及とは、およぶ、および、およぼすというような意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- 後ろから追いつく、匹敵する、到達する、という意味があり、順接の接続詞に使われる。
- 字形
- 人+又の会意。〔説文解字・巻三〕に「逮(およ)ぶなり。又に從ひ人に從ふ」とあり、又は手の象形で、人の後ろから手を延ばしておよぶ意味とする。
- 音訓
- 音読みはキュウ(漢音)、ギュウ(呉音)、訓読みは、およぶ、およぼす、および、しく。名のりに、いたる・しき・たか・ちか、がある。
- 規格
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 及を声符とする漢字には、伋、圾、吸、㠷、岌、岋、彶、扱、汲、芨、急、极、㽺、級、趿、鈒、靸などがある。
- 語彙
- 及格・及第・及門・及落