅かな間、 こんなことを思った 音信不通になった 知性溢れる 気を病んだ か弱いあの人は...
薄い残照が 緩やかな稜線を縁どる 遠退く夕空 冬の通り雨 ばさばさ と、短く降り弾け そして途絶え 七色を超えて 高角度の 巨大な虹が昇る (これは予兆なのか (偶然の悪戯なのか 色濃い印象が 脳裏に焼き付いたまま 場は見送られ 星屑の瞬きだす 夜の帷に橙の 焔の...
毎晩のように 浅い眠りの中 がなり立てて来やがる ねちっこい 過去の記憶を突っぱねて 明けない夜 を蹴り上げる 今日も 継ぎ接ぎだらけ 車検何か切れっ放しの おんぼろな身体で 下らない言葉 腹から捻りだし 書き散らしながら まるで公害噴火 このどうでもいい 頓珍漢な世界のな...
今日も自分なり 頑張ったけど お帰り、なんて 誰も言ってはくれない 脱け殻になった 独り身の俺だけ いいさ、いいのさ ずっこけてばかり 出来損ないのポンコツで 誰に必要とされることも 誰に慕われる必要もない 勝手気儘 気持ち投げ遣り気味に 暮らすのさ 寝床にぶっ倒れ 溜...
廃れ切った 簾みたいな 隙間だらけの心のなか 空っ風が吹き抜ける 昨日の記憶にも 一昨日の記憶にも ダサい俺しか 見えては来ない スッ転がった気分で 天空を見上げたら ほんのりと 青みがかるだけの 無駄にだだっ広い 胸中の虚しさにそっくりで 「何か馬鹿みたいだ」 そんなこと...
何処へと 吸い寄せられるよう すうらりと流れる 朝霧に梳かれ艶剥け 弛い色鉛筆の スケッチにも似た かすれた風景のなか 暗色で身を包んだ 自分が佇む 顔前には 節くれ立つ梢がそそと 横疎らに伸びだし その腹と赤緑の 錆ゆく尖った葉先へ まるい雫を携え そっと光らせる 濡れた...
広く続くばかりの空で 斑に伸べる 鈍色の群雲達に 強い陽熱の 遮られた緩い早朝 そこから漏れだす か弱げな優しい光が 池面に流れる 淡い蒸気霧と静けさ 美しく包み照らし 山中に開けた 見晴らしのよい場景を クリアに浮きぼる 長息をひとつ放し 何げに俯く視線 足許に吹き溜まる...
純愛映画かなんかで 感傷に浸り 瞳を潤ませる刻も割けず ただ、胸身に ひたすらになだれ込む 苦い重みをしょって 辛い登り坂道を もくもくと歩き続ける 先は東雲、帰りは暗闇 水鳥が不意つき 飛び去るように 過ぎゆく日々また日々 心太を食べ忘れ ビーチにもいかず 真っ黒に日焼け...
遠くを数える 眩い光を放つ ディスプレイの向こう側 雲行きの妖しい 黒ずんだ天上が広がる そう、遥か彼方にも 僕らは時々 もう過ぎ去った 記憶の零す残像を見る 嬉々と脳裡に思い描く 今はまだ細やか 朧げなビジョンも 薄っすらと くっきりと 視界の情景に浮かばせ 静けさのなか...
間違えない 俊敏で冷酷な爬虫類の 艶皮のよう鋭く 光り脈打つ 今、僕のなかに嘲笑う 穢れた血の色 入れ替えなくては 猛毒の混じる滑る液体を また輸血が必要だ 過去三度の 難手術で 継ぎ傷だらけの身体に 一刻も早く 色濃い熱帯びる人間の血 取り戻さねば 湿気にまみれた 苦る空...
透き通る飛沫 振り撒くように 降りては止む 翌朝の残雨 遠い景色を遮り 全方に 立ち込める 霧に呑まれた山林 白濁りのモザイクに 垣間見える 険しい木立の深く 絞り出すように 茹だる暑さ 名残惜しげに唄う 蛁蟟の叙情は 真っさらに 戻った胸へじわり沁む それに重なり 甲高く...
