天保十二年(1841年)のことです。 中浜万次郎少年(のちのジョン万次郎)が、漁に出て漂流し無人島で生き延びてアメリカの船に助けられたのがこの年です。 つまり、江戸時代の終わりが見えてきたあたりですね。 舞台は、仁淀川が悠々と流れるまち、いの町。 その中でも土佐...
土佐耳袋、略して『とさみみ』。 高知の民俗・風習・伝承などを、少しでも残したいと思い活動を始めました。 たまには高知も出て、津々浦々、好奇心のおもむくままに。
天保十二年(1841年)のことです。 中浜万次郎少年(のちのジョン万次郎)が、漁に出て漂流し無人島で生き延びてアメリカの船に助けられたのがこの年です。 つまり、江戸時代の終わりが見えてきたあたりですね。 舞台は、仁淀川が悠々と流れるまち、いの町。 その中でも土佐...
2025年4月から、朝の連続テレビ小説『あんぱん』が始まります。 やなせたかし先生のふるさとであり、アンパンマンミュージアムもある香美市香北町(かみしかほくちょう)。 自然豊かで、穏やかないいところです。 その香北町には滝がいくつかあるんですが、今回はのどQおすす...
巳年ということで、今回はマムシについて書いてみたいと思います。 ヘビ嫌いの方、ごめんなさい。 山の方に住んでいると、ヘビに遭遇することもよくあります。 都会では、ヘビも出ないんだろうなあ。 身近にいるヘビの中で、毒を持っているのがマムシとヤマカガシです。 ヤマ...
2025年が始まりました! 今年もあちらの伝説こちらの風景をご紹介していきますので、お付き合いくださいませ。 今年は巳年。 ヘビの伝説の宝庫といえば、やはり滝(←あくまでも個人の意見) ということで、滝からのスタートです! 前回は、虚空蔵山に残る『徐福伝...
土佐市と須崎市と佐川町にまたがる虚空蔵山(こくぞうさん)。 頂上に電波塔が何本か立っているので、遠目からもわかりやすい山です。 土佐市の戸波(へわ)や須崎市では、虚空蔵山に雲がかかると雨が降ると言われているそうですよ。 標高は675m、頂上付近からの眺めは最高です...
山姥さんのお宅訪問、第三弾。 今回は高知市土佐山地区にある、その名も『山姥の滝』です。 山姥の滝までは、高知市中心街からだと車で40分くらい。 土佐山地区までもアップダウンはありますが、JA土佐山支所から北に入るとますます細い山道が待っています。 滝の近くにある...
天明8年(1788年)の山崩れに巻き込まれ無くなったといわれる久保村(現在の香美市物部町)の話の続きです。 豪胆不敵の豪傑だったといわれる、久保家の当主であった源兵衛さん。 ヌシが住むといわれ誰も近づくことのなかった轟の釜で、『から川流し』と呼ばれる漁をしたことで山崩れを...
前回にひき続き、吉良左京進親実(きらさきょうのしんちかざね)さんのゆかりの地を訪ねます。 →前回『ミサキを訪ねて〜吉良神社編〜』 親実さんより100年ほど後に活躍された儒学者・神道家の谷秦山(たにじんざん)先生が、 「文をもって民を導き、武をもって邪を退け、名君の称あ...
長宗我部元親さんの逆鱗に触れて切腹を命じられた吉良親実さん。 26歳という若さで亡くなってしまいました。 その後の祟り話の多さたるや。 前回は、その怪異の数々をざっと紹介しました。 →『土佐随一の怨霊譚』 夜な夜な怨霊が出てくるなんて話を聞かされたら、おちおち外...
このブログでも何度か紹介してきた怪異、『七人ミサキ』。 とうとう本丸、吉良親実(きらちかざね)さんと七武将の回となりました。 そう、高知県を代表する祟り神です。 常々、祟り神って人望や人気がないとなれないものではないかと思っています。 求心力の落ちてきた権力者に...
海に沈んだ伝説、黒田郡(くろだごおり)。 黒田郡という大きな集落が、天武天皇13年(684年)に起こった白鳳(はくほう)地震で海底に沈んだ、という伝説が高知に残っています。 ただ黒田郡がどこにあったのか、わからぬままなのです。 詳しくは→ 『89. 海に沈んだ伝説』 ...
高知市をの真ん中を流れる鏡川。 昔は坂本龍馬も泳いだらしいですぜよ。 龍馬の辺りより西にある鏡川橋の少し上流に、大きなイチョウの木と2体のお地蔵さんがおわします。 人柱になったおちよさんを祀る『おちよ地蔵』です。 その昔、大雨で鏡川が氾濫するとここにかけた橋が流...
どなたかに夢枕に立たれたこと、ありませんか? 亡くなった誰かとか、もしかしたら神様や仏様とか。 夢に出てきたことはあっても、何かを告げられることって少なそうですよね。 起きたら忘れてそうだし。 そういえば、義母(80歳)は夢枕の経験があるそうです。 義祖父が亡...
