2年前のこの日、ニェネントくんは子宮に出来た大きな腫瘍を摘出するために、電車に乗って行く大きな動物病院に1泊の入院をして、開腹手術をしたのだった。手術後に摘出した腫瘍の写真を見せてもらったが、「腫瘍」といっても癌のようなものではなく、まるで白子のような「大きな脂肪の塊」というもので、そいつが肥大して内臓を圧迫し、ニェネントくんはまったく食事を摂れなくなってしまっていたのだった。もちろん、放置していれば命にかかわっていたのだ。
手術はお腹の毛を剃って、10センチぐらいも切ったのだった。縫合に9針縫った。そのときの手術あとがわかる写真が下。
さいわいに術後の回復もとっても早かったし、先日の血液検査では「まったく健康です!」との診断だった。ニェネントくんは今も元気いっぱいの生活をおくっている。わたしも20年近く前に「十二指腸潰瘍穿孔」のためにお腹を20センチぐらい切ったことがある。ニェネントくんが手術したときにそのことを思い出し、「これでわたしと同じだね」と思ったものだった。
この日は珍しくウチでニェネントくんの体重が測れたのだけれども、いま現在、4580グラムではある。「ベストコンディション」だと思う。
それでわたしのことだけれども、のどの調子は今はけっこう良くなり、咳で苦しむこともなくなった。とはいっても病院へ行くべきだとは認識しているが、先日書いたように市民病院では呼吸科の医師に欠員が出来、通常の診察が行えない可能性が高いのだということ。
「ではどうするべきか」と考えるのだが、これはさいしょに診てもらった西の駅の向こうにある耳鼻咽喉科のクリニックへまた行き、そこで近くの大学付属病院への紹介状を書いてもらうのがいちばんいいのではないか、とは考える。
まあこの西の耳鼻咽喉科もどうしようもないというか、半年以上前に「ちょっとのどの調子が悪い。念のため病院へ行ってみるか」とそのクリニックへ行ったのだけれども、逆に通院するうちにのどの状態は悪化してしまい、数回通院してもまったく症状は改善されなかったのだ。ある意味、そのクリニックへ通ったことからすべてが始まっている。このあたりはそんな耳鼻咽喉科ばっかしなのか、とは思ったのだ。
しかし「大学付属病院」か。治療費がかさむんじゃないだろうか。
あとわたしは歯科医にも行くべきなのをずっと放置してあるし、これはいいかげんどこかの歯科医に通い始めるべきではある。ニェネントくんではなく、わたしの方は問題山積か(まあ「山積」といっても「2件」だけれども)。
今日はまた、午前中に北のスーパーへ買い物に出かけた。ウチを出るとすぐ、またウチの前のところにスズメたちが集まっていた。わたしが近づくとやはり飛び立って行ってしまうけれども、警戒の鳴き声は発しないし、以前のように見えないところまで飛んで行って姿を隠すということもなく、わたしの近くの木の枝に飛び移っただけだった。
ネットでスズメの生態を調べると「スズメは人間に対して警戒心が強く、人に近づくことはほとんどありません。人間が近づくと逃げ出す距離は5メートルといわれ、それ以上近寄ることは難しいです」な~んて書いてあるのだけれども、このときのスズメたちとわたしとの距離は2メートルぐらいしか離れていなかった。前にも思ったように、ひょっとしたらこの群れのスズメたちはわたしの顔を憶えてくれて、「コイツは危険じゃない」と認識してくれてるのか、とも思う。そうだったらうれしいが。
この日はスーパーのとなりのドラッグストアで、「あさりコンソメのスパゲッティ・ソース」のレトルトパックが、賞味期限が近いということで半額になっていた。賞味期限はまだ1ヶ月先だし、レトルトだから多少期限を過ぎても無問題と、2パック買った。
スパゲッティもお手軽で安上がりでいいよね、とは思うのだけれども、この物価上昇の時期、パスタもけっこう値上がりしてしまった。以前はずっと1キロ200円以下で買えたのだったが、去年ぐらいからだんだんに値上げされ、今は1キロ300円に近い値段になってしまった。
これはもう、生産地イタリアでもパスタの価格は高騰しているそうで、イタリアでは政府がパスタの価格安定に乗り出したというニュースもあったそうで、日本でも値上げされるのは致し方ないのかもしれない。