頭蓋のなかで 猟弾銃が撃ち放たれる 森木枝に休む鳥たちは 仰天し、 蒸した夕空へ 一斉に散り羽ばたいた 背中から 倒れ込んだのは何故か 六畳のマイルドな芝生 寸秒、皮膚呼吸まで静止 ぐうの音もでない ぼろ布に成り果てた 役たたずな生もの 灼熱に蕩けた脳味噌で 何とか直立し続...
完全な真夏の 熱い陽射しを 全身に浴びながら 火照る肌を潤すように すうっと靡く 絹帯のような 風が触れる、時に 側道を足早に 進む 人影 洗い晒しの 爽や香りを清しく退ける そのなかにはきっと 浮きつ流る 粒汗の匂いも 前面に背に 見渡す ストレートロード この道は遥か西...
久方ぶり 夏夕刻の空に鈍く転がる 豪大な重低音 せなせな と寂しげに下る蜩の声は 次第 仄明る 薄帷の向こうで 人気ない通りに 浮かび始めた 細かな雨脚の響くなか 遅れ拍子で 地面に打ち弾ける 甲高い雨垂れに また一瞬 手品のように隠されては か弱く零れ 暮れ泥む 今日の外...
峠脇路の下り端 上目に眺む折 斑模様に流れる 汚れ雲間から照す丸陽 山型に落ちた 木陰に留まり しおらかに戦ぐ 枝葉の涼を 無意識に嗅ぎ過ごす と不意に颯爽 圧倒的な勢いで吹きつける 突風が緩い眠気を揺すり その直後 多次元宇宙の あらゆる処 梱包緩衝材の空気玉 一粒を両手...
あら不思議 こんなことまで 出来ますよ的な プロバカンダ どっぷり浸って 豊かな生活 夢に見る 日に十件は来るPR広告 悪質な迷惑メール 全て削除するを クリックします 放送終了後三十分 今ならなんと 半額の割引価格 で特別ご奉仕 送料無料 分割手数料無料 ...
薄れだす藍の帷 せせこまし住宅街 涼らと 風だけ吹き通す 目醒めたままの くしゃくしゃ頭 後ろに反らして 細く開けた屋根間に高く 快夏青天 きらりと重なり 珠には も少し遠くに行けよ 何て語りかける 草臥れ尽くして 眠るだけ 日々ゆく躰は重いけど まだまだ ちょいと もうひ...
未だ 梅雨も降りださぬまま 夜闇、 深く静まる 紺色の刻は瞬きもせず 満開に晴れ渡り もう 昇りもせず 暮れもしない火輪 明日に目醒めた半球で 今頃きっと 厳めしく睨みを利かし 輝いていることだろう 茹だる暑さに涼し風 アンバランスな毎日 ...
生温い空気が 淀み、籠り始めた 穴蔵から 飛びだし走り出す 剰りにも爽やかな 鮮緑の情景 目一杯 吸い込みながら 追い越してゆく いつもの寄り道 いつもと違い 広々と 開き、満ち満ちて 光り揺蕩う 貯水池の畔 からりと乾いた 快晴の眩さ 初夏の昼下がり 典雅に 団扇から生ま...
冷やりと 透き通る 瑠璃色と思しき ビー玉が 空っぽの頭蓋のなかを 不可思議な速度で 転げつつ 回っている その 遠心力と微揺動が 宙空に薄ら 映し出されるのを 熊の縫いぐるみのように 眺めている 上がり目の 角度は依然 曖昧に游いでいて ここぞとばかり 振り下ろす 虫取網...
触れられはしない けど、時折 ひっそりと 浸ることのできる 曇りのない 清らかな 透明感 例えば、 白み始めたばかり 人気少ない早朝の 街場景に 湿らかに充ちる 冷たい静寂のなかに ちょっぴり 嫌味のない程度 スパイスが 振り掛けられる 硝子コップに注がれた 炭...
変則で命中 深夜勤務 通い途上に立ち寄る 近く藪沼が隠れた 傾き気味の広い路側帯 細く 伸び掲ぐ外灯の 白明かりに 擦られ 薄く照らし出される 乱れた種々 雑木類の形 輪郭 涼やかで無色な匂い を呼吸する 足元の先に 絡む迷い草 小さな獣達だけが 入り込めるほどの 隙間を...