8月8日に「南海トラフ地震臨時情報」なるものが発表されました。 今回は15日に呼びかけ終了となりましたが。 いつかは来るものなのだろうと思ってるんですけどね~。 それでも怖いですよね~。 ということで、今回は『黒田郡(くろだごおり)』について書いてみようと思いま...
本来の役目を果たしながら、魔除け・厄除け・厄払い・厄落としにもなるアイテム。 あらゆる災いを近づないためのおまじないに使われてきたもの。 それが 草履 草履 草履 草履 ・・・・・ そう、草履(ぞうり)です。 昔のことを調べていると、おま...
次男・三男によって作られた集落がある そしてなにやらその集落には石垣がある そう聞いて興味がわき、行ってきました愛南町の外泊(そとどまり)。 愛南町は、愛媛県の一番南にある町です。 御...
このブログでも何度かお話ししてきました『七人ミサキ』。 災害や事故、水難などで亡くなった人の霊、もしくはそれを祀ったものを『七人ミサキ』と呼びます。 七人であることが特徴。 いわゆる憑きものの一つですが、海や川で不慮の死を遂げたときにいわれることが多いようです。 高知...
7月7日は七夕さま。 色とりどりの短冊に願い事を書いて笹(もしくは竹)に飾ります。 はなればなれになってしまった織姫と彦星が、晴れていれば天の川を渡って年に一回だけ会うことができる日です。 物語によっては、織女(しゅくじょ)と牽牛(けんぎゅう)という名前になってたり。 ...
今回は、個人的感覚の話です。 見えるとか感じるとかのボンヤリした切り口ではない方が好みなのですが、今日は違いますよ。 とらえ方によっては怪しく聞こえるかもしれませんが、やさしい気持ちでお付き合いください。 1ヶ月ほど前、高知インターチェンジから高松方面向けの高速道...
使うまいとは思ってるんですよ、小説『桐島、部活やめるってよ』をもじったタイトル。 また付けてしまいました・・・ さて『桐島、部活やめるってよ』は映画にもなっていて、神木隆之介さん主演で高知が舞台でした。 高知で神木さんといえば『らんまん』が記憶に新しいところ。 牧野富太郎さん...
淵というものは、なぜ怖く感じるのでしょうか。 昔から主が住んでいる、と言われても信じてしまうような底知れぬ怖さ。 覗き込むのさえ腰が引けてしまうくらいの。 濁っていても澄んでいても怖いのだから厄介です。 個人の感想と言われればそうなのですが、伝説の多さを考えるとそうとも...
昨年あたりからでしょうか、高知では盛んに餅投げが行われています。 コロナで自粛した期間の分を取り戻すかのよう。 道路が開通すれば投げる、道の駅が完成したら投げる、お祭りといえば投げる。 始まる前からみんなのテンションが上がっているので話ははずむし、帰りもみんな笑顔なので...
前回の続きでございます。 長宗我部元親さんの後継問題で切腹させられた比江山掃部介親興(ひえやまかもんのすけちかおき)さん。 その後、数々の怪異が巻き起こります。 当時も怪談がささやかれて後の時代まで恐怖が残るなんて、かなりセンセーショナルな出来事だったのでしょう。 そのあたり...
災害や事故、水難などで亡くなった人の霊を祀ったものを『七人ミサキ』と呼びます。 七人であることが特徴です。 『 怪異!七人ミサキ 』の回では─── 野や川で変死した人の霊が七人で彷徨っている。 ↓ 生きている誰かに取り憑いてその人が死ぬと七人のうちのひとりが成仏で...
高知市の介良(けら)にある朝峯神社(あさみねじんじゃ)。 『延喜式神名帳』にも載っている式内社のひとつです。 どうやら大きな岩があるらしい。 聖なる空気感を想像しながら階段を登ったその先に────── どーーーんと現れたのは、男性器を模した石でした。 生殖器崇...
世の中には有名な兄弟や姉妹がたくさんいます。 一緒にオリンピックでメダルを取ってしまうなんてことも。 神様界で代表的なのは、天照大神(アマテラスオオミカミ)、月読命(ツクヨミノミコト)、須佐之男命(スサノオノミコト)の姉弟でしょうか。 神社同士が姉妹というパターン...
滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。 その正体に少しでも近づきたく、住居だったといわれるところを訪ねています。 山姥さんのお宅訪問、第二弾です! 今回訪ねるのは、日高村にある大滝山。 日高村は、高知市から車で30分ほどのところ。 大滝山は標高...
伝説巡りをしていて、「山姥」とつく地名があちこちにあるのが気になり始めました。 住んでいたといわれるところも多く、さまざまな伝説が残っています。 滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。 金太郎のお母さんも山姥なんですよね。 昭和世代にはおなじみだ...
高知県には『正月女』と呼ばれる言い伝えがあります。 基本的に、1月中に女の人が亡くなると女を七人連れていく、というものです。 自分にも降りかかるかもしれない怪異は、やはり恐怖です。 同じ部落の中から年内に七人連れていくとか、川上で女の死者が出ると川下で七人の女の人...
