《Ⅲハノーヴァー朝⑤》 ジョージ4世は、皇太子時代から暴飲暴食で有名で、「クジラ王子」と揶揄される程太っていました。賭博や色を好むことでも知られていました。次の肖像画は、ジョージ4世を風刺した版画です。 『消化におびえる酒色にふけた人、ジョージ4世』 前回掲載した、摂政時代の彼の肖像画(1814年頃)とは大違いですね。その肖像画を描いた画家、トーマス・ローレンスは、“この肖像画はまさに本人そっくりだ’と弁明せざるを得なかったと謂われています。KINGの肖像画としては画家は粉飾せざるを得なかったのでしょう。 またジョージ4世との浮名を流した女性は多いのですが、中でも、フィッツハーバート夫人、マリ…