扱き下ろす 罵り言葉 悪戯書きの消えない 開かずの廃倉庫 打ちっぱなしの コンクリート壁を 虚ろに 見詰めている 子どぶ鼠逹が 真闇を塞ぐ 茶錆びた鉄格子 から 薄明る外界へ 駿足で駆け降りる 尖った斜模様に湿り込む 残影 嵐めく 荒れ風、乱れ雨 微水片が ばらばら 飛び散...
まだ星月達の 煌々と覗いた 早朝の闇から 西陽の厳つい夕刻 まで 仕方のない精一杯 無気力になるまで 納得のうえ 目の眩むような忙しさ を 食い扶持目当てに 働いただけ 沸点を越えた 脳味噌に 消火液を 満遍なく浴びせかける 最善の選択 冷たい室陰に 滑り込む 薄窓帷で...
さらり 舞い踊り、 はらり 降りゆく 幾千の花びら その 芳しい匂いのなか 滑るように 潜りながら 通りすぎる 目映さの裏 俯いた世間 何気に捲る 春の日々 いつの間にか 青い葉の新たに生まれた 細い銀の枝に 柔か花の満ちる 並木の記憶を 思い浮かべて その樹の...
淡青に澄み渡る 微塵の重さも 感じさせない 剰りの目映さ 手狭な室内の影に 見開いた瞳が 鮮明に捉え 映し出す あの 燃え尽きない空に 一握り程のはぐれ雲が それは南方位へと 強く圧し浚う 素早い、七色の風に 打たれ 散り 解けるように変化する 軟らかに 姿を変えてゆく...
あの日は どうして 冬退け風が コンクリートの丘にまで しゅしゅしゅしゅ しゅしゅら と吹き踊り あれやもこれやも 散らかし放題 眼下に敷かれた 電子基盤そっくりな 都市街並みの遊園地 戯れて跳んで はしゃいで、滑る ひゃららいら 捲る日、田舎を ぶーらりら 長閑に目覚め...
もう一人の 自分が 前頭葉の付近で 無意識に呟く 頼みもしないのに 巡る 暖かな春は 厄介な荷物を 引っ提げてやって来た と 疫病に蝕まれた この混沌とする世の中に またも 繰り返す、戦禍の報道 誰しもが望む 明日の平和を 踏みにじるように 毎度の帰宅ラッシュ ...
春めいて来た というのかな、こんな時 しぶい眼を瞬かせる 朝一番 鼻先を擽る 毛布の暗闇のなか いつもの芋虫スタイル 今日は寒さで 身体が震えない 二度寝三度寝、繰り返し のんびりと床上に転ぶ 満足のゆく快眠に ぱっちりと冴えた瞳 近く電線に留まる雀も スローテンポ 気持ち...
深い眠りから 目覚めかけた 季節の境 狂った方位磁針のように 惑う空は 粉雪を乱舞させて ほんの近場まで 急ぎの買い出し 躰に食らいつく酷風 痛いほど鋭利に 表皮を切りつける 半透明な 買い物ビニル 二袋 一杯に詰め込まれた 一週間分の食糧を 僅か十分にも満たない距離 乾...
散々 降って また、ちらり と 暗宙に踊り始めた 今年の雪はいつまで続く 真っ黒に 塗り潰された夜更け 週末の街灯が 透き通る光で照らしだす スローモーション ふわり優しく 何度目の幻想 数え忘れ 眺めている 空高く、 闇の向こう 飛びたって 自在に羽ばたいている 幾億の ...
うっすらと黄ばみ 埃を被った デジタル式カメラ 液晶画像は繰られる 一年前 から すらりと進め 二年、三年前 彩る季節は廻り 四年前 その ひと齣に眼を留めた この秋の頃 一体 どんな風に暮らして と 遡る、風景写真のなか 透き通る せせらぎに 艶々と 飛沫に濡れる 石...
