読書感想

発達障害・グレーゾーンかもしれない人のための「コミュ力」 作者:中村郁 大和書房 Amazon 樺沢先生がブログで絶賛してたから買ってみた。 筆者は祖父母に引き取られ育てられたようで、そのおばあちゃんがすごく人格者なんだよね～。 うちは親が悪口とか大好きだったから、悪口とか毒舌ってやってもいいんだ！と思ってしまったから、会社でも社会人サークルでも築き上げた人間関係を自分でぶち壊す傾向にあり、人付き合いは段々苦手になった。言わなくていい事を言ってしまう。話が脱線して全然違う話になり、収拾がつかなくなる。だから話が飛んでしまい、相手と楽しい会話が出来ない。お見合いなんて脱線しまくりだよ・・・。 昔…

2023年にぼる塾の田辺さんがInstagramの中でその時に読んでる本として投稿されてたのを見て、私も読んでみようと購入した文庫本 安野モヨコさんのエッセイ「くいいじ」 食べ物連載 くいいじ 購入直後から、何度も読みかけては途中で中断したまま読了できていなかったのだが、2月に入って少しづつ読み進め、ようやく読み終わりました。季節ごとに4章に分けられて納められている食べ物に関する短いお話ながら、一話一話の食べ物に対する「愛」というか「温度」がアッチッチなくらい熱くて内容が濃いです。それに、食べ物に関するエッセイという面ではなく、安野モヨコさんの文章はテンポが良い。伏線の拾い方も素晴らしいと思い…

あらすじ・概要 乳製品にまつわるフィールドワークをしている著者は、アジア、ヨーロッパにおける乳製品の利用について語る。乳製品はどのようにして人間に利用されるようになったのか、そして現代乳製品はどのような文化をもたらしているのか。ミルクの不思議を感じさせる新書。 乳製品と人類をめぐる物語 日本では乳製品といえばヨーロッパですが、実際にはアジア圏での利用が多いです。著者がフィールドワークしたシリアの人々の中にはカロリーのほとんどを乳製品に頼る民族もいます。 高いカロリーと栄養素、おいしさを持つ乳製品はさまざまな場所で利用されてきました。 各民族は乳をバターやチーズに加工し、保存可能な状態にして暮ら…

今日から３月。 寒さが緩んできました。 寒くないって、 こんなにありがたいことやったのかあ。 忘れてました。 先ごろは中国製の生成ＡＩ、 ＤｅｅｐＳｅｅｋ（ディープシーク）が話題でした。 コンピュータ科学やプログラミングの知識は 皆無ですけど、興味はあるんです、その方面。 読んでみたら好奇心を刺激される本でした。 ＣｈａｔＧＰＴの頭の中 質問したら答えてくれる人工知能、 ＣｈａｔＧＰＴが発表されたのは２０２２年１１月。 そこから３か月たらずで出版されました。 ＣｈａｔＧＰＴがどのように動くのか、 なぜ動くのかを、その原理から簡潔に解き明かす という内容なんです。 ＣｈａｔＧＰＴは、ニューラルネ…

誰が勇者を殺したか【電子特別版】 (角川スニーカー文庫) 作者:駄犬 KADOKAWA Amazon タイトルが目をひくし、表紙カバーのビジュアルもいいかんじだし、ファンタジーものだから楽しそうだしめちゃくちゃレビューもよかったので読んでみたら、ぐいぐい引き込まれて、２日ほどで読めてしまった。誰が勇者を殺したのか、犯人探しがメインのミステリー小説かと思いきや中盤あたりでわかる。で、後半どうなるんだって思うでしょ。これが最後までしっかり読ませてくれるような内容になってるんだな。勇者たちの話だからといって、アクションがメインとか冒険がメインってかんじのお話でもない。もっと精神面のお話な気がする。そ…

1冊ずつ感想を述べようと思ったんですが 一気に読んでしまったので，中と下を同時に書きます． 将来的に小説を書きたいと思っている私が，もし小説を書くとしたらという目線での読書感想になります． 19世紀末から20世紀初頭．圧倒的な破壊兵器を有するヨーロッパの先進国が，竹槍や弓矢程度しか持たないアジアやアフリカの発展途上の国々を植民地としたのは，歴史的な事実． これは，物語の中の人間とバケネズミの関係と全く同じに思えた． 圧倒的な破壊兵器はこの物語では呪術に対応する．一方，竹槍や弓矢程度の武器しか持たない植民地は，バケネズミのコロニーに対応する．まともに戦ったら，植民地に勝ち目がないのは明らかだ． …

2025/2/21〜2/26 武器密売市場に潜り込んだユーリであったが、身分がバレてしまい窮地に陥る。ロシアと中国、日本の様々な思惑が混ざり合って複雑な様相を呈する。機龍のバトルの白熱した様子、上巻で明らかになったユーリの過去の鮮やかな裏返しなど、読みどころ沢山！傑作！ https://amzn.to/4keoq6j