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
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高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
一年に一回、高知県立歴史民俗資料館が集めた資料を一般公開してくれるイベントがあります。 今年のタイトルは『むかしの道具とものべの文化』展。 会場は香美市物部町の旧大栃高校です。 むかしの暮らしや仕事で使われていた道具を見せてもらえたり、空から見た物部の風景の写真コーナー...
大杉とか夫婦杉を調べていると『桑ノ川』という地名が2ヶ所出て来て、面白い偶然だと心に残っていました。 ひとつは南国市桑ノ川の鳥居杉。 そして津野町桑ノ川の夫婦杉です。 前回は、南国市の鳥居杉に辿りついた話でした。→ よかったらコチラも どうせならもう片方にも行っ...
大杉とか夫婦杉を調べていると、『桑ノ川』という地名が2ヶ所出て来ました。 ひとつは南国市桑ノ川の鳥居杉。 そして津野町桑ノ川の夫婦杉です。 車でも1時間以上かかるくらい離れているので、偶然だと思います。 けど、ちょっと面白い。 ただ、かなりの山道が待っていそう...
高知市から西に少し行くと、日高村があります。 小さい村ですが、美味しいトマトや芋屋金次郎の芋けんぴ、オムライス街道、高知の二宮・小村神社に、忍者茂平の伝説と個性豊かなところです。 そんな日高村の地図を見ていたら、竜石という地名を見つけました。 しかも、その向かいは...
前回は、宿毛市の湊浦に伝わる皿屋敷伝説を探ってみました。 そしてお話の中で、夜な夜なお皿を数える女中の霊を祀った小堂を、庄屋の息子が荒瀬の地蔵堂のわきに移した─────ということで、やってきました地蔵堂。 地元の方たちがよく手を合わせにきているんだろうな、と感じられるお堂...
夏といえば、やはり怪談。 昭和のころは、幽霊は柳の木の下からヒュードロドロ。 そして必ず「うらめしや~」。 額には三角の布、白い着物が定番でした。 怪談といえば『お岩さん』と『お菊さん』が有名どころだったなあ。 今日は、その『お菊さん』が登場する皿屋敷の話です。 ...
りゅうきゅうは、盗んで植えんとありつかん ────── 田舎に伝わる俚言には、ときどき物騒なものもあります。 コンプライアンスが厳しいこの頃。 こんなこと子供に教えたりなんかしたら、大問題になりそうな予感。 まず、りゅうきゅうというのはハスイモという植物のことで...
酒好きが多いと言われる高知県。 確かによく飲む人も多いですし、ビールの消費量もランキング上位です。 『どぶろく特区』もいくつかあります。 ところで、四国では時々聞く小話があります。 『もしも一万円を拾ったら』 徳島県の人は、全額貯金する。 香川県の人は、半分...
飛首と書いて「とびす」と読む地名がある、という話を教えてもらったのは、かれこれ1年半前。 そして、地名にまつわる伝説もあったはず、とのこと。 飛ぶ首ですって? もう、興味が湧かないわけがない。 処刑された義民の首が飛んで来たとか? それとも、夜な夜な何か起こる的な? とにかく...
よい天気に、満開の桜。 やっぱり、春はお出かけしたくなりますね! 花粉には悩まされるのですが。 というわけで、香川県に行ってきました。 人気の写真映えスポット『父母ヶ浜』の近くを通ったので、どれ一枚撮ってみようとナビに設定。 香川のウユニ塩湖と呼ばれている浜です。 向かってい...
高知県の中西部にある津野町は、津野山古式神楽が受け継がれていたり、眺めが最高な天狗高原があったり、四万十川の源流があったりと、心くすぐられる町です。 そんな津野町をドライブしていて、ものすごく大きなタヌキの石像を発見! しかも、『白龍湖』って看板もあります。 いや...
高知県の各地に『古杣(フルソマ)』という怪異の伝説が残っています。 深山で寝ていると、真夜中に大木を倒す音がするのだそうです。 ノコギリの音、かけ声、そしてドシーンと木が倒れる音。 次の日に、音のした辺りに行ってみても大木を倒した気配は全くない、というものです。 ...
さあ、今回は、こんがらがっていきますよ! 書いてる本人もすぐアレ?ってなるくせに、妙にこだわってしまうトコロ。 そこを掘り下げても、「地方によって違う」で終わってしまうだけなんですが・・・。 それは、 しめ縄の綯い(ない)方の向き です。 「アァ、もうどっちでもえ...
高知市から西に1時間ほど行くと、四万十町があります。 高知県にはなぜか四万十町と四万十市があり、県民もすぐこんがらがります。 結局、旧地名で呼ぶことに。 まどろっこしいので、どっちか変えてくれないかしら。 四万十町は美味しいお店がいくつもあるので、探検も楽しいんです...
須崎の大谷というところに、大きな樟の木があります。 須賀神社の境内にあるのですが、これがものすごく大きいんです。 そして、なんと国の天然記念物。 推定樹齢は、1300年とか1500年とか2000年とか・・・あれ? 書かれてるものによってバラつきが。 諸説あり、というや...