夜空を充たしながら 漂流していく 暗い雲塊を 腹の底に抱え 噴き出し続けるように 留まらず 途切れもせず 疲れの欠片も見せない 重々しく、木霊する 機械獣の唸り 清潔に保たれた 近代工業施設 コンビナート設備から 飛びだして 入り組む迷路の中を 隅々まで潜り、通り抜け、 ...
最西の果てに 沈んで泥む 降り陽から逃れるように 残照に映え 紅緋に燃え盛る 鬼顔犬が、翔る 紛紛と ちぎれ火を 後に撒き散らしながら その姿は 天井を ぎざぎざ と ざっくり 斜めに遮蔽された 宵寄り空に 高く引かれる 頑強な 鉄骨庇の下 左左、左側へ 奥へ しいん と...
精も根も 尽き果ててしまったように 茫然と呟く 半年と数ヵ月 気兼ねのいらない 愉快な同僚であり 信を置く 頼もしい、人生の先輩だった あなたの後ろ姿 「何か良いことないですかねぇ」 どうしても 話すことが出来なかった それ...
すっぽり包まる 毛布のなか じわりと、返す吐息の 暗がりに咲いた 清み解ける場景 くっきりと 知らしめるよう 無調色の 真珠色に 瞬き震える 綺羅星の群れ そう、あれは 冷たく澄んだ 峠の外れ 高い頭上に開いた 艶めく 未詳のアンブレラ その遥か東向こう 寡黙に廻る 眩い...
遠北から遥々と 吹き抜ける 上衣を押さえて 爽風颯風 梢より 振り開け、そう 散るら ら るらら 煌びやかな歌声が 響き渡るような 大輪の色葉が 咲き乱れる 鮮やかな 眺望は 春の野原が靡くよう いずれは総て 羽ばたいてゆく 残された、万枝の巣に さよならを告げて あなた...
アスファルトを賑わし 戯れ始めた かさつく落ち葉に紛れて 諦め顔で、日々を 数えているようにも 罅割れの増す くたびれた道路で 毎日のように 常用車のタイヤに轢き飛ばされ 何度でも踏みつけられ 歪に折り畳まれた ちょっとやそっとの煽りでは 捲られやしない重みを 醸す 薄汚...
オマケ程度に敷地を取り巻く 狭い庭の 薄汚れた コンクリートに踏み出し進んだ 軒外れ サンダル履きな足もとの 仄明かりに うちと隣家の屋根の 高くて細い 透きまの紺空を仰げば いまだ、遠く散り失せた恋に患う 夜更けの僕を嘲るよう 乱視で近眼な瞳に 輪郭のボヤけた 未完成な円...
百十円で捌かれる 中古本の 幸運にも書棚から引き抜か れた 最後の頁の 最後の一行に なりたがっている のかも知れない 僕は この間 幹線路と 脇道二カ所で タイヤに轢かれた、 血塗れの亀を見た 駅前は、相変わらず 人で込み合っ...
見渡せる場所も 定かじゃない 漆黒に占拠された 地平からの出口を ゆらり香らせるような ダークブルーの すべらかな背中に 夥しく突き立ち、抜け落ちた 鋭く尖った針先が 最初にみたもの それが か弱い点滅を繰り返す 小さな 無数の 星々だったなんて そんな噓。 解体工事で ...
朝の陽は、 漸く、 ん しかし また、厳めしく昂まり またしても 二度寝の タイミングを 取り逃がした 熟睡不足の 僕が だらしない 軟体動物のように這いつくばる 小部屋の か薄い 格子柄カーテンという名の ご安心フィルターに濾過されて やんわりと 目映い熱光を投げかけ...
撫で下ろす胸と 移ろう季節に 今晩は。 展望台から見おろす 粒揃いの 街明かりで 敷き詰められ、 伸びやかに拡がる 煌びやかな情景のように 秋虫たちの賑やかに奏ずる 繊細で美しい 音律は 溢れるほどに 躰をとり巻く 闇へと踊り舞い とても、とても 浮き立つよ...
「ブログリーダー」を活用して、かすみ じゅんさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
酷寒のtunnelを やっと潜り抜けた 暁の記憶が残る 刻はもう昼の傍 穏やかな日和が眩い 住宅街の狭坂に 縦横無尽に駆けて 燥ぎ回る春呼ぶ風 柔らか過ぎて掌に 気持ち良くて頬に このままずっとさ お母さんみたく ずっと優しいまま 吹き踊るままに そうtimeが止まって 仕...
