1917 命をかけた伝令を鑑賞しました。
撮影技法や、豪華俳優陣、そしてストーリー、素晴らしく感じましたが私にとっては虚しさが残る映画となりました。
まぁ戦争映画って私の中では虚しさって言う感情と引き離せないんですよね。。。
あらすじと概要、私のネタバレ感想をお話ししたいと思います。
1917 命をかけた伝令の簡単なあらすじ
- 監督/サム・メンデス
- 製作年/2019年
- キャスト/ジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング、アンドリュー・スコット、リチャード・マッデン、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ ほか
1917年、第一次世界大戦時。イギリス兵であるスコフィールドとブレイクの2人は、最前線の仲間の命を救うためにマッケンジー大佐への “重要な伝令” を命じられた。敵陣が潜む過酷で危険な道のりを進んでいく2人だったが…。
1917 命をかけた伝令のネタバレ感想
最後、ラストシーンへ続く虚しい気持ち
私の1番の感情が、虚しいでしたね。
この感情、戦争映画は全般的に言えることなんですけど、こういう映画の鑑賞後は決まって虚しさが強く心に残ります。
今回は最前線の1600人の兵士を守るため、伝令を届ける2人の姿を描いた内容で、最終的にマッケンジー大佐に伝令を届けることができた。
確かにそれで1600人の兵士を救うことができたのは素晴らしいことだと思います。
ただその後にマッケンジー大佐の「また別の伝令が来る」と言う台詞に、私の虚しさが爆裂。
そのセリフを聞いてウィルがどんな気持ちになったことか。
伝令は繰り返され、その度に多くの兵士が失われていく・・一度の伝令でたくさんの兵士が救われたとしても、その救われた兵士はまた別の伝令で散っていくかもしれない。
私、こういうのたまらなく虚しさを感じてしまうのです;
戦争とはそういうものだ、と言われたらそれまでですが。
マッケンジー大佐を伝えた後のウィルの表情。決して「伝えたぞー!良かったー!」的な、達成感に慕っている顔では無かったですよね。
やり遂げた・・・って表情ではないよね、あれ。虚しさの方が強いと思いました。
ここのシーンで全てを持っていかれました、わたし的には。
その後も、トムのお兄さんにトムの死を伝えたシーンも。なんかもう・・ここも虚しさポイントですよね。トムのお兄さんの表情もだし、そのあとのウィルの最後の木のシーンもそう。
1917ってワンカットなの?
1917はワンカットで撮影されていると言われていて、それが話題に上っていましたね。
でも調べてみると、「よくよく見るとカットがなされている」という内容の情報も目にしました。
個人的には、オールワンカットって1時間2時間ぶっ続けってちょっと無理があると思ったので、どこかでカットできるようなシーンはあるだろうと思いながら観ていました。
じゃあ実際どこでカットされてたかって言われると答えられないのですが(汗)、 でも画面が全て煙で覆われたシーンとかありましたよね。
画面全体何かで覆われたら、カットで繋げられるよな〜って思ったりしました。
それと最後、マッケンジー大佐に伝令を届ける直前、ウィルが爆撃の中で走るシーン。ここはワンカットっぽかったけど、それ以上にとても迫力がありましたね。劇場で鑑賞したんですが、感極まりました。
多くの兵士とぶつかり転びながら必死に走る姿は、虚しさの感情が込み上げてきている中の私にはなんとも言えない辛い、泣きたくなる映像でした。
1917に出演の俳優について
私は、出演俳優で観る映画を選ぶこともあるので、 これは個人的には結構魅力的でした。
- スミス大尉役にマーク・ストロング
- エリンモア将軍役にコリン・ファース
- マッケンジー大佐役にベネディクト・カンバーバッチ
マークストロングとコリンファースといえば、キングスマンでも共演していましたね。
さらにちょっと驚いたのが、途中刺されて亡くなってしまったトム・ブレイク役を演じているディーン=チャールズ・チャップマン。
彼はゲームオブスローンズのトメン・バラシオン役で出てました。
トメン役はかなり幼いときの出演だったので、1917に彼が出てたなんて最初は気づきませんでした。
あとでキャストを調べているうちに気づいて、ちょっとびっくり。
そしてなんとトム・ブレイクのお兄さん役はリチャード・マッデン。
リチャードは同じくゲームオブスローンズのロブ・スターク役。あと、Amazonプライムドラマ「シタデル」にも主演で出ています。
ゲームオブスローンズ好きの私としてはプチ興奮しました。
別作品で再会・・!(まあよくあることなのだけど、ファンとしてはちょっとテンションあがる)
ゲームオブスローンズについては下記ページに魅力を書いてみました↓
豪華俳優陣などキャスト目当てで観るのも、後から面白い発見があって面白く感じたりしますよね。
こんな感じで1917のネタバレ感想終わります。
戦争映画ってどれも虚しさが残るなあ。
関連:戦争映画はお好きですか?
下記「ハクソー・リッジ」は感動系の戦争映画。一応、実話がベースのお話です。