2022年お正月、とある家に飾られたしめ縄にニンニクが付けられていました。 しめ縄にオリジナルで何かをプラスするのも珍しいし、それがニンニクというのも気になります。 玄関先に付けるといえば、やっぱり魔除けという意味合いでしょうか。 ドラキュラ伯爵の弱点はニンニク、というのを思い...
今年の夏は暑かったですね! お弁当を食べようと思っても、車から降りられないくらいの暑さ。 そんな日は、ちょっと雰囲気のいい木陰を探してウロウロです。 本日の場所は黒潮町。 入野というところには、素敵な浜があります。 本当なら浜で食べたいところですが、今日のところは浜近くの...
夏ですから、怪談話をひとつ。 時は江戸時代、宿毛(すくも)市の話でございます。 山内一豊公の甥が、宿毛山内家領主として土佐西部の守りについていました。 物語は、三代目の節氏(ときうじ)の時代。 節氏が、奉公に上がった町屋の娘・おなあに手をつけたところから、この話は始...
高知市の朝倉と春野をつなぐ荒倉トンネル。 荒倉トンネルの南側、道路より一段降りたところに小さな神社があります。 鳥居には、『天水分神社』『地水分神社』の文字。 読み方は、『あまのみくまりじんじゃ』。 もう一つは、『ちのみくまりじんじゃ』なのかな(あいまい)。 名前は二つ、...
高知城から言うと北西の方角、江ノ口川のそばに何やら気になる一画があります。 夕涼みをしたくなるような空間っぽい、何かそそられる雰囲気。 いつ通っても心惹かれるので、ある日とうとう覗いてみることにしました。 藤なのでしょうか、棚に枝を這わせています。 その下に祠さんがひ...
仁淀川上流の池川町のさらに北へ。 車でのすれ違いは困難な山道をひたすら進むと、そこは椿山。 いまや住人は一人の超限界集落ですが、この虫送りの祭りには方々からやってきて太鼓を叩き鐘を鳴らします。役場の若い衆もだいぶ力を貸しているようで、伝統文化継承に尽力する皆様には本当に頭が下がり...
斉明天皇が崩御なされたのは、福岡ではなく高知だった──── という説があるのはご存知でしょうか? その舞台となるのが、朝倉神社です。 高知市の西の端の地域・朝倉にあって、近くに高知大学もあります。 昔から『木の丸さま』の愛称で親しまれています。 朝倉神社...
縁起物として人気のあるナギの木。 海人に絶大な人気を誇っているは、知っていました。 穏やかな海、凪に通じる名前ですもんね。 昔から、海難避けと豊漁のご利益があると、漁民の方々に人気だったようです。 ナギの枝を船に乗せておくと、遭難避けの守り木になるのだそうです。 高知に...
私が美しすぎるせいで ───── 言った事ありません。 思ったこともありません。 そんな権利は、ありません。 どれだけ美しければ、このセリフが許されるんでしょう? いやあ、声に出して言いたい日本語ですね。 高知県室戸市に、そんな美しすぎる娘さんの伝説が残って...
さて、 前回 は高峯神社にまつわる言い伝えを書きました。 写真からも、なんかすごそうって雰囲気が伝わってきます。 これは、もう、行くしか。 高峯神社は、土佐町の安吉(やすよし)という地区にあります。 地図を見ると、高峯神社の山は922mと書かれています。 (のど...
ものすごい神社へ行ってきました。 土佐町の高峯(たかみね)神社です。 なにがすごいって、神社の建っている場所がかなりの山の上。 行き着いた御社殿も、想像以上。 資材を運ぶのが難しそうなこの場所に、こんな立派な御社殿がある事に恐れ入ってしまいました。 この神社のこ...
春野町西畑の森神社と岐神社が姉妹、という話が面白いなと思ったのですが。 見つけましたよー、なんと三姉妹! 長女は、土佐清水(とさしみず)市の伊豆田神社。 次女と三女は、南国(なんこく)市の伊都多神社。 現在、土佐清水市は「いずた」、南国市は「いづた」読みっぽくなってます。...
岐(ふなと)神社がある、春野町の西畑(さいばた)地区。 『ただ無事を願う』の巻で紹介しました。 くわしくは→ コチラ もう一つ気になる神社があるのです。 『ごんげんさん』とか『不入(いらず)権現』と呼ばれているようなのです。 でも、名前や伝説にバラつきがあって場所が分...
前回は、ヒキガエルが家を守ってくれる縁起物であるという話でした。 そして、別名のひとつ『クツヒキ』が、当時の百日咳の呼び名『クツヒキタゴリ』と同音だったためか、ヒキガエルに似た石を百日咳の神として信仰する習俗があった─── ここまでが前回のあらすじ。 よかったら読んでみて...
ヒキガエル、またの名をガマガエル、またの名をヤドモリ、またの名をオンビキ、またの名をクツヒキ、またの名をゴトンビキ、またの名をオンビキタロ・・・・ こんなに色んな名前を持つ生き物、あんまりいないですよね。 高知県内だけでも、まだまだ沢山の呼び名を持っているらしいです。...