寒く悴む闇の中 まるで暗い海底さ 沈んじゃったみたい 深海魚のようか それとも幽霊かな ただ漂うようにも 彷徨うようにも いつもの routeに 棘出す街灯を頼り ざりがり舗装を 歩き続けるのさ 駐車場に停まる 黒い車も白く染まり 公園の砂地も凸凹に 固まってらあね 休まず...
感覚を頼りに 手繰り寄せる 遠い昔の幼き記憶 潮騒の弾ける 愉しげな響きの中に 心は浮かんで 誘われるまま 緩み解けてゆく 頑と何ものにも めげず己を貫き 信じる道を進む 自分への固い約束 そんなもの手放して 今は、今だけは 吐き出せる場所も 悩み捲れる場所も 忘れ去れる場...
破っちゃならん 怠け心に誓った 絶対的なお約束 言い訳はいらん 泣きベソ掻かず 歩き続けるんだよ だまらっしゃい やるったらやるさ 黙黙と粘り強く 日課だよ毎日だ 気力は満タン 余裕も綽綽だぜ 軽快にすたこら 爽快に風を切り ぎんぎん進むのさ ぽってりとした 三毛猫の撫で声...
降り始めるまた 眼鏡は点に濡れて 今から本番かな 見上げた街灯に 映され闇を流れる 幾千もの粉雪達 冬の幻想に包まれ 夢を彷徨うよう まだ暗い川土手 レンガ路が囲む 小さな時計塔を 2度程隣に横切り 年に数えるほど surpriseかな神様が 本当にいたらね 寒いのに毎早朝...
画面光に釘付け 網膜はカラカラ 毎度のようにね Net news 閲覧 この映像は蜃気楼か? 俺は混乱してんだ 真面な情報をくれよ 吐き出せない憂鬱 頭皮が毛穴から 滲みだす毒素で 疼いてしかたねえ bathroom に駆け込み 石鹸で shampooさ 我武者羅に掻き毟る...
明け方の手指が ぴっぴり痛むから おあ寒、寒いと ぷるぶる呟いて 毛布の洞穴に潜るんだ 瞼を閉じても 開いてみても 真っ暗なんだよね 吐息の温もりが ほあっと広がり 柔らかな鼓動が 胸の奥から聴こえる もう3度目の 列車が走り去ったよ ふうんって、そう 時に委ねてる間を す...
年末この貧しく 豊かな島国じゃ 庶民の怒りが爆発さ 政治界隈は嘘の 暴露大会が始まり 俺は相も変わらず 綺麗で珍しい石 幼い記憶の岸辺で 探し続けている どうしょうもねえ 溜まった膿全部 絞り出し切るまで 治まりっこない 冬夜の寒さに佇み 名も知れず廃れた 故郷を想うよう ...
渇き切った夜を 幾度、繰り返せば 開かれた明日は 闇色から顕れる スモッグに滲む metallicな摩天楼群 増しに増して ガードの固くなった 人造未来都市 動物らしさは 微塵も妄想出来ない きっとさ 飯は簡素で味薄な 宇宙食みたくなり どっかの惑星から 人類祖先が円盤で ...
本気だった真剣に 仮面ライダーに なりたかったあの頃 灰になっちまった 記憶の欠片が浮かぶ 薄らと写真の中に 腕組みして威張った あどけない5才の俺 今じゃあ正義でも 悪でもないヤワで 中途半端な大人擬き 睨まれてる そんな気がしてる 弱気な時に限って チラつくんだ額に し...
何だって真夜中に 目が醒めたんだろう ふらりと歩む宵淵 誰が降らせたんだ 礼を言わなきゃな 曇り眼に綺羅星が 散りばめられた藍空 山の手の下り坂で 冷たい風そよぐ 静まり返った草原に 佇んでいるみたい 無限に拡がる宇宙と 気持ちが一体になる そんな気がするんだ 自分だけの大...
