生前に何らかの理由で、極度の恨みを他者に抱いた状態で死んだ人の怨念が、実体を伴って現世に出現した状態を指す。古来から「たたる」として恐れられている存在であり、それを鎮めるために神社が作られ対象が祀られた例は数多くある。これを御霊信仰と言う。
(例:天満宮←大宰府に左遷された菅原道真の死後、不可解な天変地異が幾度も都を襲ったため、都の貴族達はこれを「道真の怨霊」によるものと考え、彼を『天神』として祭り上げた)
現代でも、谷川健一によれば1960年の安保闘争はある種の祝祭であり、これにより犠牲となった樺美智子は、恨みを飲んで死んだとされて、時の首相へアイゼンハワー訪日を止めさせた、可能性がある。
ホラー作品(小説・漫画・映画・ドラマ)では、しばしば主題となる存在。作中の登場人物たちが次々に無残・不可解な死に方をする際の原因は、作品中に登場する怨霊の持つ、非科学的とも思える力によるものが大である。
一応昔は「魂魄この世にとどまりて 恨みはらさで置くべきか」と言って死んだ。でも折口信夫によれば日本人の霊魂観に、魂と魄とかの区別はないらしい。
666トリプルシックスのエース
デスファイター『怨霊』
日本初の耽美系ゴシックホラープロレスラー。
体重は0ポンドで、攻撃を受けるとエクトプラズムを出す。
得意技…怨霊クラッチ。