はんにゃ大将軍とは、がんばれゴエモンに登場するキャラクターである。
概要
はんにゃ一族の首領で、殿様とゆき姫をさらった張本人。大江戸城の地下に偽金造りの工場を作り、日本征服の軍資金とした。さらに本拠地である琉球城を空飛ぶ要塞に改造した。
唐獅子(正体はキツネのゴンタ)に乗り込み、3本の弓を放ってくる。この弓を攻撃で跳ね返し、弓が唐獅子にぶつかることでダメージを与えられる。唐獅子から落ちた後は転がってくるが、画面端は安置となっている。HPを全て削るとその正体は大型のからくりロボで中から本物が出てくる。
はんにゃ大将軍はゆき姫を人質として脅したが、ゆき姫とお友達になれると約束されていたゴンタははんにゃ大将軍を見捨て、ただのオヤジに成り下がって御用となった。
ゴエモン最強のボスは初期ROMの彼
「ゆき姫救出絵巻」における発売初期に出荷されたROMでの第1形態は1面から電源を切らずに最終決戦まで辿り着くと、唐獅子のグラフィックがよくわけのわからないなにかに変化してしまい、結果的に彼に対して一切ダメージを与えられなくなってしまう致命的バグが発生してしまう。
ゲームの進行が実質不可能になってしまう危険なバグという事もあるのか、後期バージョンのROMや各種移植・配信版ではバグが修正されている。しかし、初期ROMにおけるバグはプレイヤーにも強烈な印象を残していた事から語り草となっていて、故にゴエモンシリーズの真の最強ボスは今作初期ROMのはんにゃ大将軍とネタにされる事が非常に多い。
2以降のはんにゃ大工
次回作『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』では改心しており、大江戸城で技師を務めていたが、マッギネス=カス=テイラに自身と同じ手口を使われ、大江戸城で囚われの身となった。
以降の作品では彼を彷彿とさせる見た目の「はんにゃ大工」が雑魚敵など要所で登場している。
しかし、『2』以降のSFC版シリーズに登場した物語の黒幕は初出以降も改心後の姿が出てきていたり、メディアミックス作品でメインの悪役に抜擢されていたりと、結構美味しい役回りとして登場する事も多いのだが、「はんにゃ大工」は一貫して雑魚敵という扱いになっている事から、本人が物語に絡まない事も相まって、SFC版シリーズ処女作の黒幕にしては少々残念な扱われ方がされているのは否めない。