部長職の僕が現場で実際に部下をやる気にした言い回しを後世のためにメモしておく。大事なのはすべての責任を引き受けること。小さなことだけどこういうものの積み重ねが舛添要一さんのいうトップリーダーには必要なことなのだ。
- 「口を動かしてる暇があったら手を動かしてよ」
- 「えっ?これで終わり?ウッソー!君の力はこんなもんじゃないはずだ」
- 「まったく期待していないから、気楽にやれるだろ?」
- 「それなりのことをそれなりにやってくれればいいからね」
- 「あっ。大丈夫、想定内だから…いいわ…」
- 「君に期待した僕の判断が間違っていたから気にしなくていい。僕のミスだ」
- 「 皆と同じレベルの仕事を任せてごめん。難しかったよな?」
- 「〆切を守れなくてもクビを締めたりクビを切ったりは《たぶん》しないから安心して取り組んでくれ」
- 「任せた仕事がつまらなすぎたかな。君の興味をひく仕事は社内に…ないな…」
- 「うわっ。実にひどい文章だね。もしかして何かトラブル抱えてる?」
- 「雑談と同じくらいバカデカい音量で報告もしてよ。気づかいは無用だよ」
- 「クリエイティビティとか求めていないから。フツーに仕事してくれればいいから」
あらためて見ると強烈なパーソナリティーを持っていた元上司の影響は否定できない。このような激励を言い続けたら、一部部下が明確な《殺る気》を示すようになった。言葉と人の心は実に難しい。この文例集を命を守るための参考にしてもらえたら嬉しい(所要時間8分)