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下値を試す展開で反発もあり得るビットコイン、仮想通貨アナリストが相場分析|仮想NISHI

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨市場マーケットレポート(12/11AM7時)

暗号資産(仮想通貨)は週初より弱含みの展開が続いている。特に北米金融市場が開いている時間帯において、ビットコイン価格が一時的に9万5千ドルを割り込む場面が2日連続見られた。12月11日22時30分に米消費者物価指数(CPI)の公表が予定されていることから、市場参加者は買い控えの姿勢を取っていると考えられる。執筆時点でのビットコイン価格は9万7千ドル付近。

BTC/USD 4時間足

12月10~11日相場状況

ビットコインは12月10日に続き11日も9万5千ドルを割り込み下値を試す展開となったが、10日につけた安値を下回ることはなかった。主要取引所の成行売買を分析すると、10日にはデリバティブ市場を中心とした売りが目立ったのに対し、11日には現物市場主導の売りが優勢となっていた(下画像青枠)。

現状分析(12/11日AM7時)

デリバティブ市場を目を向けると、売られすぎの状態にあると見受けられる。一部の取引所ではバックワーデーション(先物価格が現物価格を下回る状態)が発生しており(下画像赤枠)、過度な悲観ムードが広がっている様子が伺える。

加えて、アクティブOIも減少してきており、デリバティブ市場が主導する売りの連鎖が起こる可能性は低くなっている。米消費者物価指数(CPI)の結果次第では反発することもあり得ると考えられる(下画像赤枠)。

今後の重要な経済指標

本日発表されるCPIの結果次第では、クリプト市場のボラティリティが高まる可能性があると考えられる。

  • 12/11日 米消費者物価指数(CPI)
  • 12/16日 米PMI(購買担当者景気指数・速報値)
  • 12/17日 米小売売上高 11月
  • 12/19日 米FRB政策金利(FOMC)
寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

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