『ハジケテマザレ』を読んだ。本当に面白かった。 bookclub.kodansha.co.jp 文芸好きで金原ひとみ(敬称略)を読んだことがない人は少ないだろうと思うのだが、そう言う私は読んだことがなく、厳密に言うと芥川賞受賞当時に『蛇にピアス』を手に取ったことはあるものの、当時まだ少年だった私は「なんか怖くない……?」と読むのをやめたしまったのである。だって舌にピアス入れるんですよ? 『蹴りたい背中』が学生主人公で相対的に読みやすく、その後に目を通したからかもしれない。以来、金原ひとみの作品が書店で平積みされているのを見かけても、読んでみようとまでは思わず、歳を取っては定期的に読んでみようと…