大王とは
- 王に対する敬称
- 古代中国の冊封国における君主号。倭国および古代日本では7世紀末の天皇号採用まで用いられた。
- アテナのシューティングゲーム
- 電撃大王
- 3で連載していたあずまんが大王(但し、この漫画を指して大王と呼ぶのは稀なケース)
- 天草大王(肥後5鶏のひとつ) →詳細
- 大王製紙株式会社(エリエールのティッシュを製造している会社)
以下、2.のアテナのシューティングゲームについて解説する。
大王(シューティングゲーム)の概要
元々はアーケードゲームであったが、続編の「大王GALE」以降は、デザエモンのサンプルゲームとなっている。
また、関連作品として、ほぼ同じシステムを採用したリメイク的作品「紫炎龍」シリーズがある。(開発、販売は後にトリガーハートエグゼリカを手がけた童)
ゲームシステムは、ショットとボムを使って敵を破壊するオーソドックスなシューティングゲームである。
武器はアイテムを取る事により、前方広範囲に弾をばらまくバルカン、連射速度は遅いが前方に対して強力なミサイル、画面上の全ての敵をホーミングする電撃(デザエモンではレーザー)の3種類の武器に切り替える事が可能。
タイトルが同じ漢字二文字である事や、上記のシステムや武器の種類等から、セイブ開発の雷電の影響が見られる。(因みに、同時期に雷電2が稼動していた頃である)
ミスをした時は戻り復活であり、ボス戦でミスした時のみその場復活(ラスボスは例外)という変則的な復活システムが採用されている。
これは紫炎龍も同様であるが、デザエモンでは採用されていない。
(大王GALEは戻り復活、デザエモン側でその場復活に設定する事は可能だが、片方にしか統一できない)
余談だが、AC版大王の海外版は、最初から3つの武器を使い分ける事ができるダブル紫炎龍に収録された紫炎龍エクスプローションに近いシステムとなっている。
海外版のタイトルも「大王(DAIOH)」である。
シリーズと関連作品
- 大王
原作、詳しくは上記参照 - 大王GALE
SFC版デザエモンのサンプルゲームとして収録、全6面。
ステージ構成に若干名残りがあるものの、ステージやキャラは殆ど別物であるが、デザエモンのシステムが大王をベースとしている為、攻撃システムは殆ど同一である。
但し、電撃が丸い球体のレーザーに変更されており、ボムにサーチレーザーが加わっている。
PS版デザエモン+でも裏技を使う事でプレイ可能だが、タイトルロゴのエフェクトや音源、また若干アルゴリズムが異なる。
余談だが、ミュージックエディタの隠しBGMの幾つかは、AC版大王のBGMである。 - 大王GALE Ver.2
PS版デザエモン+にサンプルゲームとして収録、全5面。
SFC版のサンプルゲームの演出を強化し、敵の動作パターンを変更した物。
最終面がカットされている為、5面ボスがラスボスとなっている。 - 大王P!
サターン版デザエモン2にサンプルゲームとして収録。
大王GALEのリメイクで、グラフィックが全てカクカクしたポリゴンをレンダリングしたグラフィックとなっており、ややコミカルな印象を受ける。
PS版を更に演出を強化し、更にSFC版のステージも復活している。
全体的に派手になっている。 - 紫炎龍
原作のリメイク的存在、童(アテナの旧スタッフ説もあり)が販売、開発を行っている。
拡大縮小演出が加わり、全体的に派手になっており、キャラクターも増えている。
PS、SS、PS2に移植されており、PS版はBGMがアレンジされている他、おまけモードが充実しており、後述の「JIENRYU」も含めて6種類収録されている。 - JIENRYU
PS版紫炎龍に収録されているおまけゲームの内一つ、他のおまけゲームは全て紫炎龍に何らかのアレンジを加えてあるのに対し、本作は唯一新規に作られたゲームである。
モノクロ画面の携帯ゲーム機のような画面になっており、残像も表現されている。
BGMと縦スクロールシューティングという以外は紫炎龍や大王シリーズと関連性が薄い内容となっている。
また、バッテリーの概念があり、残量が少なくなると、画面がだんだん見づらくなり、最終的に電源が落ちてしまう。 - 紫炎龍エクスプローション
PS2版ダブル紫炎龍に収録された新作ゲーム。
システムは原作紫炎龍に近いが、ボタンを押す事で常時武器の種類を任意に使い分ける事が可能となっている。
ステージ構成やボス等は、完全オリジナルで、原作とは完全別物である。
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