高知市より40分ほど東に行くと、芸西(げいせい)村があります。 そして芸西村には、琴ヶ浜(ことがはま)という良い景色の浜があります。 松の林と太平洋、気持ちいいったらありゃしない。 気分転換したい時には海に行く────── キザっぽいですが、そんな高知県民多いんじゃ...
いきなりですが、トンボの飛び方ってかっこよくないですか? 方向転換はスマートだし、ホバリングも出来ます。 空中で止まれるのって、かなり高度なんですよね。 形もスッとしててかっこいい。 手で持った時にも、臭くないし、うるさくないし、粉とか付かないし。 だから、子供の頃は...
明治以来の戦争ごとに、徴兵よけと無事帰還を祈る家族たちの信仰を集めた─── 桂井和雄さん著『生と死と雨だれ落ち』より 岐(ふなと)神社について書かれたものです。 仁淀川の下流、春野町西畑(さいばた)に鎮座されております。 河口近くの仁淀川の流れは、ゆったりとし...
塩、酒、米、豆・・・ 魔除けや清めのアイテムたちです。 現在は、食べ物がふんだんにあるので気にせず使っています。 でも、時々思うんです。 食べ物が貴重だった時代に、これらのものをおまじないとして使えていたのだろうかと。 まあ、ただの素朴な疑問なのですが。 そこで、...
見かけると、妙に気になる髪型があります。 襟足の部分が長い、あの髪型です。 調べてみると、『マレットヘア』という名前なんですね。 「世界一ダサい髪型」なんて、ありがたくない称号をもらっているみたいです。 最近、おしゃれな感じで復活しているとか。 小さい男の子が時...
蟠蛇ヶ森(ばんだがもり)という山があります。 伝説の香りがする名前じゃないですか。 蛇はわかるけど、蟠って何? みみず?ヒル? 「わだかま・る」と読むそうです。(コトバンクより) そして、蛇などがとぐろを巻く様子、という意味があるのだとか。 ワォ。 大昔、この森...
歯が抜けたら、どうしてましたか? もちろん子供の頃の話です。 確かに最近、加齢で歯が抜けてしまった話を聞くようになってきましたが。 歯ぐきに自信がないので、いつまで保てるか心配です・・・。 ・・・違う違う、乳歯の話です。 高知市で生まれ育った奥様方(70代)に聞くと...
始まりました、2022年。 あけましておめでとうございます。 年始早々、気になっていた神社に行ってみました。 高知県宿毛(すくも)市の大島にある『鷣(はいたか)神社』です。 過去の南海地震の津波がどこまで来たか、という潮位碑があることで知られています。 でも、個人的...
少し前に、『根性の悪さを診断する柿』として紹介した、米助さん家のヨネス柿。 新しい情報をいただいたので、さっそく続編です! おさらいします。 いの町池ノ内地区に、30年ほど前まで大きな大きな柿の木が2本生えておりました。 樹齢300年以上と言われていて、幹もそれは大き...
お正月の注連縄(しめなわ)飾り。 『歳神様』をお迎えする印だといわれています。 注連縄飾りのワークショップをしてみようと、色々調べてみました。 形もさまざま、飾りもさまざま、語呂合わせもさまざま。 お正月の注連縄飾りがこんなに多種多様であることを知りませんでした。...
1999年3月1日から4日までの四日間─── 民間信仰『いざなぎ流』の大祭「日月祭」が、執り行われました。 物部村(ものべむら/現在は香美市)で古くから受け継がれてきた『いざなぎ流』。 陰陽道、神道、仏教などが入り混じった、土着の民間信仰です。 起源ははっきりしない...
いざなぎ流企画展を堪能した奥物部美術館を後にして、紅葉の名所べふ峡を楽しみつつ30分ほど更に東へ向かいます。目的地はここ、市宇の十二所神社。 人っ子ひとりいません。境内の奥では工事中なのか、工事を途中でやめたのか、森が切り倒されてただ広いだけの空き地があるばかり。15年前、ここで...
高知坐神社。 「たかちにます」もしくは「たかちにいます」と読むらしいです。 でも、地元の人の中には「たかちざ」と呼ぶ人もいます。 呼び方いろいろ、なんてことだ 笑 字面も呼び方も気になります。 これは、行ってみなければ。 いつものように、下調べ無しで出発。 ...
民俗学の小松和彦先生の著作により全国区に知られることになった、高知県物部に伝わる民間信仰、いざなぎ流。 小説やコミック、映画などの創作媒体で「陰陽師」が流行した頃からでしょうか。陰陽道の要素たっぷりのいざなぎ流は国内外のマニアから熱烈な視線を集めるようになりました。 物部を擁する...
ブログを始めてから、今まで通り過ぎていたものが目に飛び込んでくるようになりました。 そして今日は、 『酒造りの神様・医薬の神様』 と、書かれた看板を発見しました! 高知市の石立十字路(いしだてじゅうじろ)と呼ばれる交差点から、神田(こうだ)方面へ少し入り、橋を渡...
