美術とは、
ここでは1について記述する。
概要
芸術の一分野で、色や形といった視覚的なものを用いて美を表現する芸術を表す。一般的に美術と言えば絵画をイメージされる事が多いが、美術は視覚芸術または造形芸術と呼ばれるもので、絵画に限らず彫刻、建築、工芸、書道、写真なども当てはまる。
日本では古来から陶磁器、彫刻、工芸品、絵画などの美術作品が生み出されていたが、美術という言葉が初めて用いられたのは明治時代からである。1873年に国民へのウィーン万博への出品勧誘のための官令で「音楽画学像ヲ作ルノ術詩学等ヲ美術ト云フ」と説明されており、当初は音楽や詩学も美術の一部とされていた。しかし言葉が登場してから数年後には既に美術は現代と同じ意味を持つものとなった。