比叡(ひえい、ひえ)とは、比叡山(ひえいざん)のこと。
曖昧さ回避
- 比叡山 - 京都府と滋賀県の間にある山。古事記には日枝山(ひえのやま)とある。
- 比叡山延暦寺 - 上記の山全体を境内とする天台宗の本山寺院。叡山、北嶺とも。
- 比叡(列車) - かつて国鉄で運行されていた列車名。
- 比叡山坂本駅 - 滋賀県大津市にあるJR西日本の駅。旧・叡山駅。
艦船
大日本帝国海軍には同名の艦が2隻、海上自衛隊には1隻存在する。
- 比叡 [I] - 金剛型装甲コルベット(のち海防艦)の2番艦。装甲艦扶桑と共に、日本政府が海軍省設置後に始めて海外に発注した3隻のうちのひとつ。イギリス、ミルフォード・ヘヴン造船会社製。1番艦金剛とともに、日本最初の巡洋艦と呼ばれることもある。日清戦争、日露戦争に参加し、後に測量任務についた。
- 比叡 [II] - 金剛型戦艦(当初計画時は一等巡洋艦(装甲巡洋艦)、建造時は巡洋戦艦)の2番艦。計画時の仮称艦名は「卯号巡洋戦艦」。イギリス、ヴィッカース社の設計で、横須賀海軍工廠で建造された。ロンドン軍縮条約により練習戦艦に類別変更され、さらに昭和天皇の御召艦として改装された。ロンドン軍縮条約脱退後に戦艦へと戻され、他の金剛型戦艦の第一次・第二次改装を一度に行ったほか、大和型戦艦のテスト艦としての役割も担われた。太平洋戦争では主に、速力の近い姉妹艦霧島と行動を共にし緒戦で活躍したが、第三次ソロモン海戦で戦没した。比叡の乗組員の多くは後に大淀の乗組員となった。
- 比叡(艦これ) - 上記の艦をモデルにした『艦隊これくしょん~艦これ~』のキャラクター。
- ひえい [III] (JS Hiei, DDH-142) - 海上自衛隊のはるな型護衛艦の2番艦。日本初のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)で、姉妹艦はるなや後継艦のしらね型と共に、こんごう型護衛艦(イージス艦)が建造されるまでは自衛隊最大の艦艇であった。各護衛隊群の旗艦として活躍するが、老朽化により2011年、ひゅうが型護衛艦2番艦いせと交代し、退役。2013年に解体された。