ヨネス柿 ─────── 富有柿、次郎柿、筆柿・・・ 柿にも色々ありますが、ヨネスなんて名前の柿、きっと初耳でしょう。 高知県いの町の池ノ内地区に伝わるヨネス柿。 この柿が、ちょっと面白いんです。 ロシアンルーレット的というのでしょうか。 ドキドキの柿...
二日後の満月は『ピンクムーン』だと騒がれていた4月終わり。 潮は、最高の大潮。 これは磯遊びに出かけねば。 高知県の中でも、とりわけ海が綺麗な大月町へ! 浜辺を歩いていたら、小さいけれども怪しい物を発見。 海藻のこびりついたグレーっぽい物体。 動物の骨のようで...
台風の季節、いやですよね。 台風のコースは、こまめに確認してしまう。 これは、太平洋側あるあるなのでしょうか。 しかし、今年の台風14号の動きは読めませんでした。 ぐるりと回って福岡に上陸なんて、想定のだいぶ外です。 台風の動き、あなどれません。 嵐を呼ぶ妖怪・...
雰囲気のよい立派な神社を見ると、寄ってみたくなります。 すてきだな、絵になるなとか思いながら。 そんな神社の一つ、須崎(すさき)市の賀茂神社に行ってみました。 大きな鳥居を車でくぐります。 参道が広い。 どうやらここに駐車してもいいらしいのです。 ちょっと失礼...
更年期まっただなかの たのQは、調子が上がらない日も多いのです。 そんな時でも、頭の中は言い伝えやら昔話のことを考えてます。 小さい頃の記憶を辿ってみたり・・・ そんなある夜、目が覚めた時ふと思い出したのが、 「モグサすえるぞね」 という言葉。 子供の頃、何かし...
たのQが小学生だった、ある夏休みのこと。 珍しく祖母が怖い話を仕入れてきました。 その頃は夏休みになると、お昼の番組内で『あなたの知らない世界』という怖い話を再現したコーナーがありました。 かぶりつきで見ては、夜トイレに行けなくなる小学生続出のコーナー。 なので、祖母...
前々から行ってみたかった、大月町の月山神社に行ってきました。 役小角が、この山で月形の霊石を発見して祀ったのが始まりと聞き、俄然興味がわきまして。 しかも、パワースポットだとか!? 民俗心をくすぐられまくりです。 いつものように、特に下調べせず出発しました。 しか...
長い雨が降り続いて、一週間以上が経過した我らが高知県。 風呂場の窓の木枠にいよいよカビは生えてくるわ、稲の生育にも影響は出そうだわ、翌日(つまり今日)は飛行場へお客も迎えに行くのに豪雨のお出迎えではたいへん困る。雨だか竜だかもういい加減にせい。 ということで、呪術としてのてる...
さて、前回書ききれなかった四ツ辻の話の続きです。 風習などを深掘りすると、四ツ辻とは『異界とつながる場所』というとらえられ方なのでは、という話でした。 憑き物と呼ばれるものの中で、高知では犬神の話が多いです。 憑き物系の話は、閉鎖的な村社会っぽいところが好きになれず、あ...
夏休みっぽく、ホラーなタイトルにしてみました。 四ツ辻 。 風習などを調べていたら、気になってきまして。 あ、十字路とか交差点のことです。 人も車も増えた現代では、十字路にそれほど特別感はないように思います。 あっちにもこっちにもありますから。 でも、風習の...
民間薬・・・医療の専門家ではない庶民の間に伝承されてきた薬のことで、その多くが植物起源の生薬である。(Wikipediaより) 『おばあちゃんの知恵袋』的なものですね。 今日は、その民間薬のお話。 薬事法にふれないように、そろりそろり行きます! 高知の年配の方々から...
高知の言い伝えや民俗集め、神社仏閣めぐり、好奇心のおもむくままに。目指すは現代版『耳袋』高知編。
高知の言い伝えや民俗集め、神社仏閣めぐり、好奇心のおもむくままに。目指すは現代版『耳袋』高知編。
今回は、薬事法にひっかかってしまうかも・・・? 体験者の話。 子供にウィルス性のいぼが出来てしまいました。 ウィルス性のいぼは、皮膚科で液体窒素を使い焼いてもらう治療になるのですが、これがなかなかの厄介者。 何回も通わなければなりません。 しかも、その子のいぼが出来...
言わずと知れた菅原道真公。 合格祈願や七五三など、天満宮にお参りしたことがある人も多いと思います。 その天満宮の祭神といえば、道真公ですよね。 そして、崇徳天皇、平将門とともに、日本三大祟り神とも言われているお方。 無念を残して亡くなった人は、地震・洪水・疫病・飢...
高知の田んぼの中や畦に、小さな祠があることがあります。 この祠は『おさばいさま』と呼ばれていて、田の神様です。 私の育ったところは古戦場があり、亡くなった方がいた場所に建てられているのだと聞かされてきました。 おそらく長宗我部元親公の時代の古戦場です。 そんなこんなで、『...
