佐野枝・A・陽子は、神衣舞によるオリジナル仮想戦記シリーズに登場する、架空の女子校生である。
概要
本人について
「アリアンロッド・サガ・SC」および「アリアンロッド2E・サガ・DD」に登場するキャラクターである。
英国人の父と、日本人の母を持つハーフで、金髪に翠色の瞳を持つ少女である。
アリアンロッド・サガ・SC制作時に、黒髪ばかりだと映えないという事で金髪の少女として投入された。
言葉や文化の壁と言ったものを取り払うための「日本生まれのハーフの少女」という立ち位置になった。
性格は純真無垢で、口癖は「はわー」である。
その容姿から男子生徒からは「高嶺の花」と思われているようだ。
古武術を習っており、稽古の時には大人、特に警察官の男性であっても、相対出来る程度の実力者である。
その副産物なのか某スナイパーの様に背後からの接近に超反応する。
両親が名前を考えている際に、父親がミドルネームを「ドロレス」に『ようこ』の漢字を「陽子」ではない漢字にしようとしたが、奥さん(つまり陽子の母)に意図を看破されて止められたという経緯があるらしい。
結局、ミドルネームは祖母の名前から頂いたらしい。
アリアンロッドのセッションにおいて、登場しているゲブラの事が大好きで
現実世界の飼い犬に「ゲブラ」と名前を付けて可愛がっている事が、第三シリーズ『マガツ島戦記』にて発覚。
本当に、どうしてこうなった!
周辺の人物について
父
日本のサブカルチャーが好きらしく、家には非電源系のゲームがたくさんあり、
中には未開封のモノもあるらしい。
その父親はGMとは旧知の仲であるので、世間は狭いものである。
母
母親は世界を駆ける服飾デザイナーである。
陽子には内緒にしているらしいが、元レイヤーでDDのPCの衣装を作って陽子に持たせたりしている。
サンタのお兄さん
陽子の父のTRPG仲間であり、陽子が小学生の頃には、陽子の家に出入りしていたという青年。
幼い頃の陽子に「くつしたのお兄さん」と呼ばれていたため、クリスマスに「くつしたといえばサンタだろう」と陽子父にサンタの格好をさせられて以来「サンタのお兄さん」と呼ばれていたらしい。
本名は不明だが、苗字は「楠下」であり、清音の実兄だったりするので、やっぱり世間は狭いものである。
TRPGのプレイスタイル
SCの第一話では「リプレイを読んだことがある程度」の『説明は必要ない初心者』であった。
そのためか、単純攻撃系のキャラクターを好む傾向にある。
一方で、直感型で高確率で『最適解』を引いてくることもある。
清音曰く、プレイスタイルは「熱血ヒーロー主人公」タイプらしい。
SCでは、小国の王女という役割を持ちながらも、前衛に立って闘う姫君というキャラクターを確立していった結果、
公式の商用リプレイ同様に「アルディオンのお姫様は殺意が高い」と言わしめた。
そのせいか鈴や視聴者から「がつん」だとか「血塗れ姫」だとか「殺意」だとか言われるようになってしまった。
DDでは、SCのキャラクターを意識する事がレギュレーションに含まれたために
SC同様に前衛系のキャラクターを作成している。
閑話休題において、ダブルクロスをプレイしている一コマがあったが
やはり『物理でガツン☆』という単純攻撃系のキャラクターをしている。
SCのPC
陽子にとっての初のPCである。渡されたハンドアウトはPC①であった。
DDのPC
「ライムレス」の由来は、メイキング時にライムミントガムを持っていたため。
ライフパスはどうやらダイスロールをしたようで、境遇の『正体』は
『君は自分の正体を知ってしまった』ではなく『君は自分の存在に疑問を抱いている』への変更がGMより依頼された。
父親は英雄で、祖母は、グラスウェルズの元宮廷錬金術師である。 槍を教えたのは、英雄の父らしい。
鈴「きっと陽子ちゃんの奥底に潜む覇気(さつい)を感じ取ったんだよ」
マガツ島戦記のPC
GMの意向により、プレイヤーの投影体ということになった。
本人曰く、自分をキャラとしてロールプレイは難しいと言っているが、清音や鈴曰く
清音「陽子君に限れば……いつもの彼女だと言えるが」
とか
鈴「陽子ちゃんのPCって『追加能力を持った陽子ちゃん』だもの」
と言われているので、問題はないであろう。
関連項目