オープンソースのプログラミング言語Rustの開発チームは、2月20日、Rustの最新バージョンである「Rust 1.85.0」を発表した。これにより、Rust 2024 Editionも安定版に至った。
Rust開発チームは今回のエディションリリースを「われわれがリリースした中で最大のエディション」と説明している。
今回のリリースで追加された主な機能や変更点は、以下の通り。
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async
クロージャ:非同期クロージャをサポート。ローカル環境から値を取り込むこともできるasync fn
のように機能する。 -
トレイト実装の非表示:新しい
#[diagnostic::do_not_recommend]
属性によって、注釈付きのトレイト実装をコンパイラ診断からメッセージ非表示にする。 -
std::env::home_dir()
のアップデート:一部の環境で予期しない結果を返すため非推奨になっていたstd::env::home_dir()
を、バグ修正として更新。
そのほか、すべての変更点の詳細情報は、edition guideに記載されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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