高知の伝説の中に、『七人ミサキ』という言葉がよく登場します。 この怪異は、高知だけでもバージョンが色々あります。 ん?これも『七人ミサキ』?と、首をひねることも。 でも、信じられていた頃は、かなり怖かっただろう言い伝えだと思います。 基本的には、野や川で変死した人の...
猫派か犬派か。 時々聞かれる質問です。 民俗学の世界の猫と犬は、どんな感じでしょうか? 猫派に引き続き、犬派を探ります。 犬の怪異の話は、本当に少ないです。 あっても、飼い主のために妖怪と戦う忠犬の話ばかり。 なんでも、犬は1万5000年も前から人間に飼われていた...
猫派か、犬派か。 時々聞かれる質問です。 民俗学の世界の猫と犬は、どんな感じでしょうか? 少し探ってみましょう! 命が9つもあるなんて言われる猫。 猫股、化け猫、猫娘。 怪異の世界では、主役級です。 瞳孔が縦に長いと怖く感じるのでしょうか。 猫、蛇、狐...
高知県宿毛市の田ノ浦漁港の裏手に、小さな祠があります。 山のふもとにある大きな木の根本に、ひっそりとおられる祠です。 ここは耳の神様だと言われています。 耳に心配事があると、穴の開いた石を持ってお参りに来るのだそう。 なかなかご利益があると、地元では言われていたそうです。 ...
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2025年4月から、朝の連続テレビ小説『あんぱん』が始まります。 やなせたかし先生のふるさとであり、アンパンマンミュージアムもある香美市香北町(かみしかほくちょう)。 自然豊かで、穏やかないいところです。 その香北町には滝がいくつかあるんですが、今回はのどQおすす...
巳年ということで、今回はマムシについて書いてみたいと思います。 ヘビ嫌いの方、ごめんなさい。 山の方に住んでいると、ヘビに遭遇することもよくあります。 都会では、ヘビも出ないんだろうなあ。 身近にいるヘビの中で、毒を持っているのがマムシとヤマカガシです。 ヤマ...
2025年が始まりました! 今年もあちらの伝説こちらの風景をご紹介していきますので、お付き合いくださいませ。 今年は巳年。 ヘビの伝説の宝庫といえば、やはり滝(←あくまでも個人の意見) ということで、滝からのスタートです! 前回は、虚空蔵山に残る『徐福伝...
土佐市と須崎市と佐川町にまたがる虚空蔵山(こくぞうさん)。 頂上に電波塔が何本か立っているので、遠目からもわかりやすい山です。 土佐市の戸波(へわ)や須崎市では、虚空蔵山に雲がかかると雨が降ると言われているそうですよ。 標高は675m、頂上付近からの眺めは最高です...
山姥さんのお宅訪問、第三弾。 今回は高知市土佐山地区にある、その名も『山姥の滝』です。 山姥の滝までは、高知市中心街からだと車で40分くらい。 土佐山地区までもアップダウンはありますが、JA土佐山支所から北に入るとますます細い山道が待っています。 滝の近くにある...
天明8年(1788年)の山崩れに巻き込まれ無くなったといわれる久保村(現在の香美市物部町)の話の続きです。 豪胆不敵の豪傑だったといわれる、久保家の当主であった源兵衛さん。 ヌシが住むといわれ誰も近づくことのなかった轟の釜で、『から川流し』と呼ばれる漁をしたことで山崩れを...
前回にひき続き、吉良左京進親実(きらさきょうのしんちかざね)さんのゆかりの地を訪ねます。 →前回『ミサキを訪ねて〜吉良神社編〜』 親実さんより100年ほど後に活躍された儒学者・神道家の谷秦山(たにじんざん)先生が、 「文をもって民を導き、武をもって邪を退け、名君の称あ...
長宗我部元親さんの逆鱗に触れて切腹を命じられた吉良親実さん。 26歳という若さで亡くなってしまいました。 その後の祟り話の多さたるや。 前回は、その怪異の数々をざっと紹介しました。 →『土佐随一の怨霊譚』 夜な夜な怨霊が出てくるなんて話を聞かされたら、おちおち外...
このブログでも何度か紹介してきた怪異、『七人ミサキ』。 とうとう本丸、吉良親実(きらちかざね)さんと七武将の回となりました。 そう、高知県を代表する祟り神です。 常々、祟り神って人望や人気がないとなれないものではないかと思っています。 求心力の落ちてきた権力者に...
海に沈んだ伝説、黒田郡(くろだごおり)。 黒田郡という大きな集落が、天武天皇13年(684年)に起こった白鳳(はくほう)地震で海底に沈んだ、という伝説が高知に残っています。 ただ黒田郡がどこにあったのか、わからぬままなのです。 詳しくは→ 『89. 海に沈んだ伝説』 ...
高知市をの真ん中を流れる鏡川。 昔は坂本龍馬も泳いだらしいですぜよ。 龍馬の辺りより西にある鏡川橋の少し上流に、大きなイチョウの木と2体のお地蔵さんがおわします。 人柱になったおちよさんを祀る『おちよ地蔵』です。 その昔、大雨で鏡川が氾濫するとここにかけた橋が流...
