池沢佳主馬とは、2009年に公開されたホショタ細田守監督によるアニメ映画「サマーウォーズ」に登場するメインキャラクターの一人である(C.V.谷村美月)。
概要
ウサギ型アバター「キングカズマ」を操るOZ格闘技世界チャンピオンの13歳(中学1年生)。元いじめられっ子で祖父からOZ経由で少林寺拳法を教わっている。もうすぐ妹が生まれる予定のお兄ちゃん。劇中では、
「言い方がダメ。もっと取引先に言うみたいに言って」
の名言で観客の心をわしづかみにし、一躍スターダムにのし上がる。
れっきとした男性であるが声を演じているのが女性である事などから初見でボクっ娘だと勘違いする者が後を絶たなかった。さらに、劇中において間違いなくメインキャラクターではあるもののなんだかサッパリ活躍しない夏希先輩を差し置いてやたらと活躍するため、彼こそがメインヒロインであると勘違いする者も後を絶たなかった。そのため、公開後、劇場から出てくる観客がなぜか皆ショタコンに進化しているという異常事態を引き起こした。
細田守はガチショタコン
ここまで来れば、普通の製作者サイドならば困惑しそうなものである。
しかし、これは監督の細田守自ら仕掛けた壮大なショタコンホイホイであったのだ!
根拠①
「サマーウォーズ」の映画パンフレットの中で、谷村美月のインタビュー記事に以下のやり取りがあったことが語られている。
声の出演で男の子というのは初めてなので、お話をいただいたときには驚きました。男の子の声ってどうしたら! と迷ったのですが、監督に相談すると「基本的にはそのままでいいんだよ」と。
少年役初体験の谷村に「そのままでいい」とアドバイスした細田。谷村は細田の前作である「時をかける少女」においては、引っ込み思案な性格でいつも俯いている少女の役を演じており、声質を十分見抜いた上で「そのままでいい」と言ったのは女声であることを容認した上での発言である可能性が高い。
根拠②
雑誌・季刊エス2009年7月号誌上に掲載された、細田守へのロングインタビューの中で、佳主馬に対する異常なまでの愛情を語っている。
「いやぁ、これねぇ……絵コンテを描いていても、レイアウトチェックや原画チェックをしていても思うんだけどさ、健二君はさておき、佳主馬が色っぽくて」
とか
「やっぱり描いていても思うよね。十二歳くらいの子の妙な色気って言うのはさあ……手足が妙に長くて、細くてさ、それで変声期でさ。変化の瞬間って、実はすごく魅力的なのに、たぶん中一や中二の男の子たちは自分のそういう魅力に気づいていないんだよね。惜しいなあ、みたいなね。まあ、みんな手を出さないからね。同年代の女の子も若すぎて、男の子の魅力に気づけないじゃん。いやあ、良いんだよね……プール帰りの男の子とかって、すごく色っぽいんだよね」
とか、はたまた
などと、数々の紳士発言を繰り返していることから、製作者サイドもあらかじめショタコンホイホイを仕込んだことが伺われる。
結論
さすが監督わかってらっしゃる。
カズマたんの指をチュッパチュッパ
本編中、キングカズマ敗北シーンでOZ内掲示板に書き込まれたバッシングメッセージに紛れて「カズマたんの指をチュッパチュッパ」という監督の誰かの書き込みがある。公式ガイドブックでも確認できるし、コミックでも「チュッパチュパ(`ε´)」と書かれている。これはきっとカズマたんの指をチュッパチュッパして良いという公式の見解に相違ない! しかしながら、2010年のTV放送時は規制カットされていた。13歳の少年の指をチュッパチュッパしたければ、BDかDVDを買えということか!?