どうしようもなく 沈んだ気持ちに 時々は見舞われるけど シラばっくれだ 胸の奥に積もった 成れなかったものへの 後悔じゃないよ でへへ間よくば 濡れ手に粟な 大枚が転がり込む夢 見続けていたいだけ まただ嗚呼糞 妄想が膨らんじまう 暇人になると ろくな事しか考えねえ 何故か...
冷たい真夜中の 物憂げな自部屋 頭上からは気持ち程 淡く項垂れた candleみたいな灯り 気が狂いそうになる 途切れない闇と 底無しの孤独に 焦り、衝動、興奮が ごた混ぜになり沸騰 最大限に膨張 破裂してしまいそう 深呼吸する 頭から追い出せ やましい考えを 眩い陽差がま...
窓辺のcurtainを 剛風が踊らせる 喉元が痛いんだ 外は嵐の夜更け 日頃の鬱憤を ヤケクソ気味で 喚き散らした 訳でもないのに また流行の病が 移っちまったか 隠れ月の裏側へ 逃避行できる passportが欲しい どこに居ようが 四の五の聞かされ 溜息を飲み込み 始終...
お勤めも返上し one mance 忙しい世間と ズレちまった 後ろめたさ軽く pocketを触る 都会の駅前は 雑踏と喧騒に溢れ 繰り返す klaxon 遠い響き 想い出したり 小さな写真に収まった 色褪せない 魅力的な君 数え切れないほど Rush hour 人々の群...
浮かんではまた 消えて解けるように 暗宙へ昇ってしまう 何処に行ったんだろ 言葉はいつも気紛れ 束の間の自由は 夏の終わりに肌寒く やけに冷え始めた 夜更けの静寂が 虫の音に混じり合う 転がっていくのさ そればかりだな俺は 留まる場所も未だ 見付からないまま ここにいるのに...
気が付けば 夏の匂いも薄らいで 気が付けば 半ばを過ぎた人生も 遠く朧げな 暑き彼方に 揺らいで見えるのは 時を経てもなお 木霊する蝉時雨 土手の並木道 陽陰の長椅子 汗拭き涼みながら 紫煙を薫らせ 河川敷で燥ぐ 子供らを眺める 和かな眼差し いつまでも あの頃を懐かしみ ...
いかんともし難い 夏の温度は急上昇 頭蓋内はグツ煮え 判断力もそ急低下 どこ見渡しても 蜃気楼のような 茹だる猛暑の景色 思考を曖昧にする 鳴り止まない 騒音の渦に揉まれ 蕩けた意識で factory city ゾンビのように 幻の泉を求め妄想 来る日も来る日も 軒並み暑い...
熱ぃな畜生 全身が火照ってる 焼けるように このまま俺は 燃え上がってしまうのか この場で俺は 燃え滓になっちまうのか それとも俺は 路面に溶けてしまうのか 炎天下の道宙に 陽炎が揺れる 時間の経たない安時計 真っ昼間から 夕暮れに思い馳せ 冷たく吹き抜ける 次の涼風を待ち...
纏わり付くよな 夏熱に絆され記憶も 飛び捲る昼越え 漸く抜けた生地獄 喉元を過ぎれば 深夜の shopping time 目眩く net広告に 踊らされ今宵も 夢の世界へ run away ええぃいったれと 何とかなるさと 根拠のない勢い任せ ポチりと一発 clickさ C...
立て続けに起こる 職場での不測の事態 careless mistake やってらんねえな くだらない記憶夢に 柔頬をつねられ 起き抜けの重い瞼擦る めちゃんこ寒い未明 引っ込んだ空きっ腹で 齧り付く菓子パン 淹れたて熱々の緑茶 パンチの効いた渋みで覚醒 分かってんだよ 俺の...
何ーにも plan通りに 運びゃしない そんな塩っぺえ時が 歩む背中に積もる日々 後味の悪い昼間の 気疲れ癒そと Free Tube ずらり並ぶお勧め動画 たらたら眺めても 毎晩お約束の タイトルばっか pick up うんざりし過ぎ click して観る気もしねえ 重い溜...
noiseに占拠された すかすか髑髏の頭ん中 今、俺はいねぇな 草臥れてもないのに 何の考えも湧きゃあしない 高台にどっしりと鎮座する 洋城のような完璧なビル群 その周りに配置された 振動する金属boxの臓器 格子状に登り繋ぐ 亜鉛色の夥しい組鉄骨 血管みたく枝分け走る 重...
