Commons:フェアユース
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「フェアユース」のメディアファイルは、ウィキメディア・コモンズでは受け入れられません ウィキメディア・コモンズにアップロードされた「フェアユース」のメディアファイルは、見つかり次第予告なしに削除される場合があります。 |
「フェアユース」はコモンズでは受け入れられません
ウィキメディア・コモンズは、「フェアユース」のメディアファイル(フリーではないロゴ画像、書籍の表紙やスクリーンショット、あるいは著作権が有効な作品の複製など)を受け入れていません。これは、フェアユースに関する法律は国によって異なり、たとえばアメリカ合衆国のフェアユース概念(非常に広いものです)で受け入れられるものも、他の大多数の国々では使えないということがあるためです。
ある画像ファイル、または他のメディアが「フェアユース」であるかどうかは、そのファイルが使われている状況に依拠します。つまり、あるページの中でフェアユースとして使用されているものでも、他のページで使うと著作権の侵害に当たる場合もあるということです。さらに、フェアユースは、コモンズのような総合的なメディアデータベースにファイルを蓄積していくこととはなじみません。これは、「フェアユース」という概念がコモンズには当てはまらないということを意味します。
以上の両方とも、コモンズが掲げる「誰でも、どこでも、何のためにでも」利用できるメディアファイルを提供するよう努める、という方針に反するものです。このため、ウィキメディア財団 (WMF) のライセンス決議では、コモンズがフェアユースの素材を受け入れることを明確に禁止しています。
「フェアユース」は一部のウィキメディア・プロジェクトに限って受け入れられています
ただし、フェアユースを認めている一部のウィキにおいては、このような画像などを投稿できる可能性があります。この場合、投稿されたファイルはそのウィキでしか利用できないことに注意してください。
WMF が管理するウィキのうち、権利制限法理の適用方針 (EDP) と呼ばれる方針を取り入れている一部(決して「全て」ではない)のウィキでは、きわめて厳しい条件のもとではありますが、完全にフリーでは利用できない素材の投稿を認めています。あなたが利用しているウィキが EDP を採用しているかどうかは、ここで確認できます。
例えば、オランダ語版ウィキペディアは、いかなるローカルファイルを保持することも許容していません。一方で、英語版ウィキペディアでは、フェアユース利用可能な根拠の説明を義務づけた非フリー素材の方針に従って、フェアユース素材を投稿することができます。ウィキメディアの方針とガイドラインによってフェアユースで編集者が受ける制限は、アメリカ合衆国の法律で課されるものよりも厳しいです。
もしあなたのローカルウィキがフェアユース素材の投稿を許容していない場合(一部では、スペイン語版ウィキペディアのようにローカルにアップロードすることを全く許容せず、コモンズのメディアのみを使用することができるところもあります)、そのウィキでは非フリーまたはフェアユースのファイルは利用できません。もしそのウィキでExemption Doctrine Policyを取り入れるようローカルコミュニティを説得できなければ、代わりにフリーで利用できるファイルを探すよりほかに選択肢はありません。
関連項目
- Meta:フリーでないコンテンツ - 各ウィキにおける非フリー素材の利用可否状況一覧。
- フェアユースの説明(スタンフォード大学)
- Commons:削除の方針