どなたかに夢枕に立たれたこと、ありませんか? 亡くなった誰かとか、もしかしたら神様や仏様とか。 夢に出てきたことはあっても、何かを告げられることって少なそうですよね。 起きたら忘れてそうだし。 そういえば、義母(80歳)は夢枕の経験があるそうです。 義祖父が亡...
8月8日に「南海トラフ地震臨時情報」なるものが発表されました。 今回は15日に呼びかけ終了となりましたが。 いつかは来るものなのだろうと思ってるんですけどね~。 それでも怖いですよね~。 ということで、今回は『黒田郡(くろだごおり)』について書いてみようと思いま...
本来の役目を果たしながら、魔除け・厄除け・厄払い・厄落としにもなるアイテム。 あらゆる災いを近づないためのおまじないに使われてきたもの。 それが 草履 草履 草履 草履 ・・・・・ そう、草履(ぞうり)です。 昔のことを調べていると、おま...
次男・三男によって作られた集落がある そしてなにやらその集落には石垣がある そう聞いて興味がわき、行ってきました愛南町の外泊(そとどまり)。 愛南町は、愛媛県の一番南にある町です。 御...
このブログでも何度かお話ししてきました『七人ミサキ』。 災害や事故、水難などで亡くなった人の霊、もしくはそれを祀ったものを『七人ミサキ』と呼びます。 七人であることが特徴。 いわゆる憑きものの一つですが、海や川で不慮の死を遂げたときにいわれることが多いようです。 高知...
7月7日は七夕さま。 色とりどりの短冊に願い事を書いて笹(もしくは竹)に飾ります。 はなればなれになってしまった織姫と彦星が、晴れていれば天の川を渡って年に一回だけ会うことができる日です。 物語によっては、織女(しゅくじょ)と牽牛(けんぎゅう)という名前になってたり。 ...
今回は、個人的感覚の話です。 見えるとか感じるとかのボンヤリした切り口ではない方が好みなのですが、今日は違いますよ。 とらえ方によっては怪しく聞こえるかもしれませんが、やさしい気持ちでお付き合いください。 1ヶ月ほど前、高知インターチェンジから高松方面向けの高速道...
使うまいとは思ってるんですよ、小説『桐島、部活やめるってよ』をもじったタイトル。 また付けてしまいました・・・ さて『桐島、部活やめるってよ』は映画にもなっていて、神木隆之介さん主演で高知が舞台でした。 高知で神木さんといえば『らんまん』が記憶に新しいところ。 牧野富太郎さん...
滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。 その正体に少しでも近づきたく、住居だったといわれるところを訪ねています。 山姥さんのお宅訪問、第二弾です! 今回訪ねるのは、日高村にある大滝山。 日高村は、高知市から車で30分ほどのところ。 大滝山は標高...
伝説巡りをしていて、「山姥」とつく地名があちこちにあるのが気になり始めました。 住んでいたといわれるところも多く、さまざまな伝説が残っています。 滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。 金太郎のお母さんも山姥なんですよね。 昭和世代にはおなじみだ...
高知県には『正月女』と呼ばれる言い伝えがあります。 基本的に、1月中に女の人が亡くなると女を七人連れていく、というものです。 自分にも降りかかるかもしれない怪異は、やはり恐怖です。 同じ部落の中から年内に七人連れていくとか、川上で女の死者が出ると川下で七人の女の人...
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
一年に一回、高知県立歴史民俗資料館が集めた資料を一般公開してくれるイベントがあります。 今年のタイトルは『むかしの道具とものべの文化』展。 会場は香美市物部町の旧大栃高校です。 むかしの暮らしや仕事で使われていた道具を見せてもらえたり、空から見た物部の風景の写真コーナー...
大杉とか夫婦杉を調べていると『桑ノ川』という地名が2ヶ所出て来て、面白い偶然だと心に残っていました。 ひとつは南国市桑ノ川の鳥居杉。 そして津野町桑ノ川の夫婦杉です。 前回は、南国市の鳥居杉に辿りついた話でした。→ よかったらコチラも どうせならもう片方にも行っ...
大杉とか夫婦杉を調べていると、『桑ノ川』という地名が2ヶ所出て来ました。 ひとつは南国市桑ノ川の鳥居杉。 そして津野町桑ノ川の夫婦杉です。 車でも1時間以上かかるくらい離れているので、偶然だと思います。 けど、ちょっと面白い。 ただ、かなりの山道が待っていそう...
高知市から西に少し行くと、日高村があります。 小さい村ですが、美味しいトマトや芋屋金次郎の芋けんぴ、オムライス街道、高知の二宮・小村神社に、忍者茂平の伝説と個性豊かなところです。 そんな日高村の地図を見ていたら、竜石という地名を見つけました。 しかも、その向かいは...
前回は、宿毛市の湊浦に伝わる皿屋敷伝説を探ってみました。 そしてお話の中で、夜な夜なお皿を数える女中の霊を祀った小堂を、庄屋の息子が荒瀬の地蔵堂のわきに移した─────ということで、やってきました地蔵堂。 地元の方たちがよく手を合わせにきているんだろうな、と感じられるお堂...