まるで世紀末のよう 有り得ねえ年明け 地震に火災に殺傷事件 とうの昔に 過ぎ去った筈なのにさ 世界の最期が 近付いてそな嫌な予感 どこまで走って 逃げてゆこうが実際 地球は丸いんだ また同じ居場所に 舞い戻って来るかな だからって 何もしない訳にも 行かねえだろうから いよ...
そりゃ仕方がねえよ 不遇な生い立ち呪っても どうにもなりゃしねえ その場限りの鬱憤晴らし 気分はすっきりだけど 現状が覆る訳でもねえ 塞ぎ込んでも荒れても ぶつくさ文句たれても 不満だらけの時間が 悪夢じみた辛い記憶を 過去に残して進んでく ああ、そうだよな 分かるぜ 言い...
虚無に支配された 覇気のない胸にぽっかり 口開けた洞穴は深く だんまりを決め込む 寒風に色褪せた景色は 静かに乾き だだっ広い峠路の外れに 留まって佇むばかり 表情をなくした顔で 半分気持ちは笑ったまま 誰の為の何ものでもない 上っ面のしがない自分 振り返り見詰めている だ...
高く木立の向こう 鈍曇の切れ目に 覗く陽 絡む内の網枝を照らし 麓に急き走る北風が 見渡す情景に染まりゆく 森の樹々を騒がせる 家々で犇めくばかり 人影少ない寡黙な狭道 潜り抜け登った辺地 散る葉ら宙に踊り そしてふらり落ち かさり鳴って舞い転び 路壁の隅へ打ち留まり また...
いつから孤独に 慣れてしまったんだろう 記憶すら霞んで 信頼できる友たち 遠く何処へ 繋がりを断って久しい 振りかえり 気がつけば 長い長い歳月が過ぎ去った 一体どこに 向かって進んでいるのか、 今俺は寒空のなか 矛盾が入り乱れる 思考を頭に抱えたまま 枯れ藪に包まれた道程...
待っているのかも知れない あの日からずっと 遠く夕陽が照らす 東の暮れ空を見詰めながら 待っているのかも知れない 記憶の中でずっと 薄闇に染まる峠の池畔 冷たい風吹くベンチに佇み 震える手の平を擦りながら 待っているのかも知れない 何もかも無茶苦茶に ぶち壊してしまいたい衝...
西空へ夜はぐれ星残し 明るみ始めた 仄暗い早朝の幹線道で 排煙の苦臭いトラック 疎らな車達がすっ飛ばす 俺は俺でいつものよう 気忙しく心拍数を上げ 原チャを唸らせて 小賢しく、ぶっ飛ばす 山裾のバイパスを潜る 脇道へと左折する 道なりに進んでいけば 痩せ川の橋路に繋がる 高...
きっと 逃避願望なんだろうな 冷んやりとする山気 狭い登坂路に被さる木陰 久々のんびりとした ブロッコリー型の雑林 入口付近に届き集まる 極めて密やかな囀り 何気に胸撫で下ろし 兎にも角にも落ち着く 山裾のありふれた場所 無心でゆるり と歩みながら 寒気に移ろう樹々や落ち葉...
ゴォンロゴロゥリリー グヮォンダウダララー 二日間もお休みもらいの 薄暗い部屋に日がな一日 ぐでぇっと寝そべり お前何してんのかって? 捻ってんのさぁ スッカラカンな頭ん中で なんかわかんないけど、 いいアイデア湧いて 出て来ねえかなって 気張ってもいるんだぜ う゛~ん ブ...
君のなかに俺からは 早朝の湖を臨むみたく 取り乱すものが微塵も見えない 透明なそよ風にそっと 送られてくるような手紙 受け取るだけだからかな 一体どこにいるんだい? とても柔らかに澄んだ 仄か柑橘の香りが浮かぶ 目映いほどに真っ白で Gも二の足を踏み 後退るような崇高潔癖な...